村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事 の商品レビュー
それこそ ”ほとんど” 読んでいた。 彼が訳して紹介してくれなかったら、ティム・オブライエンにもグレイス・ペイリーにも出会うことはなかったのだろうし、「心臓を貫かれて」でぐっさり貫かれることもなかっただろう。 一冊を通して、翻訳者としての良心と誠意を感じる。自分が気に入った物だ...
それこそ ”ほとんど” 読んでいた。 彼が訳して紹介してくれなかったら、ティム・オブライエンにもグレイス・ペイリーにも出会うことはなかったのだろうし、「心臓を貫かれて」でぐっさり貫かれることもなかっただろう。 一冊を通して、翻訳者としての良心と誠意を感じる。自分が気に入った物だけを訳せるのは彼の特権?であり羨ましい限りだが、楽しんで訳しているからこそ、彼が気に入った何物かが読者にも届くのだろう。 次にどんな作品が届くのか、いつも楽しみだ。村上訳「心は孤独な狩人」もいつかぜひ読んでみたい。
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