犯罪者(下) の商品レビュー
まるでドラマを見ているようだった。さすが脚本家の作品。読んでいて引っかかりを覚えた箇所は、後から必ず種明かしがあって気持ちいい。金の受け渡しのシーンもそういうことか…!と。全部丸くおさまらず闇は闇のままな部分も、ご都合主義にならずよかった。他の作品も読んでみたい。
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こんなにドキドキしたスリルのある小説を読んだのは久しぶりであっという間に読了。 修司・相馬・鑓水の3人がじりじりと滝川に追い詰められる描写と、修司たちのゲリラ的生中継のシーンは、手に汗握る展開でぐいぐい引き込まれた。 結局真崎の目的は果たせなかったが、それでも前向きに生きて行こうとする修司たちの姿が清々しかった。 丁度「犯罪者」を読み始めた頃、紅麹サプリの健康被害のニュースが流れ、本書と重なる部分もあり、小説の様な嘘みたいな事件が現実でも起こり得るのがリアルに怖いと思った。
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面白かった! なんで映像化されてないのかな?不思議 まぁ、映像化されてなくても 絵が浮かぶくらいの描写、表現が秀逸! さすが脚本家 登場人物が多いけど、 こんがらがって?なこともなく、 最後まで納得して読めた ほんとにスピード感があって気持ちいい作品 でも犯罪者って、本当は誰...
面白かった! なんで映像化されてないのかな?不思議 まぁ、映像化されてなくても 絵が浮かぶくらいの描写、表現が秀逸! さすが脚本家 登場人物が多いけど、 こんがらがって?なこともなく、 最後まで納得して読めた ほんとにスピード感があって気持ちいい作品 でも犯罪者って、本当は誰? 殺人犯、食品会社、政治家、マスコミ、殺人犯、産廃業者、市井の人… 被害者はハッキリしてるのに、それを叩く人たち… 私は山科一家が平穏な毎日を過ごせますように って祈りたい 『幻夏』を先に読んでしまったから、 繋がりが分からなかったなぁ 読んだの結構前だし…残念 しかし滝川の身元が分からないって、 そんなこと日本でもあるのかなぁ… ゾクってなったわ
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一言で「圧巻」。 下巻は途中途中、ハラハラしすぎて読みたいのに一息置かないと読み進められないくらい先が読めず、いよいよ終盤を迎えてしまう気持ちと葛藤しながら読みました。 ドラマ相棒の脚本家で有名な太田愛さんのデビュー作。本当にデビュー作???と思ってしまうくらい。 一見繋がってそ...
一言で「圧巻」。 下巻は途中途中、ハラハラしすぎて読みたいのに一息置かないと読み進められないくらい先が読めず、いよいよ終盤を迎えてしまう気持ちと葛藤しながら読みました。 ドラマ相棒の脚本家で有名な太田愛さんのデビュー作。本当にデビュー作???と思ってしまうくらい。 一見繋がってそうに見えないモノ達がどんどん繋がっていくスリル、最高でした! 太田愛さんの他の作品もこれをきっかけに読んでみたいです。
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続編を先に読んだので、メインの3人は無事に生き延びることは分かっているのに、それでもかなりハラハラさせられた。敵の殺し屋が怖すぎる。 この社会の理不尽さや残酷さについての描写はすごくリアルで、考えさせられた。
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白昼の通り魔殺人から始まる。4人が惨殺された事件は薬中の男によるもので、その人物は事件後に薬で死んだ。と思われた。 生き残った男の子は病院で、あと10日生き延びろと言われる。 通り魔殺人は実は特定の5人を殺すために起きたのか…?なぜ自分は殺されなければならないのか?謎の解明に協力する孤独な刑事相馬、元テレビ会社職員の鑓水はタッグを組み、通り魔殺人がなぜ起きたのかを明かしていく。その影には… 実はある食品会社が作成した幼児向け食品の新商品、それを広めるためにサンプルを保育園に配布した。そこにあるウイルスが含まれていた。食べた幼児に謎の奇病が発生する。 食品会社のバックには大物政治家、食品の認定に協力していた。 この事実が露見してはまずい。証拠を隠蔽しようとする食品会社は、陰謀を暴こうとするものや証拠隠滅の目撃者を始末しようと動いていく。 多種多様な人物が絡み合い、場面がどんどん切り替わる、まるでドラマのよう。 人気脚本家の処女作というのも納得。 謎の奇病や、喘息により死んでしまう子、子どもが理不尽な目に遭うこと自体はつらくて、途中読み進められなかった。 個人的に好きな登場人物は真崎。妻と子を亡くし、どん底にいたとき、食品会社に勤める中迫と再会する。2人で食品会社の悪事を明るみに出そうと動く人物。 事実を明るみに出すためにさまざまな作戦を考え出すが、途中いろいろな人物に邪魔されてしまう。少しくらいは成功させてくれてもいいじゃない…!ドラマ的すぎて若干イライラ。 真崎は奇病の子どもたちのために、巨大組織を闇を明るみにするために死んでいく。 つらいけど、その信念が中迫と主人公3人組をさらに駆り立てていく。 作戦をことごとく潰されたり、殺人者があまりにも強すぎたりで、作品が非常に長くなっている。 中だるみはあったものの、全体的によく作り込まれた良質ミステリーだった!
