虹色のチョーク の商品レビュー
恥ずかしながら,本を読んでこの会社の存在を初めて知りました。 会社の理念や人とのつながりが素晴らしいなと 障がいのある方が働きやすくなる工夫は、他の方にも役立つんだなと実感した みんなが少しずつ,誰かに優しくできれば過ごしやすい世の中になるのになーと どんどん便利な世の中になって...
恥ずかしながら,本を読んでこの会社の存在を初めて知りました。 会社の理念や人とのつながりが素晴らしいなと 障がいのある方が働きやすくなる工夫は、他の方にも役立つんだなと実感した みんなが少しずつ,誰かに優しくできれば過ごしやすい世の中になるのになーと どんどん便利な世の中になっているはずなのに,どんどんギスギスしている気がします
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素敵なお話で、心が温まった。 普段使っているチョークのお話だったので、親近感を持ったのだけど、従業員の7割が障害者である事実は知らなかった。 チョークそのものは書きやすくて、硬さもちょうどいいし、ほんとに粉が出ない。色んなチョークの会社があるんだろうけど、並んでいたら一目瞭然で、...
素敵なお話で、心が温まった。 普段使っているチョークのお話だったので、親近感を持ったのだけど、従業員の7割が障害者である事実は知らなかった。 チョークそのものは書きやすくて、硬さもちょうどいいし、ほんとに粉が出ない。色んなチョークの会社があるんだろうけど、並んでいたら一目瞭然で、つかむ部分は薄くコーティングされているので手が汚れにくいし、黒板に書くと、細さや薄さも他のものとは違っているなぁと感じていた。 こんな会社で作られたということで、ひとつひとつが心意気によるものなんじゃないかと思えました。 障害を持っている人も、健常者も、それぞれが輝ける環境がある。 一人一人が大切にされる、役に立てる環境をつくっていくために、多くの努力をしてきたことが伝わってきた。 利益を得ることばかりではなく、従業員のしあわせの実現のために会社があるという考えがとても素敵だった。 働く人のしあわせな姿に、心がいっぱいになり、涙がでそうだった。 障害者が懸命に仕事をしている姿はとても実直で、仕事に対するひたむきさが純粋に感じられた。 働くことを、辛いこと、やらなければならないことだと思わず、懸命に、丁寧に仕事を仕上げる従業員の姿から、誠実さを学ぶことができる。
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かの有名な日本理化学工業を扱ったルポルタージュ。 若干情動的な感じはあるけれど、知的障害者を一戦力として雇用し続ける企業理念と、それに全力で応え続ける従業員の熱意が伝わってくる。 この会社の在り方が日本の社会の在り方になれば、誰もがあるがままであたりまえに幸せを追求できる社会が実...
かの有名な日本理化学工業を扱ったルポルタージュ。 若干情動的な感じはあるけれど、知的障害者を一戦力として雇用し続ける企業理念と、それに全力で応え続ける従業員の熱意が伝わってくる。 この会社の在り方が日本の社会の在り方になれば、誰もがあるがままであたりまえに幸せを追求できる社会が実現するのではないか。それに対して自分ができることは? いろいろ考えるきっかけにしたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
社員の7割が知的障がい者であるチョーク製造会社。障がい者社員のほとんどが、定年まで勤め上げるだけでなく、ダストレスチョークシェアNo.1を誇るという。人にはそれぞれ輝ける場所がある。働くことで自分も人も皆が幸せになる、誰でも役に立ち、必要とされる、素晴らしい会社だ。誰にでもできるように、会社側が整えていく点も見習いたいものである。実際、社会全体がこのようになるのは、急には無理だろうけれど、こういった会社が増えていって欲しい。仕事に対する熱意等、自分自身考えさせられた。
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「どなたも障害者雇用というと『社会貢献に頭が下がります』とか『素晴らしい事業を行なっていますね』と褒め称えてくださいます。けれど、私たちにとって、それは特別なことではなく当たり前のことなんです。(P22より)」 当たり前って当たり前なんだけど、人によって違う。私もきっと『素晴ら...
