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米中もし戦わば の商品レビュー

4.3

39件のお客様レビュー

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2018/01/21

米中の比較を基礎にして、東アジアの情勢や国力、軍事力の考え方が参考になった。 大国に対し、追い上げる国がある場合は、歴史上争いになることが多い。 中国は100年の恥辱をはらおうと列強に対抗している。 インド、日本、北朝鮮、ベトナムに戦争の火種が想定される。 対立した場合には一方...

米中の比較を基礎にして、東アジアの情勢や国力、軍事力の考え方が参考になった。 大国に対し、追い上げる国がある場合は、歴史上争いになることが多い。 中国は100年の恥辱をはらおうと列強に対抗している。 インド、日本、北朝鮮、ベトナムに戦争の火種が想定される。 対立した場合には一方的な結果にはならない。 サラミスライシングのようにじわじわと領土を広げる。 アメリカの質の軍事力に対して量でカバーする。 武力的な衝突だけでなく海上封鎖も選択肢。でもどちらかだけでは成功しない。 国力は軍事力だけでなく、経済、政治、資源、教育を総合的に判断する。 対中戦争を現実的に想定しつつ平和的に解決する選択肢を選ぶのが最良

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2017/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

非常に具体的で現実的な角度から米中の関係性や過去未来を語っていてとても面白かったです。 北朝鮮問題を抱える東アジア情勢を検討していく上でとても良い判断材料ですね。 良い本です。

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2017/12/31

読みやすかった。各章の冒頭に出てくる設問も面白い。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file6/naiyou24701.html

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2017/11/25

米中それぞれの思惑やら、危機感やらが分かります。 「自由主義世界の多くの政治家や評論家は、自国が戦争状態にあることを認めなければ敗北を避けられると考えているように見える。だが、戦争の現実を無視すれば、訓練された兵士ではなく、より多くの罪もない人々を前線に立たせることになるのだ」...

米中それぞれの思惑やら、危機感やらが分かります。 「自由主義世界の多くの政治家や評論家は、自国が戦争状態にあることを認めなければ敗北を避けられると考えているように見える。だが、戦争の現実を無視すれば、訓練された兵士ではなく、より多くの罪もない人々を前線に立たせることになるのだ」 米中二国間のことだけでなく、周辺国のことにも言及されています。 子供の世話と家事と仕事に追われて、集中して読めなかったのが残念。

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2017/09/21

アメリカと中国が何を考えているのか。 お互いのメリット、デメリットや戦力を考えながら 世界平和について考える本。

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2017/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

米中の戦争リスクを学ぶ。「非対称性」がキーワードである。上手にグレイな世界を作っていきたいものだなぁ。  二大国のアンバランスさは大きいのかもしれないけれど、中国がさらに力をつけることでアジアの警察としての役割をちゃんとしてくれるなら、それでもいいんじゃないかとも思う。アメリカばかりが世界平和を管理するのは無理がある。  問題は中国がどれだけ倫理観のある警察になるかである。やはり共産党のままは嫌だから、話はうまく進まない。

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2017/07/31

中国関連、安全保障の分野において必読本ではないでしょうか。 中国には脅威を感じていましたが、その脅威が倍増し、アメリカの国力の弱体化を知らされ日米安保にも不安を覚える。 トランプの発言、政策からピーター・ナヴァロの思想が大きく影響を与えていると思った。

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2017/07/02

米中の関係について45の問いと回答というかたちで述べている。 第1部では米中が戦争に至る蓋然性の高さについて歴史的な観点から見る。第2部では軍事力について、特に中国がいかに非対称な分野や宇宙やサイバーといった新しい分野に力を入れているかについて。第3部では米中戦争の引き金を引くき...

米中の関係について45の問いと回答というかたちで述べている。 第1部では米中が戦争に至る蓋然性の高さについて歴史的な観点から見る。第2部では軍事力について、特に中国がいかに非対称な分野や宇宙やサイバーといった新しい分野に力を入れているかについて。第3部では米中戦争の引き金を引くきっかけになる要素について、東シナ海の危機、中国の国際海洋法条約の拡大解釈や水資源を巡るインドとの確執などについて。第4部では実際に戦争になった時それがどのような様相を呈するのか、エアシーバトルやオフショアコントロールといった戦略について触れながら検討。第5部では米中に交渉による和平の可能性がありうるのか、パックスメルカトリアや孤立主義、核抑止力、中国の力の不透明性、大取引の可能性などから検討。最後にいかに力による平和を保つかというところで、結局は脅威を直視し、内政を整え、同盟国との審議を守り、経済的な力を中国に与えないといった、当たり前だけど実現が難しい方策を述べて締めている。 個人的な最良のシナリオは中国が小さく分裂し、対話のできる民主国家群になることだな。

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2017/06/10

本書では現代の日本中国アメリカを取り巻く軍事状況を纏めており、昨今のトランプ大統領の政策(孤立主義)も予見している。その他にも新たな知見(中国の官僚等)も得られたが、興味を引くたびにすぐに話題が切り替わってしまい、読書としての面白みは少なかった。

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2017/05/20

中共に対するアメリカの戦略についての分析。 中共は隣の単なる不快害虫と違い、狡猾で手強い危険な相手である。 常に自己の利益のみを重視し、正義や公正といった人類共通の理念も、他国との協調による繁栄も、地球環境や知的財産の保護も、自国民の幸福すらも使い捨ての交渉手段としてしか考え...

中共に対するアメリカの戦略についての分析。 中共は隣の単なる不快害虫と違い、狡猾で手強い危険な相手である。 常に自己の利益のみを重視し、正義や公正といった人類共通の理念も、他国との協調による繁栄も、地球環境や知的財産の保護も、自国民の幸福すらも使い捨ての交渉手段としてしか考えてない、清々しいほどの「悪」といってよい。 中共に較べると、ソ連もナチスも大日本帝国も大英帝国もモンゴルも十字軍もコンキスタドールも可愛いものである。 中共は、民主主義国家がその存立基盤である「国民」の利害調整に手間取り、「戦争に勝利する」という最優先の課題に着手できないのを尻目に、活用できるリソースを最も効率的に勝利に向かって投入している。 中共は、グローバル化した経済の中で14億の市場(見せかけだが)を餌に多国籍企業を誘い込み、最先端の技術を盗み出すと同時に、アメリカ、日本、欧州の企業をあるいは人質にとり、あるいは工作の先兵として利用し、競争相手を身動きとれなくしていく。 中共は、「最低限のルールを守る」という文明国間の合意すら一つの条件として利用し、相手にだけルールを守らせ、自国は最も効果的な形でルールを破る。 中共と文明国間の戦争はすでに始まっているどころか、中共の完全勝利に近づいている。 我々は中共に対抗する以前に、獅子身中の虫である、九条信者、人権屋、マスゴミ、お花畑平和主義者を一刻も早く駆除しなければらない。 本当に恐ろしい敵である。 「悪」というよりは「グローバリズムの究極の成果」という表現が正しいのかもしれないが。

Posted byブクログ