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犯罪者(下) の商品レビュー

4.4

274件のお客様レビュー

  1. 5つ

    146

  2. 4つ

    92

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

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2018/04/08

描写の躍動感に一気読み。互いの腹の探りあいが読む手を進めさせる。消費者のためを本当に思っている企業のトップってどれくらいいるのだろう。

Posted byブクログ

2018/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まさに相棒の映画版のような カットバック的手法を使って同時間ではないが、 同日での場面転換がコロコロと変わるので 少し疲れた。 それが盛り上がりの為に必要なこともわかるが 何せ多すぎる。こちら側は修司、相馬、鑓水だけに 限定するなどしていただきたかった。 上・下巻を繋ぐ 真崎の真意が明らかになった時や 孤独な戦いのところで 私のピークは迎えてしまって 下巻の後は『佐々木邦夫』として意思を受け継ぐ 勝ち目のない戦いという事は分かっているが 盛り上がれなかった。 決して面白くないわけではないが 読むこちら側のカロリーも必要で 深く考えてしまうと それぞれに正義がありすぎてどれも一概には否定できないからこそ 読後感として あの人のあれはこうしてれば救えたかもという 無意味な妄想に繋がってしまうから疲れるんだろうなぁ。

Posted byブクログ

2018/01/28

上巻より、残酷感がありますが、矛盾なくきれいにすべてを回収してくれました。脚本家さんらしい、ドラマを見ているような感じでした。

Posted byブクログ

2018/01/25

再読。 やはり面白い。 本職が脚本家のせいか、ストーリー展開や場面転換のタイミングが絶妙で、予断を許さない。 エピローグがやや長いが、フルスピードで走りきった本編の余韻を冷ますにはちょうどよいか。 Wowow辺りが映像化しないものだろうか。

Posted byブクログ

2018/01/15

複数人の想いと思惑が複雑に交差し、裏の裏を読み合い、攻守が頻繁に入れ替わり、安堵も不安も全く持続しない。「小説なのに」計画は思った通りに実行できないし、人間の弱い部分にことごとく裏切られ、全然思った通りに進まない!ものすごい情報量が詰め込まれているが最初から最後までハラハラしなが...

複数人の想いと思惑が複雑に交差し、裏の裏を読み合い、攻守が頻繁に入れ替わり、安堵も不安も全く持続しない。「小説なのに」計画は思った通りに実行できないし、人間の弱い部分にことごとく裏切られ、全然思った通りに進まない!ものすごい情報量が詰め込まれているが最初から最後までハラハラしながら、タイプの違うそれぞれの登場人物に感情移入しながら、そして手に汗を握りながら、一気に読めた。上巻を読んでいる途中に先が気になりすぎて下巻を注文。届く前に上巻を読み終わってしまったので非常にもどかしかった。これほどまでに上下巻一緒に変えばよかったと思ったことはない!

Posted byブクログ

2018/01/10

下巻のわりと前半の方でだんだんと事件が収束方向に向かっている感じがしたので、「この先どうなるの?」と本の厚みを見ながら何か起こるのかなどと考えながら読み進めていました(笑) 結末的にもとてもリアリティがあって、出てきた問題などがどのようになったかどうかというのをおざなりにせずきっ...

下巻のわりと前半の方でだんだんと事件が収束方向に向かっている感じがしたので、「この先どうなるの?」と本の厚みを見ながら何か起こるのかなどと考えながら読み進めていました(笑) 結末的にもとてもリアリティがあって、出てきた問題などがどのようになったかどうかというのをおざなりにせずきっちりと描ききっているところも、とてもしっかり練り上げているんだろうなぁと思いました。 あらゆる意味でものすごく緻密に考えられたプロットだと思います。太田愛すごい!著書を探して、これあら全部読みます!

Posted byブクログ

2017/12/31

幾重にも重ねられた予測不能のストーリー。圧倒的なスピード感。怒涛の場面展開は映像感たっぷりでまるでドラマを見ているよう。最後もぎりぎりハッピーエンド。エンターテイメント感満載でとても面白かった。やることなのない年末年始にちょうど良い読み物でした。

Posted byブクログ

2017/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1000頁に迫るボリュームの作品にも関わらず、無駄な部分が一切なく、重量感がありながらスピード感も失わない面白さ。 通り魔事件に端を発して、政財界の癒着、食品会社の隠蔽体質、産業廃棄物問題、食品被害の病児の裁判闘争、、、とスケールもどんどん大きくなる。 さらに、鑓水、修司、相馬という個性的な3人のシリーズとしての愛着、とくれば面白くないわけがない。 「天上の葦」を先に読んだのが残念だったけど、次は2作目の「幻夏」を読むぞ~。

Posted byブクログ

2017/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大企業と政治家がベッタリの関係で、本当は何ヶ月もかかる審査を短期間で通過したりとか、「そんなのやめてよー」と思うけど、実際にあるんだろうな……とも思って嫌な気持ちになる。 修司、相馬、鑓水。 この3人が無事に事件を解決できるのかとハラハラしました。私は失礼ながら(この中で死んじゃうとしたら軽い感じの鑓水だな)と思ってたのですが、帯の著者既刊に「謎を鑓水、相馬、修司の3人が追う!」とか書いてあって、あ、この話じゃ誰も死なないんだといささかハラハラドキドキが半減しちゃって残念でした。

Posted byブクログ

2017/10/17

はじめましての作家さんです。 ちょっと長くて説明が多い感じがしたけど、お話は面白かったです。 ただ前半のドキドキ感に比べて、最後のほうは、ダラダラ~と長い感じがしちゃいました。 シリーズがあるようなので、そちらも読んでみます。

Posted byブクログ