西の魔女が死んだ の商品レビュー
こんな風に迎えてくれる場所、逃げ出す場所があって本当に良かった。 大人になると、学校生活で適応しないことなんて大した問題じゃないとわかるけど、子どもの頃はそれが世界の全てで、命を絶ってしまう位、絶望することもあると思う。 子を育ててる人間として、娘がこうやって現実から離れる術を見...
こんな風に迎えてくれる場所、逃げ出す場所があって本当に良かった。 大人になると、学校生活で適応しないことなんて大した問題じゃないとわかるけど、子どもの頃はそれが世界の全てで、命を絶ってしまう位、絶望することもあると思う。 子を育ててる人間として、娘がこうやって現実から離れる術を見つけてあげたい。
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アイノウ すべてを受け入れる家族、特に「西の魔女」。そこで心を育てていく話。時代を超えて愛読される理由がわかる名著。
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「アイ・ノウ」 おばあちゃんの優しい口癖。 孫娘を見つめる温かな眼差し。 おばあちゃんと過ごした日常からのエスケープの時間は、大人になって振り返っても、胸がキュっと締め付けられるくらい穏やかで貴い記憶。 おばあちゃんと交わした約束が果たされた時、嬉しさと悲しさを同時に知った"まい"。 けれど大丈夫。 "まい"はあのおばあちゃんの孫なのだから。 おばあちゃんがいつも祈ってくれているのだから。 「どんなことが起こっても、こんなことは私の致命傷にはならない、って自分に言い聞かせるんです。そうすればそのときはそう思えなくても、心と体のどこかにむくむくと芽を出す、新しい生命力の種が生まれます」 おばあちゃんが教えてくれたおまじないは、それからもずっと"まい"の力強い味方となる。 そして読み手の私も。 梨木香歩さんと言えば、やはりこの作品。 初めて読んだのは随分前だったけれど、今回改めて読みこの作品の良さを再認識できた。 何度読んでも、あの約束のシーンには泣ける。 そして新たに付け加えられたエピソード3話はどれも素敵。 新年の初読みにぴったりの作品集だった。 この作品集を紹介してくれた心優しき"友"に感謝したい。
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傷ついても、誤解されても、悲しくなっても、大丈夫。それは仕方のないことだから。そうなってしまうことは諦める。ただ、諦めないのは、自分で決めることと、自分で決めたことをやり遂げること。それだけは諦めない - そんな物語り。
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何年も前に文庫で読んで、手放して、 最近になって短篇も入ったこの本を読んで・・・ 今だから、この本だから、受け取れるものもあるかもしれません。 また何年かして、ふとこの本を思い出したら、ゆっくり読んでみてね。
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愛蔵版 2008年6月映画公開時、映画を観た後に原作をぜひ読みたいと思って、映画館の売店で買った文庫本版以来の再読 10年も過ぎている~...( = =) トオイメ 西の魔女のようなおばあちゃんがいてほしかったな・・・と10年前にも思ったと思う。 【覚書】 自分“を”生き抜く力 魂の本質 「魂は身体をもつことによってしか物事を体験できないし、体験によってしか、魂は成長できないんですよ。ですから、この世に生を受けるっていうのは魂にとっては願ってもないビッグチャンスというわけです。成長の機会が与えられたわけですから」 魂は成長したがっている。それが魂の本質 身体をもつことによって楽しいことも体験できる 魂の本質・・・んーそうなんかなぁと思う、今だからよりそう思えるというか、実体験として納得できるというか・・・ 魂の本質と“身体をもつことによって楽しいことも体験できる”っていうことと修行だと思ったら、嫌なことに対する考え方も違って考えられるかな・・・修行修行 チ───(´-ω-`)───ン 『ブラッキーの話』 ママの実家で飼っていた、ブラック・ラブラドールと日本犬の雑種で、ママやまいの幼児期を寄り添い見守っていた賢いブラッキーのお話し 『冬の午後』 まい12歳の冬休みにおばあちゃん家を訪ねた時のお話し まいの生き難い性質を理解し、それに対処するおまじないを教えてくれるおばあちゃんの絶対的な愛情 「おばあちゃん、大好き」、「アイ・ノウ」というやり取りに本当に愛情というものを感じる(羨・・・切涙) 『かまどに小枝を』 『西の魔女が死んだ』の後日談(おじいちゃんが作ってくれた内かまどに初秋はじめて火入れをした日) おばあちゃんのモノローグ ママとの想い出話やおばあちゃんの「生活ノート」の話、マイ・サンクチュアリに季節毎に何かしら心弾むものができるようにと庭仕事をするおばあちゃんの話し
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ある理由から学校に行けなくなってしまった、中学一年生のまいが、 イギリス人のおばあちゃんの家で暮らした、かけがえのない日々と約束の物語───。 ずっと読みたかった本でした。 憧れのターシャを彷彿とさせる 素敵なおばあちゃん。 おばあちゃんが作ってくれたエプロンを付け「魔女修行」...
