西の魔女が死んだ の商品レビュー
久しぶりに再読!まず装幀がシンプルでステキ!内容もやっぱり素敵。おばあちゃんの言葉に胸が熱くなる。たくさん出てくる草花を検索したい気持ちになったけど、読書してるときの自分の信念としては、その言葉から想像すること!どんな花かなあ〜、どんな景色かな〜と。それを想像すると本当に素敵な庭...
久しぶりに再読!まず装幀がシンプルでステキ!内容もやっぱり素敵。おばあちゃんの言葉に胸が熱くなる。たくさん出てくる草花を検索したい気持ちになったけど、読書してるときの自分の信念としては、その言葉から想像すること!どんな花かなあ〜、どんな景色かな〜と。それを想像すると本当に素敵な庭で、家なんだろう、と思える作品でした。今回は、おばあちゃん視点の短編なんかもあって、さらに良き!!借りた本だったけど購入を決意!
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著者、梨木香歩さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 梨木 香歩(なしき かほ、1959年 (昭和34年-)は、日本の児童文学作家、絵本作家、小説家。 『西の魔女が死んだ』(1994年)、『裏庭』(1996年)などが高い...
著者、梨木香歩さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 梨木 香歩(なしき かほ、1959年 (昭和34年-)は、日本の児童文学作家、絵本作家、小説家。 『西の魔女が死んだ』(1994年)、『裏庭』(1996年)などが高い評価を受ける。叙情性豊かな作風で幅広い読者を獲得。『家守綺譚』(2004年)が本屋大賞第3位に入賞。ほかに『村田エフェンディ滞土録』(2004年)、『ピスタチオ』(2010年)、『海うそ』(2014年)など。 ---引用終了 本作は、ブク友数名がレビューを書かれていたので、興味をもった作品です。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 自分を生き抜く力を伝える、ロングベストセラー小説の愛蔵決定版。中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、夏のひと月をママのママ、西の魔女と呼ぶおばあちゃんと共に暮す。感受性が強く生きにくいと言われたまいは、その性質を抱えて生きるために魔女修行に取り組む――初刊から23年を経て、書下ろし短篇おばあちゃんのモノローグ「かまどに小枝を」等表題作に繫がる三作も収録。 ---引用終了 ●2023年6月13日、追記。 今、『オズの魔法使い』を読んでいるが、この作品に東西南北の魔女が登場している。 そこで、『オズの魔法使い』と本作との関連を調べてみた。 すると、次のような記述を発見。 ---引用開始 原作は1994年に書かれた180ページほどの短編小説。小学館文学賞などの賞に輝いている。“西の魔女”と聞いた時に『オズの魔法使い』で登場する悪い魔女・エルファバを思い出した人もいると思うが、まさに著者の梨木香歩さんも「オズ~」を読んでいてイメージが膨らみ、このストーリーを書いたそう。この映画のおばあちゃんが“悪い魔女”なのかは観てのお楽しみ。ロケ現場にも見学に訪れたという梨木さんは、おばあちゃんの家とその庭先のセットを見て「いいですね」と語っていた。小説の世界を壊したくないと必死だったスタッフ達も、その言葉に安堵したとか。ちなみに原作小説の文庫本(新潮文庫刊)には『西の魔女~』の後日談を描いた小説『渡りの一日』も収録されている。 ---引用終了
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学校に行きたくないまいがおばあちゃんと暮らす物語が主体であと短編が3つ.おばあちゃんの家の環境は鄙びたものだが、二人の会話は非常に示唆に富んだもので、そのギャップが楽しめた.まいはおばあちゃんから魔女になる訓練を受けていたが、なかなか難しく達成感を得ていなかった.でも辛抱強くおば...
学校に行きたくないまいがおばあちゃんと暮らす物語が主体であと短編が3つ.おばあちゃんの家の環境は鄙びたものだが、二人の会話は非常に示唆に富んだもので、そのギャップが楽しめた.まいはおばあちゃんから魔女になる訓練を受けていたが、なかなか難しく達成感を得ていなかった.でも辛抱強くおばあちゃんの指示に従って暮らしていた.まいの疑問の一つは、人間は死んだらどうなるのか というものだったが、最後に答えを与えてくれたおばあちゃん.まいの満足度が素晴らしかった.おじいちゃんが好きだった銀龍草が出てくる場面が印象的だった.