「どなたも障害者雇用というと『社会貢献に頭が下がります』とか『素晴らしい事業を行なっていますね』と褒め称えてくださいます。けれど、私たちにとって、それは特別なことではなく当たり前のことなんです。(P22より)」 当たり前って当たり前なんだけど、人によって違う。私もきっと『素晴らしいですね』と言ってしまう人間の一人。健常者も障害者も誰一人同じ人間は居ないのに、どこか区別している自分を恥ずかしく思いました。 自分の築いてきた常識や想いを、自分に問いながらアップデートしていくっていくつになっても大切なことです(*´꒳`*)
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知的障がい者雇用の先駆けと言われる、日本理化学工業株式会社を題材に、ノンフィクション作家が取材して著した本。 良い会社だし、素敵な本だと思うのですが、著者の人柄が良すぎるのか(編集者の依頼で本著を書くことになったという経緯をわざわざ書くあたり誠実な方なのでしょう)、まるで会社の...
知的障がい者雇用の先駆けと言われる、日本理化学工業株式会社を題材に、ノンフィクション作家が取材して著した本。 良い会社だし、素敵な本だと思うのですが、著者の人柄が良すぎるのか(編集者の依頼で本著を書くことになったという経緯をわざわざ書くあたり誠実な方なのでしょう)、まるで会社の広報冊子のようになってしまっている気がしました。 敢えてドラマチックな苦労を描くのは避けたのかもしれませんが、もっと、例えばチョーク販売の海外進出って大変そうだし悩みもあったと思うのですが、そんなエピソードだったり、経営理念にあこがれて入社した若い社員には理想と現実のギャップがあって大変だったのではとか、そんな話が読めたら面白かったのでは。経営判断は外部に開示しづらいし、実名表記であることを踏まえて書きづらい話もあったのでしょうか。 あと、チョーク製造は体力が必要なので若い方が担当されているような記述があったと思うのですが、定年過ぎまで勤めあげられた障がい者の方もいるとのことで、そこにまつわる業務上の試行錯誤なんかもあったのではと。 ただのアリバイ作りにとどまらない、本当のノーマライゼーションが進みつつあるからこそ、これから更に輝く会社なんだと思います。 そして、このような取り組みは他の企業も追随していくべき話で、だからこそどう工夫していくべきなのかをもっと知りたかったなぁと感じました。
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この会社の存在は知っていたが、表面的な知識だった。今回、この本を読んで、改めて本当に素晴らしい会社だなと思った。 本書のサブタイトルは「働く幸せを実現した町工場の軌跡」。内容について直接的な表現をすれば、「障がい者雇用で成功を収めている会社の話」というようなことになるかと思うが...
この会社の存在は知っていたが、表面的な知識だった。今回、この本を読んで、改めて本当に素晴らしい会社だなと思った。 本書のサブタイトルは「働く幸せを実現した町工場の軌跡」。内容について直接的な表現をすれば、「障がい者雇用で成功を収めている会社の話」というようなことになるかと思うが、この本の表紙には「障がい者」という文字はない。 「働く幸せ」を感じているのは、この会社で働く障がいある人たちだけではなく、社長も健常な従業員も、障がい者の家族もであるからだろう。 この本では、著者が直接工場を訪れ、現地リポートをし、直接はたらくスタッフにインタビューし、そのご家族にもインタビューし、健常なスタッフさんにも、もちろん社長にもインタビューしていている。その内容で感じられるのは、すべての関係者が「自分自身の幸せ」を感じていることだ。 こんなことができる会社はスゴイ。 「障がいがあるのは個性だ」とはよく使われる表現だが、この本に登場する障がい者たちは、本当にすばらしい個性を持っている。障がいがあるからこそ、健常者より優れた能力があるという個性を持つメンバーもいる。 本書の最初にカラーのフォトが掲載されているが、その全ての登場人物の表情が本当にいい。まったく個性豊かな顔をしているし、仕事人の顔も見られる。 そしてこの会社を「日本でいちばん大切にしたい会社」に方向づけた大山泰弘会長の優しい顔も掲載されている。 障がい者雇用では、「身体」や「精神」に比べて「知的」がもっとも難しいというのが一般的な感覚だが、そんな感覚と常識を完全に覆すことに成功し、いや成功とかそんなちっぽけなことすら考えないで、すべての関係者の幸福を生み出し、なおかつ利益も生み出すことに成功している、この会社は本当にすごいと思う。 経営で様々な困難もあるようだが、まさに日本でいちばん大切にしたい会社であると正直に思える。
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河北新報夕刊に紹介されていたのをきっかけに、手に取ってみた。 障害雇用の最前線を行く会社の、インタビューをまとめたルポルタージュ。 働くこと=幸せの方程式を詳細に記した文章が印象的で、人と人を大切にする社風がとても素晴らしいと感じた。 雇用主、障害者とその家族、一緒に働く同僚のそ...
