きみは赤ちゃん の商品レビュー

川上未映子(著者)

2024/10/23

10ヶ月の息子が寝ている時に少しずつ、寝顔を見ながら大事に読んだ本。
私が書いた？と思うほど共感する部分が多く(ドッグイヤーが過去一の量)、でもその逆に私は違ったと思うところもあって、あらためて妊娠出産育児は人それぞれなんだなあと。

全体的に泣かないようにふんばって読んだけど(すぐ目の前に現役赤ちゃんの寝顔があるのはズルい)、特に卒乳に関する話と1歳の誕生日の話が今の私の気持ちと重なるところがあって思わず涙…
後から振り返って幸せだったと思えるように私も息子とあと数ヶ月の赤ちゃん期間を大事に過ごしたい。

2024/10/22

妊娠5ヶ月の妻からお勧めされて。子を授かることって本当に奇跡だと思うし、色んな初めてで大変なんだろうけど、早く生まれてほしいな。妻が不安定なときは、本で読んだことが参考になればいいと思う

2024/10/25

P.181の「きみに会えて本当にうれしい」というのを繰り返す部分で泣いた。
我が子が生まれた当日の夜中、初めての母子同室。なんとか泣き止まそうと必死に抱っこし続けた時のことを思い出した。あの時はゆっくり感動を噛み締めることができなかったけど、振り返ってみると一生忘れたくない大切な思い出。
先のことはわからない、取り返しのつかないことをしてしまったのかもしれない、というのも妊娠中からずっと感じていたことで、漠然とした不安を抱えているのは私だけじゃないんだなと思えた。

ラストはボロボロ泣きながら我が子が隣にいる状況で読み終えた。愛情が溢れてきて、たくさん抱きしめてしまった。
分娩直後はふわふわした気持ちで、そのままわからないことだらけの育児が始まって毎日必死で。この本を読んで、ようやく幸せを実感できたような気がする。かけがえのない日々を大切に過ごしていきたいと強く感じた。
このタイミングで出会えて良かった本。

2024/10/09

おもしろい。エアロビの話は秀逸。
作者は気が強そうだけどそんな人でも妊娠出産ってこんなメンタルになるんですね。

2024/09/25

双子を妊娠出産し子育て真っ最中。YouTubeで紹介されていて気になり読みました。
言いたくてなんと言ったら良いかわからなくてもやもやしてた気持ち、かけがえのない大切な子供を思う気持ち、言葉に表現できていなかったことがこの一冊に詰まってる。流石だなあ作家さんてすごいなあ。
また反抗期が来たらこれを読んで思い出そう…

2024/09/07

読了。
きみは赤ちゃん
⁡
妊娠中に読んだ川上未映子さんのエッセイ。共感しながら読み進めて最後の章で涙。授かること、産まれてきてくれること、無事育ってくれること、妊娠出産はたくさんの奇跡の積み重なりですよね。我が子がより愛おしく感じます。

2024/09/01

妊娠後期に読了。
妊娠中よりも出産後、育児のほうが大変言われその時期がフォーカスされがちですが
妊娠中の自分はまさに真っ最中で、新しく感じることや考えることが多いため
この本を読んで、これからこうなるのか〜、とか私もそれに憤慨してる！！と楽しく読めました。

産まれてから子の可愛さに、なんの意味のない言葉をかけ続けるってところが
想像できすぎて笑いました。
電車移動が怖く身の回りの範囲だけが安全、
私も日々感じることです。
妊娠して本を手に取りましたが、いろんな人に読んでほしい。
辛いことを訴える人のことを妊婦様って言わないでほしい。
ただ知ってほしい。

妊娠中のことを思い出したいときに、また読み返そうと思います。

2024/08/31

妊娠中に読み始め、妊娠初期中期、後期、そして出産と、私自身の身体の変化に合わせながら読み進めていきました。

一番笑ったのは卒乳のくだり...
作家の語彙力と表現力すんばらしいです。声が出るほど面白くて、同時に切ない。

産まれたばかりの子を抱き、その瞳の中を覗き込むシーン...
産後のベッドの上で読んで爆泣きしていたところ、助産師さんに見られて恥ずかしかったです笑

飄々と軽やかで、脆くて力強い、母親の気持ちが描かれていて、不安な産前産後の身には大変心強かった。

...出産の痛みについて書かれた章だけでも！父親になる人も全員読んでほしい笑

あと仕事復帰めちゃくちゃ早いな⁈

2024/08/30

読み終わった後に涙が出てきました。

最近、「かわいい」から「だいすき」に変わったところ。

妊娠中のマイナートラブルも出産の壮絶さについても、忘れたことも忘れてないこともあるけど、どんどん感情をアップデート出来るといいな。

2024/07/25

妊娠24週で読了
妊娠中の食生活の乱暴さ（ごめんなさい）に驚き、
出産の壮絶さ、帝王切開後の苦しさに慄き、
産後の夫婦関係や子（命）を育てるということに恐怖したけれど、
終始オニちゃん（おにぎりみたいなお子さん）への愛を感じ続ける一冊だった。