虹色のチョーク の商品レビュー

小松成美(著者)

2022/12/17

知的障害者を主な戦力として雇っている会社を扱った本。重くなりすぎず読みやすく、さすが小松成実さんの腕が光った書籍でした。

2022/01/24

社員の7割が知的障がい者というチョークメーカーの日本理化学工業のノンフィクション。
いわゆる社会貢献献企業の活動記録かと思ってしまうが、どうしてどうして。
企業として存続ために利益も追求し、業界トップメーカーに上り詰め、更には画期的な新製品で新たな市場開拓にも成功、それでいて働いている障がい者は会社に無くてはならない存在だという。
なんか夢物語のような内容だが全て本当のお話。
経営者、健常者の社員、障がい者の社員とその家族。彼らにそれぞれ丁寧なインタビューをしてまとめられた内容に感動してしまった。正直に言うと泣いてしまったのであった。

2021/08/05

「ダストレスチョーク」の会社の話です。
「キットパス」の話から、障害者雇用の話まで、色々な視点から考えられる本でした。
何より、働くことについて、自分の考えを振り返るきっかけになりました。

2020/12/20

"日本でいちばん大切にしたい会社"と呼ばれる日本理化学工業だが、この本に出会うまで、この素晴らしい会社を知らなかった。日本でいちばん大切にしたい会社なのに。
この会社が目指すのは共同社会ではなく、皆働社会。
その中で、雇用者一人ひとりの理解力に合わせ、最大限の力を発揮させることが出来る大山さんから学ぶものは多い。もう一度再読し、私自身も大山さんの考えを引き継ぎたい。

2020/01/20

誰でも人の役に立ったとき心から「嬉しい」と思う。
それは障害者も健常者も同じですが、日本理化学工業はその思いを実現した企業の代表として取り上げられています。
この本を読むと「働くとはなにか」、「企業はなんのために事業を運営するべきなのか」をあらためて考えさせられました。

2020/01/18

障がいとは何なのか、働くことの素晴らしさ、人にとっての幸福について考えさせられました。

曰く、人の幸せとはものやお金をもらうことではない。
人に愛されること
人に褒められること
人の役に立つこと
人に必要とされること

2018/12/21

障害者雇用率70%という日本理化学工業というチョークを作っている会社のルポタージュです。大山会長をはじめ、様々な方々の思いに触れ、胸が熱くなりました。

2018/12/12

「一万円選書」第四作目。

『日本でいちばん大切にしたい会社』＃１の中で、一番最初に紹介されていた日本理化学工業のノンフィクション。

この会社のことは、上記の本で知っていたので、感動も今ひとつだった感あり。

しかしながら、あらためて再確認できたこともあった。

人の幸せは、①人に愛されること、②人に褒められること、③人の役に立つこと、④人から必要とされること、の４つであるということ。

そして、働くことで、②③④が得られるということ。

「働くこと」の大事さを痛感した。

2018/07/27

クラウンとダストレスだと、個人的な好みとして、ダストレスのほうが好みなんですよね。
でも高いので学校によっては買ってもらえないことも。

そんなダストレスチョークを扱う会社のお話。

障害、それも知的障害を抱える社員の割合が7割を超えるこの会社。
社長のインタビューだけでなく、社員の家族のインタビューもあるのがいいですね。

しかし何となく書き方が、「偉いなぁ、凄いなぁ、さぁ感動するでしょ？？」って感じで相容れない。

もっと淡々と書いた方が絶対つたわる。

2018/07/26

「日本でいちばん大切にしたい会社」の一つとして紹介された会社を描いたノンフィクションです。働くということ、働くことで得られる幸せ、他人と一緒に働くということなど改めて感じ考えさせられた本です。将来のことを考え悩んでいる子たちにも読んでほしい一冊です。