錆びた太陽 の商品レビュー
風刺性の強い世界ではあるけど、エンターテイメントとしてワクワクしながら読めるお話だったと思う。 本とは別に、恩田陸直筆のメッセージカードが入っていた。 メッセージ冒頭「ストレイテナーを聞いていたら、この物語の情景が浮かんだ」……恩田陸ストレイテナー聞くんだ?!青春爆走小説なのか...
風刺性の強い世界ではあるけど、エンターテイメントとしてワクワクしながら読めるお話だったと思う。 本とは別に、恩田陸直筆のメッセージカードが入っていた。 メッセージ冒頭「ストレイテナーを聞いていたら、この物語の情景が浮かんだ」……恩田陸ストレイテナー聞くんだ?!青春爆走小説なのかな?と思ったらとんでもない、原発事故によって広い範囲で人間が住む事が出来なくなった日本で何十年後、何百年後の再生を目指して処理を進めるヒューマノイドと、人間の物語。 ロボットと人間の違いや、そんな違う生き物同士の関わり合いはフィクションでも現実でも永遠に議論できるテーマであるけど、このお話は両者の距離感もリアルで「それは違うだろ」みたいな不満は全く感じなかった。 とか色々言いつつも、全編ワクワクドキドキのエンターテイメントなので軽い気持ちで読んでもブルーにならない!!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
原発が破壊され、未曾有の被害が出た後、90年後の世界。立ち入り制限区域の中を監視し、保守する七台のロボット達。ある日、彼らの前に人間の女がやってきた。それも公務員だという。国税庁から派遣された財護徳子は、三日間だけ彼らと一緒に調査させてほしいと頼む。とまどうロボット達。汚染された地域には人間とも違うマルピー(存非、存否、ゾンビ)がいるという。そのマルピーの調査に協力してくれという。(人間臭い?)ロボット達と財護徳子はどのように三日間を過ごすのか?
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未来のロボットには、感情を理解できるようになるんだろうか? ・・・感情も長年の出来事の積み重ねでコントロールされているのかな。 原発のこと、福島のこと、色々考えさせられた。
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ロミロミ的な雰囲気。 物語の発想はとても面白いけれど、発想で出落ち感(´・ω・`) リアリティが少なく、演劇的。
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面白いけど、すごく面白いかと言われると分からない。ただ、今この題材を取り上げたことがすごいと思う。 ブラックユーモアたっぷりだけど、怖すぎて笑えない。 この作品を書くに当たって恩田陸本人がウェブに書き下ろしたエッセイが衝撃的なので、ぜひそちらも。
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財前徳子に動きがコミカル。フィニッシュがこれ? 終わり方に物足らなさがある。 蜜蜂と遠雷 程のじっくりとした中身の濃さ、構成の緻密さを感じれなかった。
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4.4 面白かった。 かなり不思議な設定でしたね。 恩田先生の小説は夜のピクニックといい、他に無い面白い観点で書かれていますが、その割に読みやすく、情景も浮かびやすいと感じます。 他も色々読んでみたいと思わせる一冊でした。
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一読では内容が頭に入ってこず二度読みしてどうにか。 そこそこ重い話だと思うけど徳子のキャラに救われる。 ボスにはなぜかちょっと紅の豚重ねてしまった。
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理解不能な方の恩田作品っぽいけど、その中でもかなり読みやすく分かりやすかった。 うーんジャンルとしてはSFに含まれるのかなぁ。 なかなかみんな面白いキャラばかりで、テーマとしてはちょっと重いのかもしれないけど、あまりそこは考えなかったなぁ。
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原発の「最後の事故」により汚染された立入制限区域をパトロールする男性型ロボット達の元へ実態調査に現れた二十八歳の国税庁の財護徳子とゾンビや九尾の巨大猫、護美箱計画。アンケート回収に拘る徳子等派手な設定に対し等身大が過ぎて読み易い反面滔々として盛り上がれなかった。徳子の行動の根源も...
原発の「最後の事故」により汚染された立入制限区域をパトロールする男性型ロボット達の元へ実態調査に現れた二十八歳の国税庁の財護徳子とゾンビや九尾の巨大猫、護美箱計画。アンケート回収に拘る徳子等派手な設定に対し等身大が過ぎて読み易い反面滔々として盛り上がれなかった。徳子の行動の根源も想定出来てしまった。
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