いつか別れる。でもそれは今日ではない の商品レビュー
言葉の選び方が、なるほど、文学に嵌まり込んだ人らしい彩豊かなものでした。 語彙力で圧倒してくるような本で、中身としては何が言いたいか少しわかりにくかったところもあって。 でも不思議と退屈せず読めました。 恋愛論、人生論など自分の思ったことを取り止めもなく書き綴っているように思いま...
言葉の選び方が、なるほど、文学に嵌まり込んだ人らしい彩豊かなものでした。 語彙力で圧倒してくるような本で、中身としては何が言いたいか少しわかりにくかったところもあって。 でも不思議と退屈せず読めました。 恋愛論、人生論など自分の思ったことを取り止めもなく書き綴っているように思います。 今の私がもうちょっと恋愛に、人生に酔っていたら心に刺さったかもしれない。 言葉の弄びが目立つ部分もあって、自分の感性には響かなかったです。 でも、なんとなくこの本を読むことでふっと楽になる感覚はわかるかもしれない。 特に深い考えがなくても生きていける人もいる。 でもその一方で、一つ一つの出来事に立ち止まって考え込んでしまうような思慮深さのある人たちは、どこかで自分の考えていることに当てはまる言葉を探し求めることも多いと思う。 この本の作者は、一つ一つの出来事の意味を見出したり、自分の生き方が自分の哲学に沿っているか考えたり、日常の出来事をぴったり当てはまる言葉に置き換えていったりするような、自分の内側に常にフォーカスしている人なんじゃないかな。
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共感できるところもあるし、ここは考え方が筆者と違うなと感じるところがあった。 考え方が違うなと思っても、こういう風に考える人もいるんだなと勉強になった。 ぶくろぐの感想で見た「思いつきを書きつけてる」がまさにこの本にぴったり!という印象です。笑 人に勧める本!というものではな...
共感できるところもあるし、ここは考え方が筆者と違うなと感じるところがあった。 考え方が違うなと思っても、こういう風に考える人もいるんだなと勉強になった。 ぶくろぐの感想で見た「思いつきを書きつけてる」がまさにこの本にぴったり!という印象です。笑 人に勧める本!というものではなかったが、 好きな言葉はいくつか見つけられたのでよかった。
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[図書館] 読了:2020/9/25 思いつきを書きつけてる感じなんだろうなぁ。あるページでは「恋人の存在を見せびらかしたくなるのは「愛し合っていないのではないか」という不安の裏返し」と書きつつ、別のページでは自分の恋人に百円のキーホルダーの丸環を指輪として送り、お互いずっとつ...
[図書館] 読了:2020/9/25 思いつきを書きつけてる感じなんだろうなぁ。あるページでは「恋人の存在を見せびらかしたくなるのは「愛し合っていないのではないか」という不安の裏返し」と書きつつ、別のページでは自分の恋人に百円のキーホルダーの丸環を指輪として送り、お互いずっとつけ続けた、という話を美談ぽく語ったりする。 たまに、偶然のようにいい言葉が出てくるので、それを吸い上げるために読む感じの本だ。 — すべてを知ろうとして前のめりにならないこと まだ知らない相手の側面を見つけて、喜ぶこと 喧嘩をしたらチョコかハーゲンダッツをあげること 喧嘩をした日はそれをあげると決めてると話すこと 好きな理由も嫌いになる理由もないままであること 理由のなさや、関係の名前のなさに、耐え続けること 愛し続ける必要などないと思うこと ふとした愛おしさだけを信じること 両思いなんて存在しないと知ること 片思いが二つあるだけだと知ること どちらかが違う人にたまには目移りしてもいい それでも帰りたいと思わせる自分であること いつか死んでしまうことに、何度も絶望すること 死んだ後にも残るものをひたすら与え続けること 付き合うのは快楽を最大化するため 結婚するのは不幸を最小化するため 価値観が同じ人か違う人か、という古典的な二択がある。やらないことや言わないことは完全に一致しているのに、やることも言うことも決して自分とは似ても似つかない人。 長く付き合うには、得体の知れない者同士でいることと、それでも尚、気遣いをやめない者同士でいること。 好きな人と眠る以上に幸福なことなんてこの世に存在しないということ。 他人に見せびらかしたいと思うものは、大抵自分が持っていないものである。彼らが見せびらかしを繰り返すのは、「私たちは愛し合っていないのかもしれない」という内在的不安の裏返しだ 片思いの夜は、全く報われない。だったら一発ヤッてこいと思う。まずはセックスしろ。それから考えろ。もっともっと問題をややこしくしろ。どこにでもある物語を、どこにもない物語に変えてしまえばいい。 高校最後の授業のとき、現代国語の先生が「私の授業も私のこともすべて忘れてくれて結構なのですが」と前置きして「君たちがしにたくなったら、とりあえず寝なさい。眠れなければ散歩して、夜明けを見に行きなさい」と加え、彼の授業は終わった。先生自身この言葉に何度も救われたことがあるのだろうと思った。人は自分が救われた言葉でしか、人を救えない。
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・ちゃんと自分の考えを持っていて、それを詩のように、小説のように、言葉にしているのがすごい (単に若者言葉でなく、とても具体的に、時に抽象的に。心の深い部分の表現が独特。) ・何度も読みたくなる ・男性目線で描かれてることを意識するとまた面白い発見がある気がする ・何事にも期待し...
