1,800円以上の注文で送料無料

I Love Youの訳し方 の商品レビュー

3.6

46件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2020/08/20

破壊力が凄いんです、、どのセリフも、ものすごい破壊力を秘めてる。愛の伝え方がこんなにも多様だと知らなかったし、自分の経験じゃ想像もできないほどの壮大な愛が一言のセリフに詰まってる。読んだだけで泣けちゃったものもあれば、ほ〜センスあるな、と感心したもの、いや、これはさすがにわからん...

破壊力が凄いんです、、どのセリフも、ものすごい破壊力を秘めてる。愛の伝え方がこんなにも多様だと知らなかったし、自分の経験じゃ想像もできないほどの壮大な愛が一言のセリフに詰まってる。読んだだけで泣けちゃったものもあれば、ほ〜センスあるな、と感心したもの、いや、これはさすがにわからん…と引いたものも笑

Posted byブクログ

2018/07/18

文豪の引用は素晴らしいです。 前後の文章もなく、どういった状況で書かれた言葉かもわからないのに、たった一行やたった数行でこちらの心臓を鷲掴みにしてくれるものがいくつもありました。 人の感性は違うので、どれがどのような作用をするかは千差万別かと思いますが、それでもいくつかの言葉は珠...

文豪の引用は素晴らしいです。 前後の文章もなく、どういった状況で書かれた言葉かもわからないのに、たった一行やたった数行でこちらの心臓を鷲掴みにしてくれるものがいくつもありました。 人の感性は違うので、どれがどのような作用をするかは千差万別かと思いますが、それでもいくつかの言葉は珠玉として心に残るのではと思います。 ではなぜ星が1つか。 ひとえに、作者?著者?の厚顔無恥も甚だしい、コメントともエッセイともいえぬ駄文の羅列があまりにもひどかったので。 通常であれば、自分の感性に合わなければ、それは決して作者の責任ではないと思って、ただ残念に思うだけですが、今回は久しぶりに文章を読みたくなくなる程度には不快感を覚えました。 冒頭で、文豪たちの言葉を味わってほしいから、あえて引用元の内容には触れていないとあり、なるほどそれは一理あるなと納得したのですが、ではなぜ、その文豪たちの言葉にひたる時間も与えられぬままに、作者が「直感で」書いたらしい文章を毎ページ読ませられなければならないのでしょうか。 この本を手に取る大多数の人間は、文豪の言葉の使い方に興味があるはずで、作者のコメントとやらを目的に読むのではないかと思います。恥ずかしながら、私は作者のことを存じ上げなかったのですが、もし作者自身に固定のファンがついているのであれば、わざわざ文豪の言葉を前面に押し出さずとも、「文豪の言葉を読んで作者が思ったこと」といった内容がわかるタイトルで本を出版されればよかったのでは。 久方ぶりにここまで怒り狂っているのでレビューが長くなりますが、大昔にリリーフランキー氏のエッセイで読んだ「女の子っていうのは、ロマンチストな男が好きだよね。バーとかでさ、俺は世界平和に貢献したいんだとか、恵まれない子供たちにチャンスを与えたいんだよねとかいう男に、女の子たちってすぐにときめいちゃうでしょ?でも、考えてみてよ。その男がさ、本当に世界平和に貢献したくて、本気で発展途上国の子供たちの状況に危機感を抱いているんなら、そいつはなんで都会のバーでへらへら酒なんか飲んでんだって話じゃない?」というような内容を思い出します。 あえてきつい言葉で書くと、他人の褌で勝負しているんだなこのひとはという思いが大変強かったです。コメントを書いている自分に陶酔しきっているだけで、読者なんて存在はどこにもいない。読み手を意識した文章ではなく、あくまでも耳触りが良い(とご本人は感じていらっしゃるであろう)言葉をそれっぽく羅列しただけかと。 あとがきで、日本語ではたった一文の英語(I love you)を何通りにも訳すことができるから、日本語は世界で最もロマンチックな言語である、とありましたが、日本語が最も優れているというような書き方をする意図が理解できません。本の中には、シェイクスピアやゲーテ、ナボコフやコクトーといった非日本人の引用も載っているにも関わらず、しかもそれらは全て、訳者のものではなくオリジナルの文豪のものだとあるにも関わらず、なにをもってして非日本語を扱う文豪たちは常に「I love you」とした書かなかったというような扱いになっているのでしょうか。はなはだ謎です。 日本語はロマンチックかもしれませんが、ドイツ語も英語もフランス語も中国語もロマンチックでしょう。優劣を決める意味がわかりません。 と、散々、悪いレビューを書きましたが、引用されている言葉は美しいものが多く見られて、何度もドッグイヤーをつけました。すでに知っている文豪から、名前だけは知っているけれど作品は読んだことがない文豪までいて、新しい作家を知るきっかけになるかと思います。 再三再四になりますが、作者のコメントがなければ、文句なしの星5つの本になるかと思います。

Posted byブクログ

2017/05/18

twitterのRTで興味を惹かれ購入しました。 著者が選んだ100人の作家の“I love you”を篭めた言葉と、それに対して著者の解釈が内容となっています。作家は近代から現代まで幅広く、読んだことのあるものも人によってはたくさんあると思います。 後ろには作家索引も載せてくれ...

