図書館の魔女 烏の伝言(上) の商品レビュー
語彙が豊富。 内容と関係はしないのだけれど、たつきの道となるような特殊技能を修得するにはとかく時間がかかり、その時間を確保できること(幼少期に生計の維持に拘わされないこと)、質の高い師に師事できることが必要要件であって、富裕な者にこそ与えられる機会は多いのだなということをふと考...
語彙が豊富。 内容と関係はしないのだけれど、たつきの道となるような特殊技能を修得するにはとかく時間がかかり、その時間を確保できること(幼少期に生計の維持に拘わされないこと)、質の高い師に師事できることが必要要件であって、富裕な者にこそ与えられる機会は多いのだなということをふと考えた。
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姫と近衛たちと剛力たち。政変のため幾多の山を越え港町を目指す逃避行。山を知りぬく剛力たちの見たものは‥‥ ドキドキの不安感、この先どうなるの?? 一般の人達は脇に置いてあるんだろうけれど、騒ぎが聞こえる人達はこわいだろうなぁ寝てられないんじゃない?と思ったりした。 画数の多い...
姫と近衛たちと剛力たち。政変のため幾多の山を越え港町を目指す逃避行。山を知りぬく剛力たちの見たものは‥‥ ドキドキの不安感、この先どうなるの?? 一般の人達は脇に置いてあるんだろうけれど、騒ぎが聞こえる人達はこわいだろうなぁ寝てられないんじゃない?と思ったりした。 画数の多い漢字が辛い、ずーっとルビが欲しい。辞書を引けばいいのに、読み仮名を探してページを戻ること多数‥‥やれやれ
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図書館の魔女、と銘打たれていてもこの上巻にマツリカやキリヒトは登場しない。 代わりに物語のメインにになるのは政変に巻き込まれ逃亡中のニザマの姫とそれを守る近衛兵、そして彼らに雇われた山の剛力達。 「言葉」のやりとりと知略を巡らしての政治的駆け引きが前半のメインだった前作と違い、今...
図書館の魔女、と銘打たれていてもこの上巻にマツリカやキリヒトは登場しない。 代わりに物語のメインにになるのは政変に巻き込まれ逃亡中のニザマの姫とそれを守る近衛兵、そして彼らに雇われた山の剛力達。 「言葉」のやりとりと知略を巡らしての政治的駆け引きが前半のメインだった前作と違い、今回は山中の逃避行から始まりどんどん話が展開していくので導入部としては取っ付き易い。 読み始めはいきなり新しい登場人物ばかりで戸惑っていたはずが、次第に剛力達や近衛、さらにはその中心である姫君の個性が見え始め一気に世界が色を帯びる。 気づけば見えない敵に緊張しながら彼らと同じ様に山を駆け、地下に潜っている気分になる。
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あらすじ(背表紙より) 道案内の剛力たちに導かれ、山の尾根を行く逃避行の果てに、目指す港町に辿り着いたニザマ高級官僚の姫君と近衛兵の一行。しかし、休息の地と頼ったそこは、陰謀渦巻き、売国奴の跋扈する裏切り者の街と化していた。姫は廓に囚われ、兵士たちの多くは命を落とす…。喝采を浴び...
あらすじ(背表紙より) 道案内の剛力たちに導かれ、山の尾根を行く逃避行の果てに、目指す港町に辿り着いたニザマ高級官僚の姫君と近衛兵の一行。しかし、休息の地と頼ったそこは、陰謀渦巻き、売国奴の跋扈する裏切り者の街と化していた。姫は廓に囚われ、兵士たちの多くは命を落とす…。喝采を浴びた前作に比肩する稀なる続篇。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
待望の第2弾の文庫化。前作同様、情景描写を追うのが難しく感じつつ、主人公というか誰がメインだったんだろうの巻。でもこの物語のメインテーマは以下の文章かと。 "誰もが節を屈し朋輩を売って恥じないでいる。しかし世に侮られ、巷に蔑まれる山賤ばかりが、市井の徒には紙くず同然に売り買いされる節操を保っている。" 右腕がない"カロイ"、そして"黒"の秘密など気になる伏線を提示した上巻は、水流に身を任せて吐き出されるための準備巻。流される覚悟は出来ている(笑)、いざ出口の下巻へ!
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山賤たちの視点で描かれており、思考が一般人レベル?であるためか、前作よりもすいすい読めました。 (いかんせん、高い塔の人たちの会話は高度すぎてたまに付いていけない…)
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マツリカが全く持って登場しないので欲求不満になるか?と思う暇なくグイグイ読ませてくれるので、上巻400ページ超えの厚みも気にならない。捕らわれた姫がバカ姫だったら命がけで救出する方が哀れだが、中々賢いのでこちらも読んでいて応援しがいがある。
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1年前に読んだ「図書館の魔女(全4巻)」の続きのお話。続編が出るとは思ってなかったので、嬉しい驚きをもって購入。 読み始め、確かにあの後の話とは分かるのだが、マツリカもキリヒトも登場せず、物語の筋も見え難く、登場人物の名前にも慣れずで、少し手こずる。また、なかなか事態が動かず、些...
1年前に読んだ「図書館の魔女(全4巻)」の続きのお話。続編が出るとは思ってなかったので、嬉しい驚きをもって購入。 読み始め、確かにあの後の話とは分かるのだが、マツリカもキリヒトも登場せず、物語の筋も見え難く、登場人物の名前にも慣れずで、少し手こずる。また、なかなか事態が動かず、些か焦れる。 読み進め、薄皮を剥がすように少しずつ見えて来る、姫君をいただくニザマの残党と、それに雇われた剛力たちの、何者からかの逃避行。 漸く辿り着いた港町は、陰謀渦巻く中、姫は囚われ、殺し屋が跋扈する。 まだまだ誰が敵か味方かも分からないまま進む物語だが、エゴンなる言葉が不自由な鳥飼は、このシリーズが一貫して語ってきた『声はなくとも言葉はある』という“言葉”への拘りを思い起こさせ、これから彼がどんな役割を果たすのか興味を繋ぐ。 また、カロイなる隻腕の兵士は多分前作の彼だと思われ、さすれば前巻で幾分冗長と感じた帰りの海路での件りも意味をなしてくるのか、これもまた一筋縄では済みそうもない。 沸々と湧き上がる期待とともに、下巻へ。
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何を言ってもネタばれになりそうな… 兎に角面白い。緻密なストーリー展開に魅力的な登場人物。月並みなことしか書けない…悔しい。 あ、あと前作より読みやすくなっている。文章が伝わりやすいというか。 前作を読んでいたら、半分くらいでにやついてしまうだろう。まさか、こんなに早くあの人に逢...
何を言ってもネタばれになりそうな… 兎に角面白い。緻密なストーリー展開に魅力的な登場人物。月並みなことしか書けない…悔しい。 あ、あと前作より読みやすくなっている。文章が伝わりやすいというか。 前作を読んでいたら、半分くらいでにやついてしまうだろう。まさか、こんなに早くあの人に逢えるとは! 登場人物紹介をよく見ていなくてよかった。喜びもヒトシオ。
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喝采を浴びた前作に比肩する、稀なる続篇! 道案内の剛力たちに導かれ、山中を行く逃避行の果てに、目指す港町に辿り着いたニザマ高級官僚の姫君と近衛兵の一行。しかし、休息の地と頼ったそこは、売国奴の跋扈する裏切り者の街と化していた。傑作再臨!
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