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パレートの誤算 の商品レビュー

3.6

148件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    51

  3. 3つ

    61

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    3

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2024/02/15

生活保護に関わっていたケースワーカー・山川が殺された。同僚の新人女子職員が山川の不正を疑うが、、、貧困ビジネスを扱ったミステリー。柚月さんの作品の中ではイマイチだった。

Posted byブクログ

2024/02/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

社会保障制度の一つ、生活保護をめぐる問題にフォーカスした社会派ミステリー。 一人の同僚の死をきっかけに、その人物と関わりのあった生活保護受給者を当たっていく。素人探偵的な部分もありながらも、そもそもが彼らの職務の一環でもあるので、無理矢理感がないところが巧み。そこで見えてくる不正受給問題や、裏で暗躍する暴力団。 終盤に向かうに連れて手に汗握るサスペンスな展開で、一気読みしてしまう。 刑事も含めて、それぞれの職務に対する思いも熱く、聡美の信念だけでなく美央や小野寺の諦念もよくわかる気がする。 内通者が誰なのか、ということが少しずつ絞られていくところにじわじわくる怖さがある。

Posted byブクログ

2024/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

後半の畳み掛けが凄かった。 心のどこかで山川さんや小野寺さんを信じる気持ちがあったから、この展開にはホッとした。正義感や世間体の優先順位について改めて考えさせられ、悪事は自分だけでなく周りをも巻き込み、苦しめることを再認識した。

Posted byブクログ

2024/01/28

たぶん実際にもある話なのでは。。生活保護制度の闇を暴くミステリー。人の欲、貧困、反社会的組織、隠蔽など、さまざまに渦巻く社会派推理小説でもある、と思いました。

Posted byブクログ

2024/01/24

パレートの法則に興味があり、この本を手にとった。 400ページ余りの長編だが最後まで面白く読めた。 柚月さんの本は何冊が読んだが、正義感をつらぬいた本で好きです。

Posted byブクログ

2024/01/21

うーん、流石の柚月さん! 私、柚月さんの作品に出てくるちょっと枯れた男性が大分刺さる感じだったので、今回女性が主人公でどうかなーと思いながら読んでましたが。 面白かったですね!第三章くらいからの疾走感。最近あまり長い時間を読んでいられない症候群の私ですが一気読みしてしまいました。...

うーん、流石の柚月さん! 私、柚月さんの作品に出てくるちょっと枯れた男性が大分刺さる感じだったので、今回女性が主人公でどうかなーと思いながら読んでましたが。 面白かったですね!第三章くらいからの疾走感。最近あまり長い時間を読んでいられない症候群の私ですが一気読みしてしまいました。 テーマもね、生保についてって色々思うところがありますよね、みなさん。結構抉った内容になっているんじゃないでしょうか。ちょっと考えさせられる内容でした。 ドラマ、橋本愛ちゃんかぁ。観てみようかなぁ。若林さんは誰がやるんだろう…枯れてまではいないからなぁ…。←調べはしない。

Posted byブクログ

2023/12/30

ケースワーカーの仕事や不正受給問題について考えさせられる作品。ヤクザも絡んではくるが柚月さんの作品ぽくない?感じかもしれない。 でも終わり方はやはり柚月さんの作品だなって思った。「前を向いて歩いていこう」ってなった。

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2023/11/12

柚月裕子『パレートの誤算』祥伝社文庫 読了。生活保護とその裏に潜む闇を描く社会派ミステリ。殺害された人望厚いベテランCWの腕には高級時計が。不正受給や暴力団との癒着の疑念を抱き、後任の職員が真相を探っていくが、意外な黒幕が姿を現す。著者が本書の後リリースするマル暴モノの萌芽がある...

柚月裕子『パレートの誤算』祥伝社文庫 読了。生活保護とその裏に潜む闇を描く社会派ミステリ。殺害された人望厚いベテランCWの腕には高級時計が。不正受給や暴力団との癒着の疑念を抱き、後任の職員が真相を探っていくが、意外な黒幕が姿を現す。著者が本書の後リリースするマル暴モノの萌芽がある。

Posted byブクログ

2023/11/12

警察組織でない主人公が調べだす展開に、臨床心理を読んだあとだからか、少し飽きてしまった。また刑事が主人公たちの言動に乗る展開もご都合主義で全体的に私はハマらなかった。ただ本作は生活保護制度の実態、市役所での仕事について焦点が当てられており、その現実をありありと描写されてる点は良か...

警察組織でない主人公が調べだす展開に、臨床心理を読んだあとだからか、少し飽きてしまった。また刑事が主人公たちの言動に乗る展開もご都合主義で全体的に私はハマらなかった。ただ本作は生活保護制度の実態、市役所での仕事について焦点が当てられており、その現実をありありと描写されてる点は良かった。王道の型に当てはめながら、時代背景と現実味と御都合主義がうまくマッチしたのが孤狼の血だったんだなぁ。

Posted byブクログ

2023/10/29

最初は頼りなかった主人公が健気に仕事に向き合い、逞しくなっていく姿に惹き込まれました。生活保護という現実に接する仕事の生々しさも感じることができ、考えさせられました。

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