総理の夫 First Gentleman の商品レビュー
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うーん。。。 妙齢の女性が内閣総理大臣になるなら、こうなるよね、って感じ。 内閣総理大臣に限らず、法人の代表者であってもおなじこと。 トップの女性が率先して社会に出るには、出る杭を打たれる覚悟でないと望めないこの社会が疎ましい。 本来、男性と女性は対等であるはずなのに。。。
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著者が女性だからこその内容。働く女性に読んでもらいたい。これから働く女性に読んでもらいたい。政策の話はどうあれ、凛子のようになりたい、皆で凛子を増やしたい。そう思った。
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42歳で日本初の女性総理大臣となる相馬凛子とその夫である相馬日和38歳が主人公。日和は鳥類研究所の研究員、人のいいおっとりとした性格の野鳥のことしか考えていないような男だが、相馬財閥グループの次男で東大卒の秀才ではある。凛子も東大卒、東大大学院博士課程修了の学者で政策シンクタンク...
42歳で日本初の女性総理大臣となる相馬凛子とその夫である相馬日和38歳が主人公。日和は鳥類研究所の研究員、人のいいおっとりとした性格の野鳥のことしか考えていないような男だが、相馬財閥グループの次男で東大卒の秀才ではある。凛子も東大卒、東大大学院博士課程修了の学者で政策シンクタンクの研究員の時に日和と出逢って結婚している。日和26歳、凛子30歳の時である。 その後、凛子は政界に進出、少数政党の党首から総理大臣になるのだが、日本新党の細川首相を思い浮かべる。そして解散総選挙を仕掛けた結果を見ると、総理大臣ではなく都知事だが、都民ファーストの会を率いて都議会選挙を大勝利した小池都知事を思い浮かべた。容姿、経歴のイメージは今回当選した墨田区の都議かな。 政権取りの手法は似ているが、人物像はちょっと違うのだろう。あまりにもまっすぐで純粋な志し、優しさ、心遣い、そして強い信念。降りかかる困難や攻撃に立ち向かう姿に感動する。 あまりにも愚かで頼りない日和にイライラするが、要所要所でキメるところがいい。二人の深くて強い愛と周りの人達の支えに感動する。 原田マハ氏の小説は9冊目だが、いつも最後は感動の結末で幸せな気分になる。
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○原田マハが話題と聞いて読んでみたくてブクマで購入(読み終わったのでもう売りますが)感動の政界エンタメと背表紙にかかれてるくらいほんとに政治の話がたくさん。やっぱり女性って難しいよね ヒロインって、感じで活躍される総理なので読了後すっきり(`・ω・´)
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日本初の女性総理として選ばれた、賢く美しい女性、相馬凛子。その夫である相馬日和は日本初の「総理の夫」として、妻を支える決意をする。凛子が総理になることを機に、歴史の一部を後世に残そうと日和は日記をしたため始めた。この作品は、日和が後の世を生きる人たちに向けて語りかけるように記した...
日本初の女性総理として選ばれた、賢く美しい女性、相馬凛子。その夫である相馬日和は日本初の「総理の夫」として、妻を支える決意をする。凛子が総理になることを機に、歴史の一部を後世に残そうと日和は日記をしたため始めた。この作品は、日和が後の世を生きる人たちに向けて語りかけるように記した日記だ。 ただでさえ多忙な国会議員で夫婦の時間の少なかった二人だったが、凛子が総理大臣になることでますます疎遠になる二人。世論を味方につけて活躍していく凛子と、彼女を総理大臣の座から引きずり下ろそうと卑怯な工作をする者たち。その罠は日和にも忍び寄る。 二人に度々危機やハードルが訪れるが、その都度凛子の快活さ・聡明さと、日和の憎めないおめでたさ、そして何より凛子をけなげに支えようとする実直な愛が感じられて、読者を幸せな気持ちにする物語でした。 女性が活躍するストーリーなので、特に女性が読めば勇気がわくことでしょう。日和のでしゃばらず陰ながら凛子を支えようとする姿も、社会で活躍する女性には羨ましいものだと思います。 以前読んで私も勇気をもらった『本日はお日柄もよく』の登場人物、スピーチライターの久遠久美も、今回は凛子総理のスピーチブレーンとして友情出演(?)していました。お仕事小説シリーズとして、どちらも必読書ですね。 文庫では「総理の妻」である安倍昭恵夫人が解説を書しています。凛子への共感する心や、自分の場合の違いなど。凛子総理は圧倒的支持率で国民を導く「他に類をみない総理大臣」として描かれているのですが、その作品の解説を担うのはなかなか難しかったのではないでしょうか。作品にとっても、今後の安倍総理の動き如何でマイナスにもなりうる解説かと思いました。なかなかの勇気あるコンテンツ。
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気持ちの良いくらいビシバシ切り込んでいく凛子というキャラクターに好感が持てました。とにかく凛子がかっこいい。読んでいて爽快でしたね。ライトに読めて良かったです。
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日本発の女性総理大臣、相馬凛子と 彼女を支える「ファーストジェントルマン」の相馬日和 普通じゃない生活を送ることになった二人の生活の 一部始終を日和が書いた日記形式で追っていく物語。 筋書きがある程度見えるので、ものすごく面白いというわけではないけど、 「本日はお日柄もよく」の...
