その手をにぎりたい の商品レビュー
高校生のときに読み、社会人2年目で上司に鮨屋に連れて行っていただいてまた読みたくなり2回目。 さすがに高校生の私はバブル時代の世で働くとは思ってなかったけど、IT中小企業で働く私がいる世界との乖離が激しい。笑 自分の力で欲望を満たす幸せに気づいて突き進む主人公、私は好きだ!自分...
高校生のときに読み、社会人2年目で上司に鮨屋に連れて行っていただいてまた読みたくなり2回目。 さすがに高校生の私はバブル時代の世で働くとは思ってなかったけど、IT中小企業で働く私がいる世界との乖離が激しい。笑 自分の力で欲望を満たす幸せに気づいて突き進む主人公、私は好きだ!自分の幸せが見えて欲深くなってくると他の人に合わせるのが難しくなりますよね、価値観のズレがわかりすぎちゃうんだもんって思いました。それを受け入れあえることも大事だけど、相手の価値観が社会的に正しいと言われているものだと弱気になるのよ……まぁとにかく永遠に欲望を満たし続けるぞ!!!!!! お鮨の描写がとにかく美味しそう、色気がある。。
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その手をにぎりたい 恋愛もの?と思いきや お寿司からはじまった。 ズケ 田舎から東京に出てきたOLさんが 退職を決めて 銀座の高級寿司をご馳走になる。 その品格を捨てがたく田舎に帰るのをやめ 高級寿司店に通い始める。 照れとか虚勢もなく 素直に自分の力で高級寿司を食べようとする姿...
その手をにぎりたい 恋愛もの?と思いきや お寿司からはじまった。 ズケ 田舎から東京に出てきたOLさんが 退職を決めて 銀座の高級寿司をご馳走になる。 その品格を捨てがたく田舎に帰るのをやめ 高級寿司店に通い始める。 照れとか虚勢もなく 素直に自分の力で高級寿司を食べようとする姿 怖がりで見栄っ張りな自分を顧みて 恥ずかしく羨ましく思い 一気に完読 まだ 人生やり直せるかなぁ? 還暦は赤ん坊に帰ると言われるから
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昭和の終わりから平成初めのバブル期、銀座の高級寿司店の常連となったOLの話。読みやすかった。バブルを懐かしく思う。青子を憎めないのは何故だろうか?
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バブルの時代を知らないけれど 当時から世に出ていた作品のように 細かく時代背景が描かれている。 固有名詞もたくさん出てきて イメージがしやすいからか とてもリアリティを感じます。 バブルを生き抜いた青子は今どうしているのかな…
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とても読みやすい文章で、特に食事に関する描写が本当に素晴らしい。 柚木さんと同世代なのでバブルの時代の描写がどこまでリアルなのかは分からないけど、華やかな時代とその終わり、空気感が変わっていく様子を子供ながらに見上げていた頃を思い出した。 ミキはいい女。
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寿司のネタで章が区切られている 寿司屋に1人で行った時を思い出したなぁ お寿司を握るその手を握りたい
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バブル経済の大狂乱とその後の経済崩壊の過程で翻弄される青子と、その心の拠り所となった寿司店を巡る物語 強者どもが夢の跡。華やかで、かつ、寂しい。 時代背景はともかく、この店のお寿司、食べてみたい。
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青子と一ノ瀬さんの行方が気になって夢中で読みました。青子の華やかな生活も、バブルが弾けて暗い未来が来ると分かっているからこそ、読んでいて切なく、辛かった。最初から最後まで面白かったです。久々の読み終わりたくない作品でした。
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バブル期真っ只中の物語を、その頃、幼稚園児だった年齢の筆者が描いている。それだけでも興味深い。心の描写が絶妙。ラストが美しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
出てくる寿司がとても美味しそう。青子の成長、めぐる人間関係、社会の変化、多方面から見ても読み応えのある一冊。終わり方が好き。終わりだけど終わりじゃないみたいな。
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