1,800円以上の注文で送料無料

さよなら、カルト村。 コミックエッセイ の商品レビュー

3.8

49件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/02/07

前作でカルト村について知り、興味を持って読んだ。 自分の望みは何か?それが過去に対してだったこと、内容もちっぽけなこと、それに気付く場面、そんなとも叶えられない村って…と疑問を抱く場面には少し目頭が熱くなった。 今幸せそうで本当によかった

Posted byブクログ

2021/01/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作より明るい雰囲気になった印象を受けた。それがギャップで、想定外の反応とかがあったのかなと勘ぐっちゃうくらい。 村を出るまでっていうタイトルからして複雑な葛藤を予想してたけど、意外にシンプルだった。 親との時間を奪われたことに対する悲しい記憶が、本人も驚くほど根強くあって、それをきっかけにカルト村は自分の居場所ではないと気付く。 それにしてもこの両親が勝手過ぎて驚いた。子どもの感情を抑えつけておいて、一般に戻ろうという話をしてたってふざけ過ぎだろう。 本書を通して知らない世界を垣間見れたことは良かった。

Posted byブクログ

2020/03/31

「ここは私の場所じゃない」と気付いて村から出た作者さん、すごい。 カルト村の考えにどっぷりと浸かることもなく、新しいことに挑戦する姿勢が素晴らしい。 得るものが沢山ある本です。

Posted byブクログ

2020/01/13

前作に引き続く内容。 著者は中学校に進学。全国各地にある村の本部住まいに。 そちらは食べ物が豊富だったよう。ひもじい思いからは解放されたようでほっとした。 個々のエピソードが一つ一つ興味深い。 自分の一番の希望は何だったのかと真剣に考えたとき、実は小さい時に親と一緒に暮らしたかっ...

前作に引き続く内容。 著者は中学校に進学。全国各地にある村の本部住まいに。 そちらは食べ物が豊富だったよう。ひもじい思いからは解放されたようでほっとした。 個々のエピソードが一つ一つ興味深い。 自分の一番の希望は何だったのかと真剣に考えたとき、実は小さい時に親と一緒に暮らしたかっただけ・・というのが切ない。 オウムの事件以降、村の方針も変わり始め、家族は結果的に村を出ることになる。 両親は大学中退。著者は中卒。呼び寄せた妹は親元から高校に通う。 本当は複雑な思いもあるんじゃないかとも思う。 子供は作らないという気持ちに何となくトラウマを感じる。 ともあれ今はいいご主人とも巡り合えて幸せそうなので良かった良かった。 とても読みやすい作品なので、何か違うテーマの作品を読みたいな。

Posted byブクログ

2019/06/15

どことなく流れが飛び飛びに感じるんだけど、ただなにも思わなかったのか忘れたのか読んでいる側にはわからない。著者が病むことなく素敵な旦那様と出会えてよかった。 他の子供たちのその後も気になる。

Posted byブクログ

2019/06/15

「カルト村で生まれました。」の、続編。 ほんと興味深くて一気読み。 著者の、かやさんの愛されるキャラクターが柔らかい雰囲気を作っています。

Posted byブクログ

2019/05/11

特定の神様を信仰するわけではないが、外界から極力遮断され特定の思想を植え付けられたカルト村で育った著者が思春期から外に出るまでの話。 彼女は村自体には特に不満はなく、一見して自分の意見をもっているようには見えないが、時々強いこだわりを見せる。そのこだわりと違うことを指示されると...

特定の神様を信仰するわけではないが、外界から極力遮断され特定の思想を植え付けられたカルト村で育った著者が思春期から外に出るまでの話。 彼女は村自体には特に不満はなく、一見して自分の意見をもっているようには見えないが、時々強いこだわりを見せる。そのこだわりと違うことを指示されるととことん反発する。それが村を離れるきっかけになった。 思ったより簡単に抜けられたようだったのが意外。 小さな村で育ち中学からは一番大きな村へ配置されたり、両親が村を出るタイミングと重なったり、出会い系サイトで出会った人がいい人だったりと、彼女自身の気質に加え運の強さがあるのではないかと思ってしまった。 旦那さんのツッコミが疑問を代弁してくれているのでモヤモヤ感は前作より少なかった。 年頃の子供たちが集団で暮らす楽しさはわかるが、それは親に甘えられた子供時代があってこそだと思う。 全てがおかしいことではないだろうが、やはり理解できない部分は多い。 それでも知らない世界を垣間見れたのは良かったと思う。

Posted byブクログ

2019/02/11

著者のかやさん、楽天的でおおらかなお人柄!変わった環境で過ごした人の回顧録として興味深く読んだ。私には無理だ、と感じる部分が多かったけれど、この組織にはいいところもあるし、こういう環境の方が生きていきやすい人がいるのは確かだろうと思った。ここで生まれて、ここで過ごすことを余儀なく...

著者のかやさん、楽天的でおおらかなお人柄!変わった環境で過ごした人の回顧録として興味深く読んだ。私には無理だ、と感じる部分が多かったけれど、この組織にはいいところもあるし、こういう環境の方が生きていきやすい人がいるのは確かだろうと思った。ここで生まれて、ここで過ごすことを余儀なくされた子どもはかわいそうではないかと思うけれど、子どもが生まれてくる環境を選べないのは誰も同じだ。 未知の文化圏の生活をのぞけるコミックエッセイとしてとても楽しかった。かやさんの手書きの字がすごくきれいで読みやすいのにびっくり。

Posted byブクログ

2018/12/09

☆カルト村シリーズの続編☆ 過去の細かいエピソードもしっかり丁寧に描かれているし、イラストもぶれることなくずっと可愛くて読みやすい。 このコミックはおもしろいだけでなく、学びがホントに多いと思う。 大変な労働環境の中でどのように楽しみを見出していくか、新しい環境や出会いをどの...

☆カルト村シリーズの続編☆ 過去の細かいエピソードもしっかり丁寧に描かれているし、イラストもぶれることなくずっと可愛くて読みやすい。 このコミックはおもしろいだけでなく、学びがホントに多いと思う。 大変な労働環境の中でどのように楽しみを見出していくか、新しい環境や出会いをどのようにして次に繋げていくかなど、作者の思い出を追体験しながら自分も考えるきっかけになった。 また、世間から批判を受けている“カルト村”だけど、その内情を知る人物からの視点で見てみるとどのような世界や価値観が広がっているのかを感じることができるので、偏見が少しだけ解消できたように思う。 抽象的な感想ばかりになってしまったけど、名著なのでとにかくたくさんの人に読んでほしい。

Posted byブクログ

2018/09/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。別の著者の批判本に出てくる特講についても出てきて興味深かった。洗脳とかも指摘されているが内部の人にもおなじようにするとは、組織が硬直しているしるしかも知れない。 この本だけではカルト的要素は薄く感じられ、人類の理想郷建設の、(当初の?)団体の硬直した内部の体験記といった感じ。

Posted byブクログ