・ちゃんと自分の考えを持っていて、それを詩のように、小説のように、言葉にしているのがすごい (単に若者言葉でなく、とても具体的に、時に抽象的に。心の深い部分の表現が独特。) ・何度も読みたくなる ・男性目線で描かれてることを意識するとまた面白い発見がある気がする ・何事にも期待しない大切さ。でも退屈は毒
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こーゆう系統の本ってあんまり読もうってならんけどFさんが書いてるってことで読んでみた。やはり言葉の言い回しとか文章が好き!とくに遠距離恋愛についての節はなるほどなぁって共感できた(笑)
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タイトルと001の憧れと好きの違いについてがとてもはまって衝動買いしたものの、熱が途中で冷めて最後まで読まずに置いてあった本。在宅勤務が始まってなんとなく今な気がして在宅勤務終わる前に読み終わってよかった。 001の先生はどんな気持ちだったのだろう。あえてその言葉を口にしたのはあ...
タイトルと001の憧れと好きの違いについてがとてもはまって衝動買いしたものの、熱が途中で冷めて最後まで読まずに置いてあった本。在宅勤務が始まってなんとなく今な気がして在宅勤務終わる前に読み終わってよかった。 001の先生はどんな気持ちだったのだろう。あえてその言葉を口にしたのはある意味特別だったのか。同じ人ではないから、すごく好きなのも、全く共感できないのもあって、それがよかった。
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濃ゆい本やった。2日とかじゃなく1週間ぐらいかけて読んだ本みたい。それぐらい作者の感情が深く広がってた。たぶん読みきったけどこれは周りきれてへんわ。
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今の自分の価値観、考え方が下らないなと思えたそんな一冊だった。 もっと自分に正直にいきたい、心の淵に抱いている本当の自分を大切にして生活したい。 相手に期待しすぎず、自分のやりたいことをやる。 最後の章にある最高の別れ方のところが一番刺さった。自分の考えが幼稚だったなと気付けさせ...
今の自分の価値観、考え方が下らないなと思えたそんな一冊だった。 もっと自分に正直にいきたい、心の淵に抱いている本当の自分を大切にして生活したい。 相手に期待しすぎず、自分のやりたいことをやる。 最後の章にある最高の別れ方のところが一番刺さった。自分の考えが幼稚だったなと気付けさせてくれた。自分というものは今までの様々な事象が積み重なってできているのだから、過去を無かったことにするなんて悲しいことを考えてはいけないなと思った。 しばらくして、自分の考え方正しさが変わった時にまたこの本を読んでみたい。その時今と違った捉え方でどう感じるのか楽しみ。
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結構前からFさんの綴る言葉が好きで、よくツイートをメモしていたなぁと思いながら読んだ。あれから7,8年が経ちさまざまな経験を経て社会人2年目になった今、昔よりも孤独・愛・大人について、など答えの無いものについて思考するようになったからかより深く言葉が刺さるように感じた。 この本の...
結構前からFさんの綴る言葉が好きで、よくツイートをメモしていたなぁと思いながら読んだ。あれから7,8年が経ちさまざまな経験を経て社会人2年目になった今、昔よりも孤独・愛・大人について、など答えの無いものについて思考するようになったからかより深く言葉が刺さるように感じた。 この本の中では特に色気についての考え方が好き。
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