男も女もみんなフェミニストでなきゃ の商品レビュー
「そう、ジェンダーについてつらい思いをしてる人いるよね。だから良くしなきゃ」 そう思ってる人はみんなフェミニストだと、私も思う。 言葉のリセット、賛成です。
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「わたし自身の、フェミニストの定義は、男性であれ女性であれ、『そう、ジェンダーについては今日だって問題があるよね、だから改善しなきゃね、もっと良くしなきゃ』という人です」という言葉。「女」というジェンダーに偏らず、どんな人でも、いろんな人が呼吸を楽に生きられるよう考えていきたいよ...
「わたし自身の、フェミニストの定義は、男性であれ女性であれ、『そう、ジェンダーについては今日だって問題があるよね、だから改善しなきゃね、もっと良くしなきゃ』という人です」という言葉。「女」というジェンダーに偏らず、どんな人でも、いろんな人が呼吸を楽に生きられるよう考えていきたいよね?という、緩くてポジティブなバイブレーションを感じる。しみじみ、よいスピーチ。読めてよかった。
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男性優位の世界を見てここがおかしいと言う本。女性差別あるあるだよね、ということが穏やかな口調で満遍なく書かれているのでフェミニズムに目覚めていない人向け。 「ジェンダーについて話すのは居心地の悪いこと。現状改革は面倒だから。なんでフェミニストって語を使うの?という話もあるが、それ...
男性優位の世界を見てここがおかしいと言う本。女性差別あるあるだよね、ということが穏やかな口調で満遍なく書かれているのでフェミニズムに目覚めていない人向け。 「ジェンダーについて話すのは居心地の悪いこと。現状改革は面倒だから。なんでフェミニストって語を使うの?という話もあるが、それは「人権」という大きい言葉ではごまかしになるから。」 私も、わざわざ嫌われる言葉を使わなくていいんじゃないかと思っていた。でもそれはずっと長い間無視されてきた女性の人権を無視することとあった。自省。
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わたし自身の、フェミニストの定義は、男性であれ女性であれ、「そう、ジェンダーについては今日だって問題があるよ」、だから改善しなきゃね、もっと良くしなきゃ」という人です。 女も男も、私たち「みんな」で良くしなければいけないのですから。 ー本文より引用 著者はアフリカ人小説家。彼女...
わたし自身の、フェミニストの定義は、男性であれ女性であれ、「そう、ジェンダーについては今日だって問題があるよ」、だから改善しなきゃね、もっと良くしなきゃ」という人です。 女も男も、私たち「みんな」で良くしなければいけないのですから。 ー本文より引用 著者はアフリカ人小説家。彼女の著者で私が読んだことがあるのはパープルハイビスカスだけだが、その本が良かったので、また著書を事前に読んで受け取ったメッセージから、本書の本題「フェミニスト」を彼女がどのように取り上げて語るのか。興味があったので読んだのです。 とても読みやすい!明朗快活に自身のフェミニストとしてのあり方を語っている。 「男嫌いではなく、男性のためではなくて自分のためにリップグロスを塗ってハイヒールを履く、ハッピーなアフリカ的フェミニスト」 皮肉をこめつつチャーミングに自身をそう語る。 改めて、フェミニストという言葉の本質を教えてくれる本だと感じた。 短くて読みやすいので、気になる方はぜひ読んでみてほしい。 私は彼女の他の本もまた読んでみたくなった。
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「男嫌いではなく、男性のためではなくて自分のためにリップグロスを塗ってハイヒールを履く、ハッピーなアフリカ的フェミニスト」 些細なことですが、ときにはその些細なことが、ひどくちくりと来ることがあるのです。 わたしの生活上の選択を決めるとき、「男性の視線」はきわめて二次的なもの...
