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ついに、来た? の商品レビュー

3.6

28件のお客様レビュー

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2021/09/16

【おすすめの人】 親が介護を必要とする年齢の人 自分自身がもうすぐ高齢者に入るなと思う人 【感想】 認知症やリハビリなど 親の介護のリアルを描きながらも なぜか面白く思えてしまう なぜか最後は前向きになってしまう そんな素敵な短編たちでした!

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2021/09/02

全部で8話の短編集で、どの話も身内が認知症になるという話。 悲観的な場面も含まれるけどどの話にも希望があり明るく前向きにとらえている点は読みやすかったです。 現実味のある話ばかりで、いずれこういう日がくるのかなぁと考えながら読みました。

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2021/08/07

身近な人の「老い」の話。 最近義父が夏風邪で元気がなく、年齢的にもそう先の話でないなぁ、群ようこさんだと「老い」も楽しく読めるのかなぁと思って選択。 物語としては楽しく読めたけど、 自分の身に起こった時に、こんなに懐深く対応できるかな、実母と義母では対応も心の持ちようも違うの...

身近な人の「老い」の話。 最近義父が夏風邪で元気がなく、年齢的にもそう先の話でないなぁ、群ようこさんだと「老い」も楽しく読めるのかなぁと思って選択。 物語としては楽しく読めたけど、 自分の身に起こった時に、こんなに懐深く対応できるかな、実母と義母では対応も心の持ちようも違うのかな、とぼんやり考えた。 今は子育てでバタバタして、どちらの両親共元気でいてくれているので、今から少しずつお互い話をしたいと思う。

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2021/06/05

避けては通れない老い、両親の介護、介護問題 8話 ともすれば暗くなる内容を明るくユーモアで綴っている。いずれは我が身かと考えながら読んだ。

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2020/11/09

どの話も、認知症になってしまった親の話で、いつもはスイスイと読みたくなる群さんの本も、今回は少し気が重くなった。 その中でも「義父探す?」や「長兄威張る?」は、介護が必要となる本人たちがもともといい人という設定で、こちら側もやってあげようという気持ちになると言う話。しかし、そん...

どの話も、認知症になってしまった親の話で、いつもはスイスイと読みたくなる群さんの本も、今回は少し気が重くなった。 その中でも「義父探す?」や「長兄威張る?」は、介護が必要となる本人たちがもともといい人という設定で、こちら側もやってあげようという気持ちになると言う話。しかし、そんな設定では今度は周辺人物として、夫(義父の実の息子)だの長兄(弟たちに介護を分担させたいがヘルパーは自宅に入れないと言う)だのとアクの強い家族が出てきて、主人公の気持ちになってため息が出てしまう。 辻褄の合わない老人の話を聞くのと、頭のしっかりした頑固者にガミガミ言われるのと、どっちがマシだろうか…何はともあれ自分は何としてもボケたくないなあ、ボケたとしても周りに優しくしてもらえるような善行を積んでおかなくてはなあと、あれこれ考えます。

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2020/03/10

実の親や義理の親が、ついに介護が必要になったことへの「ついに、来た?」でした。 私も親も、もうそろそろその年齢に差し掛かる頃なので他人事ではない感じがしました。 まあ、私は自分の親は助けたい気持ちはあるけど、今年の正月に義父に「嫌いだ」と言われたので、そっちの親の面倒は一切見る...

実の親や義理の親が、ついに介護が必要になったことへの「ついに、来た?」でした。 私も親も、もうそろそろその年齢に差し掛かる頃なので他人事ではない感じがしました。 まあ、私は自分の親は助けたい気持ちはあるけど、今年の正月に義父に「嫌いだ」と言われたので、そっちの親の面倒は一切見る気はありませんが(笑) 向こうも嫌いな人間にみてもらいたくもないでしょうしねえ。オホホ。

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2019/09/12

親、親族に痴呆症状が出始める…というテーマの短編集。 テーマは重いものの、群さんの淡々とした文章と短い小説だから、読む側につらさがなくて良い。 親族会議の「義兄、威張る?」は義兄が話通じなすぎて嫌だったー。

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2019/05/08

これと言ってどの章もはっきりとした答えが出ずに終わっています。でもそれが現実なんだろうなぁと妙にほっとする読後感。 実際は十人十色の介護だとは思うけれど、思うようには行かないし、いらだちも困惑も解消されることはないんだろうなぁ。と腹を括るしかない。 しかし、先立つものは介護され...

これと言ってどの章もはっきりとした答えが出ずに終わっています。でもそれが現実なんだろうなぁと妙にほっとする読後感。 実際は十人十色の介護だとは思うけれど、思うようには行かないし、いらだちも困惑も解消されることはないんだろうなぁ。と腹を括るしかない。 しかし、先立つものは介護される方もする方も必要ですね。

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2019/03/06

2014~2016年の雑誌連載時には読んでいなかった。当時の私は親の介護は老々まかせでした。 今回は、談話室のしりとりゲームに触発されて、手に取りました。軽めな本が読みたい気分にどんぴしゃりでした。 悪い先行きばかり考えても、今の状況も、人の気持ちもどうにも変えようがないという...

2014~2016年の雑誌連載時には読んでいなかった。当時の私は親の介護は老々まかせでした。 今回は、談話室のしりとりゲームに触発されて、手に取りました。軽めな本が読みたい気分にどんぴしゃりでした。 悪い先行きばかり考えても、今の状況も、人の気持ちもどうにも変えようがないという真理。相手に寄り添うための考え方のこつ。お話の中に登場する10代の少年は既に体得してました。偉いなあ。

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2019/02/21

作者 群ようこ氏の本である。 題名だけでは、 群氏が、よくご家族の方の話も掲載されるので、ご自身の事かと、、、、 いつも ユーモラス豊かに描かれるので、そのような話と、思っていたのだが、、、、 何と8話からなる短編集であり、どれも、老いた両親の認知症についてである。 年老いて来...

作者 群ようこ氏の本である。 題名だけでは、 群氏が、よくご家族の方の話も掲載されるので、ご自身の事かと、、、、 いつも ユーモラス豊かに描かれるので、そのような話と、思っていたのだが、、、、 何と8話からなる短編集であり、どれも、老いた両親の認知症についてである。 年老いて来ると、度忘れもあり、置いた場所を忘れる事も多々ある。 財布が無い!、家の鍵が無い!、ハンコが無い!・・・・と、、、ただの度忘れでは、なくなって来た時に、やっと気づくのでは、遅すぎるのであり、、、、 そうなった親を 誰が介護し、見守るのか? 今の人手不足に加え、人生100年で、老々介護へとなって行くのだろう。 笑って読める本かと、思ったのだが、色々、覚悟して行かないと、いけないし、自分自身 子供達への負担をなくすには、どのように老後の時間を過ごせば良いのかを考えさせられる本であった。

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