twitterのRTで興味を惹かれ購入しました。 著者が選んだ100人の作家の“I love you”を篭めた言葉と、それに対して著者の解釈が内容となっています。作家は近代から現代まで幅広く、読んだことのあるものも人によってはたくさんあると思います。 後ろには作家索引も載せてくれているのでまた思い出してひくことができて親切なつくりです。 5つのテーマ、「情熱的に」「感傷的に」「個性的に」「狂気的に」「浪漫的に」とまとめられて紹介されています。個人的には「狂気的に」のテーマに一番惹かれました。 著者の方もまえがきで記していますが、あくまで“I love you”を篭めた言葉だけを引用し、その前後の説明や背景は解説されていません。作品中の人物の台詞だとしてもその言葉がどんな状況で出たものかというのはこの本だけではわかりません。 その1文のみを読み取り、感じるのが楽しみ方の一つだと思いました。 また著者の解釈についてもその通りに受け取る必要はなく、読者それぞれの感じ方を尊重されていますので、どれだけ私たち読者が自分の発想で感じるかでより深く味わえる本だと思います。 全体的にロマンチックで素敵な本で、作品のとある1文に魅せられて夢中になる人にはお勧めです。

Posted byブクログ

2017/04/16

自分の結婚観について悩んだのと同時に、私には愛という感情が不足しているのではないかと浸っていたときに出会った本。 言葉の力から、愛ってなんぞやの原点に立ち返ってみようと思い、購入。 ここからは、心に響いたものを徒然と記録。 --------------- 神様の名を呼ばぬ時...

自分の結婚観について悩んだのと同時に、私には愛という感情が不足しているのではないかと浸っていたときに出会った本。 言葉の力から、愛ってなんぞやの原点に立ち返ってみようと思い、購入。 ここからは、心に響いたものを徒然と記録。 --------------- 神様の名を呼ばぬ時はお前の名を呼んでいる - 八木重吉 わたしをすきなひとが、わたしに関係のないところで、わたしのことをすきなまんまで、わたしいがいのだれかにしあわせにしてもらえたらいいのに。わたしのことをすきなまんまで -最果タヒ 会いたくて 淋しい あなたに会いたくて淋しい 会えなくて淋しいではなく -北川悦吏子 ほんとうはただたださわりたくて、キスしたくて、抱きたくて、少しでも近くに行きたくてたまらなくて一方的にでもなんでも、涙が出るほどしたくて、今すぐ、その人とだけ、その人とじゃなければ嫌だ。それが恋だった。思い出した -吉本ばなな 愛しているから 愛していると云えないのです 許してください わたしの不器用な沈黙を -谷川俊太郎 話したいことよりも何よりもただ逢うために逢いたい -竹久夢二 君に似し姿を街に見る時の こころ踊りを あわれと思え -石川啄木 僕はあなたを思うたびに 一ばんじかに永遠を感じる -高村光太郎 --------------- 結局これで分かったのは、愛という気持ちに固まった形はないのね、という非常に、単純で当たり前なことだった。なんとも情けない。 恋のような甘酸っぱさも愛、 相手を大切に思うあまりの不器用さも愛、 空気のような温かさも愛、 相手を思うあまりか、自分を守ろうとするあまりか、気がおかしくなってしまうのも愛 色々な愛の形が様々な言葉で表現されていて、心底言葉にできることの才能が羨ましいと思ったよ。 なんて言ったらいいのかわからなくなってしまうのも愛で、その歯がゆさに苦しむ人が大半だと思うから。私を含めて。 私自身の経験で言えば、デートの去り際などにバイバイと言って一度別れたあと、どうしてももう1度だけ振り返りたい気持ちを抑えて歩き続ける時の気持ちを思い出させられました。 振り返ったときに相手と目が合うのも怖いし、相手がもしもとっくのとうにいなかったら…と考えるのも怖くて。 可愛くないなぁ 良い本だった。

Posted byブクログ

2017/04/02

情熱的なものから狂気的なものまで、多種多様な「愛のことば」には、作風とのギャップがある作家さんも居て、読んでいてとてもときめきます。 何度でも読み返したくなる素敵な一冊。 自分の中の創作意欲も刺激されます。

Posted byブクログ

2017/03/14

 様々な小説や詩から愛の言葉を抜粋しています。著者の名前から、有名な作品、台詞を抜粋した書籍までそのページで確認できるのがとてもよかったです。  著者の方が抜粋した台詞に対して、詩のような書評をのせています。それに対して「納得だ」「いや、そうじゃないだろう」と、自らの考察を深める...

 様々な小説や詩から愛の言葉を抜粋しています。著者の名前から、有名な作品、台詞を抜粋した書籍までそのページで確認できるのがとてもよかったです。  著者の方が抜粋した台詞に対して、詩のような書評をのせています。それに対して「納得だ」「いや、そうじゃないだろう」と、自らの考察を深めるのも楽しみのひとつかもしれません。

Posted byブクログ