私をくいとめて の商品レビュー
根本的に必要な物はこの世の中そうはないという下りは良かったな。 1人に慣れると他人との距離感が掴めなくなる。でもずっと1人はなんか哀しい。どうする?頭の中で考える。 そんな話。
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主人公の年齢がジャストなので なんともいえない気持ちで読み終えた。 つっこみどころが満載すぎて失笑。 誰も憎めないしなんだかかわいい話。
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みつ子が、自分の頭の中の分身Aに励まされ支えられて人と世界に順応していく物語。 頭の中の分身と喋るとか暗い!と思ってしまいそうですが、こんな分身ならうちにもいてほしい、と思う優しく賢いA。うちが想像していた姿とは少し違いましたが。 みつ子の周りの人々も個性強力です。 でもみつ子、あなたは全然孤独じゃあないよ。そっと応援したくなります。
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おひとりさまの心。 脳内の、自分であって自分ではない誰かと会話すること。 自分以外の誰かと向き合う難しさ。 ほんのちょっとしたことですれ違い、どうしたらよいかわからない絶望感。 わかる。わかりすぎる。 共感できる小説からは、何かを教えてもらえる。
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小説のようなエッセイのような感じ。みつ子さんみたいに自分の中にAがいるといいなと思ってしまう。個人的にはカーターとノゾミさんがツボ!ノゾミさんみたいな考え方で生きていけたらすごく幸せにされそう。
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一人で生きていく事に何の抵抗もない三十二歳のみつ子と脳内のAの会話に病的さが全くなく力まない。自分なのに「彼」で意外。独立したAIみたい。料理を作りお返しを貰う関係の知人男性、クリスマスから年始までのイタリアホームステイ、ディズニーでのグループデート。久しぶりの恋愛に激しく不安に...
一人で生きていく事に何の抵抗もない三十二歳のみつ子と脳内のAの会話に病的さが全くなく力まない。自分なのに「彼」で意外。独立したAIみたい。料理を作りお返しを貰う関係の知人男性、クリスマスから年始までのイタリアホームステイ、ディズニーでのグループデート。久しぶりの恋愛に激しく不安になる所に揺さぶられた。
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もうすぐ33歳のOLのみつこ、片思い以外恋愛経験もなく、生涯「おひとりさま」を自覚しつつある。 一人で生きていくことに、抵抗がないようで、でも、もう一人の自分「A」に脳内で相談する日々を送っている。 「おひとりさま」に慣れようと、一人焼肉行ったり色々挑戦のは面白かったが、ラスト...
もうすぐ33歳のOLのみつこ、片思い以外恋愛経験もなく、生涯「おひとりさま」を自覚しつつある。 一人で生きていくことに、抵抗がないようで、でも、もう一人の自分「A」に脳内で相談する日々を送っている。 「おひとりさま」に慣れようと、一人焼肉行ったり色々挑戦のは面白かったが、ラストは結構意外だった。 (図書館)
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2018/09/30 読了 綿矢りさの、危ないくらい衝動的な作風からはちょっと変わったなぁ、っていう作品。 Aという別人格の自分が心の中にいて、常に正しい答え、求めてる答えをくれる存在は、おひとりさまの長かった主人公にとって心の支えだったんだろうな。 多田くんという、現実世界で密な関わりを持つような人物ができることで、孤独な自分が解放されてAが消えるのは、Aが主人公の心の支えから、一部になったってことなのかな。A(自分)がいるから大丈夫って思えたら、なんでも立ち向かえるね。 マッサージの描写とかは、ちょっとオーバーなくらい考えすぎる綿矢りさの表現がよく感じられて、あー、懐かしい…って感じました。
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頭の中の友達。 どこにでもいるOLの日常。 その日常に「ある声」を付け加えたことで味付けが変わるのが面白い
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私には私がついている。だから、孤独でもだいじょうぶ。 孤独だけど、ひとりじゃない。 だって私がいる。 その感覚を主人公を通して体感して、とても心強く思えた。 私ってこんなに私にとって頼りになる存在だったのかと、目から鱗である。 私をくいとめて、って感覚はとてもわかる。 どうにかしたいし我ながらどうにかした方がいいのはわかっているが自分ひとりの力ではどうにもできない感じ。 立ち上がれなくて混乱してしまう感覚。 でも、Aと主人公のお陰で 内側の自分に背中を押されながら、自分の背中を押しながら、怖いけど、外を見て、外へ出て、生きていけそうな感じがした。 きっとだいじょうぶ。 等身大でかっこわるくて、でもそれを認めてくれる受け止めてくれる、仲間のような、まさにAのような小説だった。 ありがとう、がんばります。 ・読みながら年齢に思った以上に囚われている自分に気付く。女の子っぽいこと、情けないこと、共感しても「でもいい歳だし」「そんなこと思っちゃいけない」って自分を縛っていた。何歳なんだからこうでなければいけないのだと。でも、年齢以前に自分という一人の人間であって、何歳の女性◯◯さん、職歴◯◯、という括りが優先されてはいけない。軌道修正したいな。 ・自分の感性で、周囲の人のことを こういうところが好き、ときちんと感じる主人公に魅力を感じる。恋愛関係となるとまだまだビギナー感があるが、普段は他人の価値観との間に綺麗に線を引いて堂々としていて素敵だ。 ・飛行機の件はやや冗長でついていけなかったが、Aとの良い思い出にはなった。イタリア旅行の話も必要だったか?と疑問は残るが「世界は広い」と この物語の途中で思い出せることに価値はあるのかも。
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