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さよなら、カルト村。 コミックエッセイ の商品レビュー

3.8

49件のお客様レビュー

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2024/02/21

幼少期のやつも読んだことありましたが、こちらは中学校よりあとの話。 これは作者さんが変な子(ほめてる)やっただけで素直に育つ子だったらふつうは村に残るよな~ 批判したいわけではない、と何度も行っているのが印象的。 確かにちょっと前時代的なだけでものすごく悪いわけではないと思う。こ...

幼少期のやつも読んだことありましたが、こちらは中学校よりあとの話。 これは作者さんが変な子(ほめてる)やっただけで素直に育つ子だったらふつうは村に残るよな~ 批判したいわけではない、と何度も行っているのが印象的。 確かにちょっと前時代的なだけでものすごく悪いわけではないと思う。この環境もいわゆる一般社会の環境も、両方体験できたら一番かな~

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2023/08/12

著者・高田かや氏が、いわゆる"カルト村"で過ごした青春期から、その村を出て自立生活が送れるようになるまでを描いたコミックエッセイ。書名の"カルト村"が気になって手に取ったが、修行や鍛練みたいなものがあるわけではなく、一つの独立したコミュニテ...

著者・高田かや氏が、いわゆる"カルト村"で過ごした青春期から、その村を出て自立生活が送れるようになるまでを描いたコミックエッセイ。書名の"カルト村"が気になって手に取ったが、修行や鍛練みたいなものがあるわけではなく、一つの独立したコミュニティでの生活が描かれており、特に嫌悪感みたいなものは感じなかった。いまの日本の状況を見ると、こうした"村"の方が生活しやすいのではないか、と思思ってしまった。

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2023/05/14

本の交換会でゲットした本。 衣食住が満たされてお金の心配もいらない。ほどほど労働し外界と完全に隔絶しているわけでない心穏やかな生活の何が悪いことがあろうか。発心して仏門を叩くのと大して違いはない。 原始的な社会共同体や既存宗教の原初はこんなもんだったんじゃないか。と思ってしまうと...

本の交換会でゲットした本。 衣食住が満たされてお金の心配もいらない。ほどほど労働し外界と完全に隔絶しているわけでない心穏やかな生活の何が悪いことがあろうか。発心して仏門を叩くのと大して違いはない。 原始的な社会共同体や既存宗教の原初はこんなもんだったんじゃないか。と思ってしまうところが興味深い。自分で望むのなら良いんじゃないの? 多かれ少なかれ俺らは洗脳されて生きてるからね。本当に自分の自由意志で生きていると言える人はいるのか。

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2023/03/29

タイトルのカルトは釣り気味だと思うけど、びっくりする内容ではあった。 学校や恋愛の自由が無く、お金も持たない。ほとんど皆、農業に従事する社会。 他の国のある部族とかなら納得してしまうだろうが、日本だから、異端とされてしまうのか。 日本で暮らしていれば当たり前の選択肢を与えないこ...

タイトルのカルトは釣り気味だと思うけど、びっくりする内容ではあった。 学校や恋愛の自由が無く、お金も持たない。ほとんど皆、農業に従事する社会。 他の国のある部族とかなら納得してしまうだろうが、日本だから、異端とされてしまうのか。 日本で暮らしていれば当たり前の選択肢を与えないことは、悪なのかどうかは私にはわからない。 普通の家族にだって不自由さはあるだろうし、選択を迫られることが苦手だとな人もいるだろうし。結局その生き方が自分に合っているのかどうかなのかな。 ただ子供(いわゆる宗教2世にあたる?)が強制的に加入になってしまうのは、問題だと思った。

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2022/04/01

その部屋で個別ミーティングをしていた子が飛び降りて自殺したと聞いたのはそれから暫くたってからだった 村の調整役から打診され一応強制ではないようだが 村で言うせせりは「骨の周りに残った細かい肉」一般で言うせせりは「首肉」を指すことが多い 一般との折衝せっしょう おやつ奉行ぶぎょう ...

その部屋で個別ミーティングをしていた子が飛び降りて自殺したと聞いたのはそれから暫くたってからだった 村の調整役から打診され一応強制ではないようだが 村で言うせせりは「骨の周りに残った細かい肉」一般で言うせせりは「首肉」を指すことが多い 一般との折衝せっしょう おやつ奉行ぶぎょう しえき使役される可哀想な被害者

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2021/11/08

育った環境によって著者が形成されていったと考えると、著者が育った環境は、自然豊かで今はやりのSDGs的で悪くない環境だったのではないかと思う。 著者は「ここは私がいる場所じゃない」と判断したわけですが、別の場所に行くのではなく、場所の中身を変えていくという選択肢もあった。 ど...