河北新報夕刊に紹介されていたのをきっかけに、手に取ってみた。 障害雇用の最前線を行く会社の、インタビューをまとめたルポルタージュ。 働くこと=幸せの方程式を詳細に記した文章が印象的で、人と人を大切にする社風がとても素晴らしいと感じた。 雇用主、障害者とその家族、一緒に働く同僚のそれぞれの気持ちがリアルに描かれ、それぞれの立場になって考えることの大切さを学べる本。
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本書の中で「人に愛されること、人にほめられること、人の役に立つこと、人に必要とされること、の4つで人は幸せを感じる」とあった。働くことはうしろ3つをかなえるということだそうだ。 はたして私は仕事をとおして幸せを実感できているか。 ここに登場する障害のある方は、どうしてこんなに純粋...
本書の中で「人に愛されること、人にほめられること、人の役に立つこと、人に必要とされること、の4つで人は幸せを感じる」とあった。働くことはうしろ3つをかなえるということだそうだ。 はたして私は仕事をとおして幸せを実感できているか。 ここに登場する障害のある方は、どうしてこんなに純粋に働くことに向き合って、働くことの喜びを感じられるんだろう。 自分はまだまだ未熟だなぁと思わされた。 障害者雇用については、難しいことはたくさんあるのだろうが、これから先、もっともっと進んでいくんだろうなと思う。
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https://ameblo.jp/hitori-ookami/entry-12343628917.html?frm_id=v.mypage-checklist--article--blog----hitori-ookami_12343628917 虹色のチョーク 小松成美 幻冬...
https://ameblo.jp/hitori-ookami/entry-12343628917.html?frm_id=v.mypage-checklist--article--blog----hitori-ookami_12343628917 虹色のチョーク 小松成美 幻冬舎 障害者とは平均的な作業能力を いちじるしく損ねている部分があることを 意味する言葉であって 別の部分で天才的に秀でていることさえある 又抜く体的な能力の欠如と抽象的な論理性とかの 知的障害と呼ぶ知能的な欠如の二種類に分けられている 例えば早く走るのは苦手だけれど 歩く持続力は人一倍あるとか 喋るのは苦手だけれど 視覚的な記憶力は高いと言うように様々である この本で気になるのは障害という言葉に 過剰反応しているギコチナサだ 特にいんとる部分で目立つ 編集者の目の付け所は良かったのだけれど 人選を間違えたのが敗因だ タイトルも内容にそぐわない 副題を見て恐る恐る手にとって見たまでは良かったが 読み出すと同時に歯の浮いたような 心のない表現にウンザリといた それでも内容を確かめたくて読み進んだけれど 読み取りにくい文章がある そこには客観性が欠け取って付けたような言葉が並ぶ それらを排除しながら中身を汲み取るのに往生する それでもこの時代にこの企業の姿勢のあり方と 社会に溶け込んで利益を上げている実態に感銘を受けた やり甲斐や生き甲斐すら奪われている競争社会の価値観を乗り越えて 信頼関係に根ざす共生関係を目指しながらも 現実の競争原理に潰されることなく経営力でカバーしている凄さを見る このギャップをどうこなしているかに迫りたい できれば仲間として中に入り込んだ体感によって生の実体験から理解できればと思う 欲を言えばやり甲斐という依存に頼らず 自らに問う自律を目指せる環境を視野に入れる事ができればと思う
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