「男嫌いではなく、男性のためではなくて自分のためにリップグロスを塗ってハイヒールを履く、ハッピーなアフリカ的フェミニスト」 些細なことですが、ときにはその些細なことが、ひどくちくりと来ることがあるのです。 わたしの生活上の選択を決めるとき、「男性の視線」はきわめて二次的なものです。 もっと多くの人がフェミニストということばをリフレッシュさせなければいけないのです。
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読みやすい! 語りベースだからなのかもしれないけど、とっつきにくくない めちゃくちゃいい言葉たくさんあって、あとで読み返したい
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女性から「女性らしさ」を引きはがすのではなく、フェミニンなものが好きなら、ありのままの自分の好みを表現できる世界を作ることがジェンダーギャップを埋める一歩になるのかな?文章がやわらかく、フェミニズム・ジェンダーになじみがなくても理解しやすい。
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フェミニストをテロリストと同じようなニュアンスで扱う男性を何人か知っている。そしてその話題には触れまいとする女性が多くいるのも知っているし、私自身今でもそのように振る舞ってしまう場面がある。 自分のことはフェミニストだと思ってはいるし、未来の女性のために声を上げ行動したいという意...
フェミニストをテロリストと同じようなニュアンスで扱う男性を何人か知っている。そしてその話題には触れまいとする女性が多くいるのも知っているし、私自身今でもそのように振る舞ってしまう場面がある。 自分のことはフェミニストだと思ってはいるし、未来の女性のために声を上げ行動したいという意思はあるのに、どうしても目の前の人によく思われたい、波風を立てたく無いという気持ちを優先してしまう。 男性へ無意識に押し付けている役割(男の子がなぜ親の財布からお金を盗むか、という問題には頭を向けたことすらなかった)も解消していくべきだと思う反面、 妊娠出産を担う女性が、男性と平等に扱われることは根本的に不可能では無いか、と思うことが増えてきている。 私自身は、妊娠中は初期から悪阻で入院し、全く仕事ができなかった。産後、完全に元の自分の感覚を取り戻せたと思ったのは8〜9ヶ月程度経ってから。 その間、男性と経済的格差が産まれること、女性の社会的地位が変わり得ることについて、自分の中でどう思うかが纏まらない。 自分の思考の立ち位置を整理できる良い機会だった。
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文化的な背景知識などがないためにやはり一部わかりにくい表現や理解しきれていないと感じる場面があったのが残念だった(完全に個人の問題) アフリカでは(日本とはまた違う)フェミニズムもその他の人権問題もまだまだ山積みで、一見フェミニズムはそれらよりも軽んじられている印象があったけれ...
文化的な背景知識などがないためにやはり一部わかりにくい表現や理解しきれていないと感じる場面があったのが残念だった(完全に個人の問題) アフリカでは(日本とはまた違う)フェミニズムもその他の人権問題もまだまだ山積みで、一見フェミニズムはそれらよりも軽んじられている印象があったけれど、それはアフリカでなくどこの国や地域でも同じだと改めて感じた(フェミニズムはしばしば後回しにされがち、もしくはもはや改善されたと思われがち) 話者の語る様々な場面での男尊女卑を実感するシーンは、詳細さえ違えどきっと世界のどこでも起こっているものばかりで、身に覚えのあるようなものも多かった。 人間としてではなく、なぜ女性としてその問題をあげるのか、と質問をされた話者の、 〝もちろんわたしは人間ですが、この世界にはわたしが女性であるがゆえに起きる個別の出来事がある〟という視点がまさに的を得ていてその通りだと思ったし、『だからこそ』フェミニズムという考え、立場、支援が必要なのだと感じた。
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広いフェミニストの定義を教えてくれる。あ、私もフェミニストかも、そんな発見がある。 私は、ジェンダーフリー の立場で男性、女性気にしないでやっていこうぜ と考えることが多かったけど、その姿勢じゃ女性であることで発生している問題を覆い隠すことになると再認識させられた。 そうなった時...
広いフェミニストの定義を教えてくれる。あ、私もフェミニストかも、そんな発見がある。 私は、ジェンダーフリー の立場で男性、女性気にしないでやっていこうぜ と考えることが多かったけど、その姿勢じゃ女性であることで発生している問題を覆い隠すことになると再認識させられた。 そうなった時に男性とは何か。女性とは何か。仮にその判断が性自認に委ねられるとき、人は何をもって男性であると認識し、女性であると認識するのか。もしくは認識しないのか。 そんな問いや気づきをくれた1冊です。 文量等から人によっては物足りないかもしれません。
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