ある理由から学校に行けなくなってしまった、中学一年生のまいが、 イギリス人のおばあちゃんの家で暮らした、かけがえのない日々と約束の物語───。 ずっと読みたかった本でした。 憧れのターシャを彷彿とさせる 素敵なおばあちゃん。 おばあちゃんが作ってくれたエプロンを付け「魔女修行」に励むまい。 朝早く起き、庭に出て草木を眺め、その変化を楽しむ。それは新しい一日の始まり。 庭のハーブを摘んで入れたお茶。 ハムや炒り卵、レタスやキンレンカをはさんだサンドイッチ。 たらいで足踏みをして洗った、ラベンダーの移り香のあるシーツ。 庭で摘んだ野いちごを煮て作ったジャム。 「毎日を大切に丁寧に暮す」憧れです。 人生に一日とて同じ日はない。 わかっているつもりでも、なんと無駄な時間をすごしていることか… 「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。」 「サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かないのだから。」 まいが子供だからといってあなどることなく、 慎重にことばを選び、語りかけてくれるおばあちゃんの一言、一言がとても胸に響く。 「こんなことで、自分がだめになることはない、決して。」 すぐへこたれてしまう自分の心の”おまじない”にしたい。 #ブラッキーの話 ママが忘れることのできなかった後悔と、 心配でずっと寄り添ってくれていた”影” … これはもう…泣けた。 他にも、まいが去り、またひとりになったおばあちゃんの暮らしが書かれた#かまどに小枝を 小学生のまいのお話#冬の午後 そして、執筆から25年を経て、再びこの物語を送リ出す梨木さんの想いが書かれたあとがき。 シンプルで上品な装丁。 すべてが好きです。 大切な一冊になりました。 何が幸せかということは、その人によってちがう。 私は私。 そう胸を張れる生き方ができたらいいなぁ…。
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タイトルだけ聞いたことがあって、図書館の新刊コーナーにおいてあったこの本に出会った。 シンプルな装丁とタイトルにひっかかりで読む気持ちになった。 小中学生くらいのころ、誰もが抱える悩みを、 自分だけじゃなくみんな感じているんだよ、と 教えてくれるような内容に感じた。 大人になっ...
タイトルだけ聞いたことがあって、図書館の新刊コーナーにおいてあったこの本に出会った。 シンプルな装丁とタイトルにひっかかりで読む気持ちになった。 小中学生くらいのころ、誰もが抱える悩みを、 自分だけじゃなくみんな感じているんだよ、と 教えてくれるような内容に感じた。 大人になっても人生はなおつらく、 そんな自分に、私は絶対に大丈夫といいたい。 そんな気持ちにさせてもらえた。
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遠方のおばあちゃんとすごした日々のはなし。 西の魔女は、なんど読んでも落ち着く。 サイドストーリーがあったのか、よめてうれしい。 C0093
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全体的に童話の世界観に引き込まれた物語であった。表題作は、まいの思春期特有の友人付き合いに苦悩していたり、その悩みを祖母に相談したら、祖母は長年の知恵などから、まいへアドバイスをし、まいが前向きになったのが良かった。その他の作品も、淡々も静かに語られる文章と、自然の風景、童話の世...
全体的に童話の世界観に引き込まれた物語であった。表題作は、まいの思春期特有の友人付き合いに苦悩していたり、その悩みを祖母に相談したら、祖母は長年の知恵などから、まいへアドバイスをし、まいが前向きになったのが良かった。その他の作品も、淡々も静かに語られる文章と、自然の風景、童話の世界の雰囲気を出しながらも祖母と孫との愛情で結ばれた、絆の深さ、思いやりを感じるもので良かった。魔女の存在、心が弱りそうになった時に、そっと手を差し伸べ、その人へ対し、強い自分になれるよう支援して上げ、強い心を持つと感じる。
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