日本発の女性総理大臣、相馬凛子と 彼女を支える「ファーストジェントルマン」の相馬日和 普通じゃない生活を送ることになった二人の生活の 一部始終を日和が書いた日記形式で追っていく物語。 筋書きがある程度見えるので、ものすごく面白いというわけではないけど、 「本日はお日柄もよく」のスピーチライター久遠久美が出てくるサービスもあり、 読みやすく、映像化しやすそうな良作。 私の中でキャスティングは決まっていて、 凛子は竹内結子、日和は堺雅人、原久郎は香川照之! 我ながらぴったりすぎるな〜
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ハラハラしながらも、きっとうまくいく!と感じながら読める本。少しずつ周りの人々を巻き込んでいってしまう凛子はかっこいい! 途中から、なんだかうちの夫婦関係に似てる気が…という感情移入をしてしまいました。日和さんの心の声、もしかして旦那さんはこんな風に思ってるのかもなぁ〜なんてなん...
ハラハラしながらも、きっとうまくいく!と感じながら読める本。少しずつ周りの人々を巻き込んでいってしまう凛子はかっこいい! 途中から、なんだかうちの夫婦関係に似てる気が…という感情移入をしてしまいました。日和さんの心の声、もしかして旦那さんはこんな風に思ってるのかもなぁ〜なんてなんだか勝手にほっこりしました。 解説が安倍昭恵氏というのもまた味わい深いです。
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【内容紹介】 20XX年、相馬凛子は42歳にして第111代総理大臣に選出された。 夫である私・日和は鳥類研究家でありながらファースト・レディならぬファースト・ジェントルマンとして、妻を支えようと決意する。 凛子は美貌、誠実で正義感にあふれ、率直な物言いも共感を呼んで支持率ばつぐ...
【内容紹介】 20XX年、相馬凛子は42歳にして第111代総理大臣に選出された。 夫である私・日和は鳥類研究家でありながらファースト・レディならぬファースト・ジェントルマンとして、妻を支えようと決意する。 凛子は美貌、誠実で正義感にあふれ、率直な物言いも共感を呼んで支持率ばつぐん。 だが税制、エネルギー、子育てなど、国民目線で女性にやさしい政策には、政財界の古くさいおじさん連中からやっかみの嵐。 凛子が党首を務める直進党は議席を少数しか有せず、他党と連立を組んでいたのだが、政界のライバルたちはその隙をつき、思わぬ裏切りを画策し、こともあろうに日和へもその触手を伸ばしてきた。 大荒れにして権謀術数うずまく国会で、凛子の理想は実現するのか? 【感想】 物語としてはまぁまぁという感じ。ただ女性の社会進出、男性社会での活躍、という目線からみると非常に興味深い物語。
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凛子さん、かっこいい!憧れる女性像。頭が良くて、美人で、芯が強い。そばで支える日和クンは、ピュアな人。ふたりの夫婦のあり方は、本当に大切なことはきちんと伝え合い、他はあまり干渉しない。安定はない、相馬内閣だけど、やはり全てが進んでいて、こんな世の中見てみたいという感じ。女性としての問題は、考えると苦しくなるけど、こんなふうに乗り越えちゃうんだろうな、世の女性は。という気もする。原田マハワールド、ますますハマるわ。久遠久美さんに再会できるのも嬉しい本。
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