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最良の嘘の最後のひと言 の商品レビュー

3.4

33件のお客様レビュー

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2024/04/13

ある大企業の採用試験。それを得るには騙し合いに勝つ。 変わった作風に目を惹かれるし、これを徹頭徹尾実行できるのは凄いと思うが、今ひとつ入り込めず。 パッと目を惹かれる展開がなく、掴みどころがないままに物語が終わってしまった印象が強い。

Posted byブクログ

2024/04/03

「幕が上がれば演じ続けろ 18:00~」 能力者たちによる。 語られていることが全てであれば、使い方を間違えない限り勝負の行方は誰にも分からないのではないか。 「嘘つきたちは夜の街を走る 19:00~」 雇われた者たちは。 事前に試験内容を知らされているのだから、一つ一つのルー...

「幕が上がれば演じ続けろ 18:00~」 能力者たちによる。 語られていることが全てであれば、使い方を間違えない限り勝負の行方は誰にも分からないのではないか。 「嘘つきたちは夜の街を走る 19:00~」 雇われた者たちは。 事前に試験内容を知らされているのだから、一つ一つのルールを読み込みさえすれば違反ではないのだろ。 「最良の嘘について 20:00~」 ナンバー3の正体。 これだけ巧みに能力が使われたら、不明と書かれている限り特殊なものがあると勘違いしてしまうだろう。 「物語は舞台裏で決まる 21:00~」 脱落者が出始めて。 皆目的を持って参加しているようだが、本当に就職したいという思いなのかは人によって違いそうだよな。 「ふたりの関係 22:00~」 始めから違った者。 集まった段階から全て仕組まれていたのならば、掌の上で踊る様子はさぞ滑稽で楽しく観覧できただろう。 「最後の言葉に至るまで 23:00~」 全ては仕組まれて。 台本通り進んでいると思って高みの見物をしていた後、全てをひっくり返された衝撃はとてつもないだろ。

Posted byブクログ

2023/09/11

想像していたものとは違っていたけど、徹頭徹尾嘘まみれで最後のネタばらしが爽快だった。 情報量的に(自分自身で)推理できる話ではないので、ミステリではないことを念頭に楽しむことがおすすめ。

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2021/04/04

簡単に読めるし、面白くないわけでもないので、良いかと。でも推理(推理文庫だからそうかなと思った)を期待するよりはなんだろう、ラノベ?コミック?みたいな読み物かな。

Posted byブクログ

2020/11/17

2020/11/16 読了。 図書館から。 超能力者の話だけれども、アクションでは無く騙し合い。 能力はそれこそギミックとして使われているような。 やっぱり根底は優しい人が優しくある為に頑張る話かな、と。

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2020/08/30

最良の嘘とは何なのか。 その嘘にあなたはなんて答える? 読み終わった後の満足感は、言葉にできないほど。 河野さんの小説で一番好きな作品。

Posted byブクログ

2020/08/11

初読み作家さんが続きます。 ちょっとスピード感がありすぎな感じはあるけど、The Entertainer をBGMに展開するストーリー。The Sting が一番好きな映画である自分、この雰囲気を嫌いになれるはずはない・・・ただし評価は厳しめにならざるを得ない(^^; 全体を...

初読み作家さんが続きます。 ちょっとスピード感がありすぎな感じはあるけど、The Entertainer をBGMに展開するストーリー。The Sting が一番好きな映画である自分、この雰囲気を嫌いになれるはずはない・・・ただし評価は厳しめにならざるを得ない(^^; 全体を通して、登場人物の区別がつきづらかったのが惜しいところ。かなり捻られてるので、もうちょっと特徴を出して区別しやすく描かれてたら。 そういう意味では、映像向きかも? PS グループSNEの方なんですね。気になります。

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2020/06/29

ハルウィンという大企業が超能力者を年収8000万で雇う募集から始まった、7人の超能力者(?)によるコンゲーム。 コンゲームの醍醐味である二転三転する展開は、全然読めなくて読む手が進んだ。しかし、誰視点なのか把握しづらい部分が所々あって、曖昧なまま進むところが多かった印象。加えて...

ハルウィンという大企業が超能力者を年収8000万で雇う募集から始まった、7人の超能力者(?)によるコンゲーム。 コンゲームの醍醐味である二転三転する展開は、全然読めなくて読む手が進んだ。しかし、誰視点なのか把握しづらい部分が所々あって、曖昧なまま進むところが多かった印象。加えて、視点が分かりづらかった事に起因するのかもしれないが、登場人物それぞれの印象が薄く、結末を見ても特段感想が出なかった。ストーリー展開に重きを置く構成だから、登場人物の描写がおざなりになるのは仕方ないが、それぞれをもう少し掘り下げてくれれば読み易かったと感じた。 ストーリー展開よりもキャラに重きを置く構成が好きな自分としては、合わなかった感が否めない。しかし、目まぐるしいコンゲームは大変素晴らしく、後半の詰めの部分はワクワクしながら読むことができた。何転するの!!って心の中でツッコミを入れてしまったくらいに。だから、展開重視の方には、すごくオススメのSFミステリー作品だと思う。

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2020/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

加藤が、市倉の幼馴染でハッキングの超能力を持った仲秋を殺すために仕組んだ、8000万円の金をかけた超能力者を雇うゲーム。けど市倉は全部見抜いて死んだふりして加藤を騙した。 ナンバー1 加藤→美琴を事故死させるため     2 穂積→金のため。美琴からの依頼のため     3 シド→犬のふりをしてた。不当な研究告発のため     4 日比野→友達が欲しかった     5 高橋→聖沢をハルウィンの社員になるため     6 聖沢→ハルウィンの社員になるため     7 市倉→仲秋が死亡する未来を防ぐため 面白かった!けど今見返したら全然なんのこっちゃわからんな。わかりやすいあらすじ書いてくれ私!

Posted byブクログ

2019/11/23

超能力者たちがその能力を使って競争する話。 互いの能力をほぼ知りつつ何とか優位に立とうとする駆け引きは面白いが、複雑な仕掛けを入れ過ぎたお陰で後半は上手く要素をまとめきれていない印象を受けました。惜しい。

Posted byブクログ