リバース の商品レビュー
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★4.2 犯人探しを一緒にしながら読んでた。 最終章でどんどん明確になっていって、思いもしなかった事実にたどり着いた。 最後、主人公がどうするのかは書かれてないけど、私なら自分は「特別な友達」だと思ったまま、秘密を自分だけのものにしておく気がする…。 それがみんなに嘘をつくことになっても。 よりを戻すことができた彼女や大事な子を亡くした親を含めて。 みんなに。
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初めて湊かなえさんの作品を読みました。 大学のゼミ仲間である、深瀬、広沢、浅見、谷原の4人で旅行に行った過去のことがこの物語の中核の話になっています。 主人公の深瀬の恋人宛に突然、深瀬は人殺しだと書かれた紙が送り付けられることから、深瀬の過去の隠していたことが明らかになっていくストーリーです。 特に、最後の2ページが驚愕の内容で衝撃過ぎて言葉を失いました。結末を知ってからびっくりしすぎてしばらく目が離せなかったです。 読み進めていって伏線がすごく張り巡らされていたことに気づき、圧巻でした。 後半、どんどん真相が明らかになってきたところから気づけば最後までノンストップで読んでました。 珈琲、蜂蜜、蕎麦、、本当に最後の結末にはゾッとしました。本当にぎょええええええという最後です。 最初から最後まで巧妙に出来ていて、完全に騙されてしまいました。 結末を知って、間違いなくまた読み返したくなる内容です。 凄まじかったです。
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最後の一行でのひっくり返し方がすごかった。平沢の運転ミスの件の伏線回収が見事だし、美穂子との話でハッピーエンドに落ち着くかと思いきや、最後の最後に絶望に叩き落とす構成には思わず声が出た。平沢を回想する「リバース」であり、主人公深瀬と他のゼミ生の立場が最後に「リバース」するお話だった。
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ひとつの間違いが、その後どう影響するのか 大人になるにつれて、自分のすることの責任が大きくなっていくのについていけなさを感じることが多いけど、これを読んでこんな感じなのかなっても思ったしある意味ゾッとした
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ドラマを最後まで見られなかったので、気になって読んでみた。流石の伏線の回収。主人公の人となり、思考回路、感情の描写が細やかだからこそ、この後味の悪さは本当に切ない。
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2024/10/19(日) 直接的に手を加えた訳ではないけど、間接的に死んでしまった広沢。真実を知るために広沢について色々探っていくとこがよかった。 伏線の張り方も良かった。この後、1人だけ真実を知ってしまった深瀬はどうするのか。。
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緊迫感はあまりなく柔らかく話が進むミステリー。一人称で進むストーリーに没入感をそこまで感じられなかったためか、最後のどんでん返しの衝撃度はあまりなかったです。。。
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前振りが長いけど、最後一行が‥しかも後書きで、最後の一行だけ編集者に指定されてそこから書き上げたのだからすごい! 自分は一番悪くないと思ってたら、自分が殺していた、、
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展開が二転三転し飽きないです。 主人公は冴えないサラリーマンの男で、過去のある出来事を回想(リバース)していく話です。 とても読みやすい作品だと思います、一人一人のキャラが立っていて共感できたりできなかったりする部分がありそれも面白いです。 またラストの展開は圧倒されました。自分ならそのまま隠し通すのか正直に話すのか、考えてみましたが前者な気がします。 主人公が興味本位で調べはじめたからこそ突き止めた真実は、主人公の今後の人生をどう左右するのか考えずにはいられませんでした。
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原作より先にドラマを観賞しました。 いやーそれでも面白かった。展開を知っていても尚面白い!そしてさすがは湊かなえ作品!読みやすい!湊かなえ作品では初めての男性主人公の長編作品だったとのこと。それでも、男性の心理描写は見事に描ききれていたと思う。 大学生の人間関係が事細かに描かれて...
原作より先にドラマを観賞しました。 いやーそれでも面白かった。展開を知っていても尚面白い!そしてさすがは湊かなえ作品!読みやすい!湊かなえ作品では初めての男性主人公の長編作品だったとのこと。それでも、男性の心理描写は見事に描ききれていたと思う。 大学生の人間関係が事細かに描かれていて、すごく共感できた。「そうだよなー大学の人間関係なんてこんなもんだよ。」と思ってしまうほど笑 でも、改めて思うと人間関係なんて浅くて広いようなもの… 「友達だったらなぜ言ってくれなかったの?」「大切な関係だからこそ、言えないこともある」 そして本の表紙にもある「コーヒー」は、まさかの物語で一番の鍵を握るものだったとは…! 人間関係について今一度考えさせてくれたきっかけを与えてくれた作品でした。
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