育った環境によって著者が形成されていったと考えると、著者が育った環境は、自然豊かで今はやりのSDGs的で悪くない環境だったのではないかと思う。 著者は「ここは私がいる場所じゃない」と判断したわけですが、別の場所に行くのではなく、場所の中身を変えていくという選択肢もあった。 どうやら、世話係の人の裁量による落差が激しいようにも思われたが、世話係も組織の上層部から何がしかの束縛があるのだろう。 ただ、日本のみならず海外にも支部があり、自給自足に近い暮らし、お金の心配をしない暮らしがあるわけで、著者が違和感を持った部分、住んでいる人がおかしいと思った部分を少しずつ変えていくことで、住みよい村になっていく可能性があるのかな、と思った。 最後に、「カルト村」という名前はどうかと思う。商業的すぎる。 払ってもいい金額:800円

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2021/11/04

改めて思う、洗脳って怖いんだなと。なかなか抜け出せないようではあったけど、ちょっとずつ抜けてるのかなと思った。こういう宗教信者生活もみてて面白い。

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2021/09/02

原始共産主義的な社会を目指すカルト団体、ヤマギシ会で育った女性の自伝的エッセイ漫画。子供時代から村を出るまでの事が描かれている。 この漫画に共感する人がたくさんいるのは、村の批判をするでもなく、悲惨さを訴えるでもなく、著者が子供目線で村での思い出を素朴に描いているからだと思う。...

原始共産主義的な社会を目指すカルト団体、ヤマギシ会で育った女性の自伝的エッセイ漫画。子供時代から村を出るまでの事が描かれている。 この漫画に共感する人がたくさんいるのは、村の批判をするでもなく、悲惨さを訴えるでもなく、著者が子供目線で村での思い出を素朴に描いているからだと思う。子供らしさ満開で面白いんだけど、心にチクチク刺さる場面がたくさんある。 教育は中学校までで、本は村セレクトのもの以外禁止、子供も朝から労働でちゃんとしたお休みは無し、お給料も無し、結婚は村で決められた10歳くらい離れた人とする。 こんな状況でも、外部の人間が想像するのと村で住んでいる人の気持ちは結構違うみたいで、村の批判がされ始めたとき、「世間が言うほどうちら悲惨じゃないよね」とう感想や「批判をネタにして遊んでいた」という話は、内部の人の証言として貴重な気がする。 同じヤマギシ会を扱ったルポの『洗脳の楽園―ヤマギシ会という悲劇』を随分前に読んでいて、その中で精神科医の斎藤環氏が言っていた、「痛みの欠如」という話がとても印象に残っている。 宗教やら思想やらを熱心に信じて、それを実践している人が、痛みを分からなくなってしまっているという話(だったような気がする) 多分これはそういう話で、理想とか正しさとか色々あるんだろうけど、人間ってそれだけじゃ無くて、色んなもんから出来てるんだよという事だと思う。

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2021/07/06

著者はとてもしたたかな人だと思う。 前向きで、自分の意思を守る力があったから、幸せに過ごせているんだろうと思う。自分だったら嫌な思いをする度に、親はなんでこんなとこ入ったんだと恨んでネガティブにうじうじしてしまいそうだから…笑 カルト村の生活や制度など、著者の分かる範囲でだけど丁...

著者はとてもしたたかな人だと思う。 前向きで、自分の意思を守る力があったから、幸せに過ごせているんだろうと思う。自分だったら嫌な思いをする度に、親はなんでこんなとこ入ったんだと恨んでネガティブにうじうじしてしまいそうだから…笑 カルト村の生活や制度など、著者の分かる範囲でだけど丁寧に書かれてて面白かった。著者は自身の人生や村について中立に描いているが、ただ、私にはどうしても大人が楽するために子どもを搾取しているように見えてしまう。子どもじみた感想なのかもしれないが、両親が無責任すぎるんじゃないか?と何度か怒りが沸き上がって本を閉じてしまった。私だったら子どもが虐待と言えるほどの酷い折檻を受けていると知ったら、うかうかのんびり過ごしてられないけどなぁ…やはり村全体に子どもを軽んじる思考回路があるのか、時代もあるのか…いろいろと制度が改善されたと書かれてるが、その後どのような環境になっているのだろう。 

Posted byブクログ

2021/04/29

「カルト村で生まれました。」の続編。作者さんが外に出るまでが描かれていて、途中でこの「カルト団体」に対するバッシングも描かれる。 途中途中に挟まる旦那さまのツッコミが、一般の気持ちの代弁のように思えて、いいバランスになっていると思った。

Posted byブクログ