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繊細で傷つきやすい人にも、そんな彼らを見守る人にも、かつて繊細だったころを懐かしみたい人にも、ふさわしい。 巷に溢れる自己啓発の書のように、はっきりとした答えが得られないかもしれないが、哀しみや傷や不安を抱えた人々にそっと寄り添ってくれる。 時を超え、それを必要とする人が必ずいる...
繊細で傷つきやすい人にも、そんな彼らを見守る人にも、かつて繊細だったころを懐かしみたい人にも、ふさわしい。 巷に溢れる自己啓発の書のように、はっきりとした答えが得られないかもしれないが、哀しみや傷や不安を抱えた人々にそっと寄り添ってくれる。 時を超え、それを必要とする人が必ずいる。こういう物語を名作と呼ぶのだろう。
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学校に行けなくなったまいが、ひととき一緒に暮らすことになったおばあちゃん。 おばあちゃんの言葉が、どれも強く暖かく、まいへの愛情を感じる。 子供と侮らず、まい個人と向き合っていることが伝わる。 まいがおばあちゃんへ、しこりのような物を残しながら別れるところ、 最後の西の魔女から...
学校に行けなくなったまいが、ひととき一緒に暮らすことになったおばあちゃん。 おばあちゃんの言葉が、どれも強く暖かく、まいへの愛情を感じる。 子供と侮らず、まい個人と向き合っていることが伝わる。 まいがおばあちゃんへ、しこりのような物を残しながら別れるところ、 最後の西の魔女からのメッセージ、 まいが受けとりたいと思った言葉が届くところ、 胸を打たれてページを捲れないところが何度もあった。 この本は児童書コーナーにあったけど、私がまいと同じ年頃に読んだとしたら、おばあちゃんの愛情やオールドファッションな生活の素晴らしさを感じずに本を閉じていたと思う。 まいのママ世代になってこの本を読めて良かった。 読む前は地味な装丁だなと思ったが、読み出した瞬間から、世界観にぴったり合った素敵な装丁としか思えなくなった不思議。
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おばあちゃんの優しい口調や思考が素敵でした。 おばあちゃんって特別な存在。 親に怒られた時の逃げ道で、どんな時も優しくて庇ってくれて味方になってくれて、。っていう存在だったなぁ。 ほっこりした。
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一番好きな本は?と聞かれたら、間違いなくこの本を選ぶだろう。 何度読んでも最後には胸をぎゅっと掴まれ、温かい気持ちにさせてくれる。 ページをめくる度に想像ができる美しい景色、おばあちゃんの優しさが感じられるこの物語が私は大好きだ。 毎年夏になると読みたくなる、私の読書の原点とも言...
一番好きな本は?と聞かれたら、間違いなくこの本を選ぶだろう。 何度読んでも最後には胸をぎゅっと掴まれ、温かい気持ちにさせてくれる。 ページをめくる度に想像ができる美しい景色、おばあちゃんの優しさが感じられるこの物語が私は大好きだ。 毎年夏になると読みたくなる、私の読書の原点とも言えるこの本。来年の夏もきっとお世話になります。
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「まい」が、祖母の家で心を満たされて行く様子に、読者の私まで癒されているような気持ちになった。 また、詩のような文章てとても読みやすかった。
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タイトルは聞いたことがあったけど、読んだ事はなかったので、図書館で見かけて手に取りました。 引越しで祖母との別れ際は喧嘩別れのような苦いものだったかもしれないと、まいの気持ちを考えると涙が出ました。けれど、本編の終わり方で救われたような気がします。 短編で祖母視点のお話から、まい...
タイトルは聞いたことがあったけど、読んだ事はなかったので、図書館で見かけて手に取りました。 引越しで祖母との別れ際は喧嘩別れのような苦いものだったかもしれないと、まいの気持ちを考えると涙が出ました。けれど、本編の終わり方で救われたような気がします。 短編で祖母視点のお話から、まいも祖父も母も祖母からの深い愛に包まれていたんだなと改めて感じました。
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死んだらどうなる?幼少期、誰もが一度は考えるこの疑問に対する魔女の答えがやさしい。祖母と過ごす非日常的な生活への感心や、見知らぬものに抱くモヤモヤとした感情など、不安定で初々しい童心を思い出させる。小学生におすすめ。
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