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上巻よりも下巻はまるでジェットコースター。 上巻もきちんと惹き込まれていたけど 下巻は分からないことが分かったり(当たり前だけど) 惹き込まれすぎて、読む手が止まらなかった。 希望の光が見えたと思ったら急に闇に落ちたり… だけどこの男たちは何事にも屈せず負けない。。 幻夏...
上巻よりも下巻はまるでジェットコースター。 上巻もきちんと惹き込まれていたけど 下巻は分からないことが分かったり(当たり前だけど) 惹き込まれすぎて、読む手が止まらなかった。 希望の光が見えたと思ったら急に闇に落ちたり… だけどこの男たちは何事にも屈せず負けない。。 幻夏も再読したいと思わせる作品でした。
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面白かった!久しぶりにノンストップエンターテイメント小説を読んだ 続きが気になってやめられなかった 続編も読もうと思います こういう小説ってどれだけ綿密にプロットを立ててるのか想像するだけで本当にスゴイ
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ハイ!下巻! 大企業、政治家の隠蔽を暴く為に、立ち向かう相馬、鑓水、修司(何で、この人だけ名前なんやろ?)のトリオ! 綿密な計画を作って実行に移す! 大きな奴らに立ち向かうには、やっぱ、テレビとか、ネットなんかで、バラすのが効果的なんやろね。 ハラハラドキドキの遂行劇やけど、...
ハイ!下巻! 大企業、政治家の隠蔽を暴く為に、立ち向かう相馬、鑓水、修司(何で、この人だけ名前なんやろ?)のトリオ! 綿密な計画を作って実行に移す! 大きな奴らに立ち向かうには、やっぱ、テレビとか、ネットなんかで、バラすのが効果的なんやろね。 ハラハラドキドキの遂行劇やけど、ハプニング続出やな。 こんな計画、そう完璧には上手くいかんか… 目が離せんというのは、こういうことやな!作者の作戦勝ち! まぁ、分かるけど〜 現実的なのは〜 少しイライラ〜 フィクションやから、スパッと上手くいくのもありちゃう? 通魔殺人が、実は!になるんやけど、大企業とか、政府の重鎮まで辿り着く寸前で… 途中の失敗で、躓くのアリやけど、アイツは懲らしめたかった〜 磯部〜!許さん!( ̄^ ̄) 滝川怖いけど、使い捨てなんはなぁ〜 とは言え、ハラハラドキドキで、突っ走って面白かった〜! 続編も読みますか! 「幻夏」手元にあるから、でも他の子(積読本たち)泣くから、しばらく待って! 最近で言うと、 何か、キャッシュバックで受け取って、記載しなくても捕まらないどっかの元大臣とかとオーバーラップ( *`ω´)
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この話、2003~2005年が舞台なんですね。今の日本そのままだなぁと思います。という事は長年テレビとスポンサーの関係って変わらないのですね。本当に、ニュースも捏造されたり、スポンサー、政治家が喜ぶ報道しかしません。それをあたかもテレビのニュースが全て真実だと思い込む人々…。本当...
この話、2003~2005年が舞台なんですね。今の日本そのままだなぁと思います。という事は長年テレビとスポンサーの関係って変わらないのですね。本当に、ニュースも捏造されたり、スポンサー、政治家が喜ぶ報道しかしません。それをあたかもテレビのニュースが全て真実だと思い込む人々…。本当に一般の方に知られると困ることは一切報道していないし、知っていた方が突然亡くなり、自殺として報道されていますね。太田さん、こんなに本当の事言ってしまって大丈夫?と心配になってしまいました。 ともあれ、内容はとても良かったです!正に光と闇の戦いにドキドキしました! 次は幻夏を読んでみようと思います!
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