パレートの誤算 の商品レビュー
柚月裕子作品はタイトルの付け方もいつも素敵だなと思う。 物語としては、主人公が公務員の若い女性で、真面目で素直で小心者で…いや、リアルに考えれば普通の真面目な女性が事件に巻き込まれたらそれくらい慎重で弱気になるよね。 普段危険を顧みない物語を読みすぎて、聡美にイライラする瞬間も...
柚月裕子作品はタイトルの付け方もいつも素敵だなと思う。 物語としては、主人公が公務員の若い女性で、真面目で素直で小心者で…いや、リアルに考えれば普通の真面目な女性が事件に巻き込まれたらそれくらい慎重で弱気になるよね。 普段危険を顧みない物語を読みすぎて、聡美にイライラする瞬間もあったけれど、現実的でもありました。 その分心の変化や成長が伝わってきて応援しながら読んでいました。
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生活保護の話を2冊続けて読んだこともあり、途中なんとも暗い気持ちになったものの、最後はハラハラする展開で読むスピードがあがった。 あれだけいけすかないと思っていた若林がかっこよくてびっくり。もっとケースワーカーが増えないと不正受給を見つけることは難しいけれど、大変な仕事でなかなか人手がないんだろうな…
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生活保護を真ん中に置いた、社会派ミステリ。っていうのかな。 生活保護を受けている人は弱者なのか、怠け者なのか。 役所に勤める人は慎ましくないといけないのか。 みんなが持ってるバイアスに問いかけるような問題提起がいくつもある小説だった。 土曜夜10時とかのドラマでやってそう.ジリジ...
生活保護を真ん中に置いた、社会派ミステリ。っていうのかな。 生活保護を受けている人は弱者なのか、怠け者なのか。 役所に勤める人は慎ましくないといけないのか。 みんなが持ってるバイアスに問いかけるような問題提起がいくつもある小説だった。 土曜夜10時とかのドラマでやってそう.ジリジリ、だけどテンポは悪くない感じ。
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凄く読みやすかった。 内容は重いが役所や刑事の人らが優しい世界の人達だったので面白く読めた。 柚木裕子作初めて読んだ作品
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生活保護制度の理想と現実のはざまで葛藤する市の福祉職員。それは不正受給への厳格な追求と、その権利を守ろうとする2つの正義でもある。ケースワーカという名のもとに不正受給を正そうとするが、職責を大きく逸脱する調査には限界がある。多くの社会問題を提起しつつ、同僚の殺人事件が絡むミステリーが怒涛の展開となり読みごたえがある。反社会的組織や手練れの捜査員も登場し、著者の面目躍如を感じた。
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生活保護と貧困ビジネスという社会問題を正面から捉えた本作。 同時に2:8の8は切り捨ててもいい存在なのかという問いを突きつけられた。 ストーリーも起承転結があり、一気読みしました。
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パレートの法則とは、ある少数の要因(20%)が全体の結果(80%)に大きな影響を与える パレートの法則 この言葉も知らず…
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これは実話を元にしているのか?世界仰天ニュースを見ているのか?と思うくらいリアルな内容に感じた。表に出てこないだけでこういうことはごまんとあるような、、、もちろんあってはならないけども。最近生活保護のテーマの映画とかも見たけれど、本当に本当に必要な人に渡って欲しいし、私たちの税金が無駄にされてないことを切に願うばかり。
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実際の生活保護にも結構闇があるんだろうなと思いました。 個人的に好きなジャンルの話なので、ページを捲る手が止まりませんでした。
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裏社会が舞台の本を読みたくて借りました。 ヤクザになってしまった金田にフォーカスしたストーリーを期待していましたが違いました。 でも、内容は面白かったです。 主軸の「生保受給と闇社会の問題」と同時に、 生活保護制度の意義がテーマになっているストーリーだと思いました。(貧困ビジネ...
裏社会が舞台の本を読みたくて借りました。 ヤクザになってしまった金田にフォーカスしたストーリーを期待していましたが違いました。 でも、内容は面白かったです。 主軸の「生保受給と闇社会の問題」と同時に、 生活保護制度の意義がテーマになっているストーリーだと思いました。(貧困ビジネスの仕組みは、事例をもっとたくさん知りたかったです) 本書とは別に、 生保をどうしても受けたくなかった若者がいて、それでも一時的に生保受給をした事で、社会復帰できた記事を昔、新聞で読んだのを思い出しました。 生活保護は恥ずかしいとかいう考えが少なからずあるせいで、 本来生保受給が必要なのに、忌避感から、生保を受けないという人もいると思いますが、そういった認識は負のループだと思います。 本書に書かれているように、 どうしても生保を受けざるを得ない人にとっては必要な制度だと思います。 (そういった状況に陥る可能性は自分にもあると思います) 世間も、生保受給者自身も、 社会復帰するために、あくまで「一時的に」生活保護制度を頼る制度。という認識が必要だと思いました。 パレートの法則と掛け合わせた話でしたが、ここだけ疑問でした。 p.178などで、 そもそも、刑事が世の中の役立たずはいつの世もなくならない、の認識 →それに対するp.419のまとめ方でしたが。 当該認識が「誤算」というより、 そもそもパレートの法則(の解釈)を、 生活保護制度に当てはめること自体が、個人的にはあまり合致しなかったです(すみません)。 理由は、 パレートの法則の8割=生活保護受給者 がしっくり来なかったためです。 あと、犯人は、一応ミスリードされたので期待を裏切られて良かったです(笑) 最後に、個人的には小野寺のキャラは好きでしたが、 主人公のキャラが、隙が無さ過ぎて、あまり好きになれませんでした(笑) p.419 さまざまな理由で、自分の力で生きていけない人は、いつの時代にも必ずいる。 p.246 あいつら、最初は猫みたいに擦り寄ってくるが、弱みを見つけると豹変する。骨の髄までしゃぶられ。
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