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吾輩も猫である の商品レビュー

3.2

105件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

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2024/09/01

『吾輩も猫である』 新潮文庫 「いつか、猫になった日」赤川次郎 「妾は、猫でございます」新井素子 「ココアとスミレ」石田衣良 「吾輩は猫であるけれど」萩原浩 「惻隠」恩田陸 「飛梅」原田マハ 「猫の神さま」村山由佳 「彼女と、最初の一年」山内マリコ ネコアンソロジー、一番良か...

『吾輩も猫である』 新潮文庫 「いつか、猫になった日」赤川次郎 「妾は、猫でございます」新井素子 「ココアとスミレ」石田衣良 「吾輩は猫であるけれど」萩原浩 「惻隠」恩田陸 「飛梅」原田マハ 「猫の神さま」村山由佳 「彼女と、最初の一年」山内マリコ ネコアンソロジー、一番良かったのは赤川次郎さんの作品。 気がついたら猫になっていたある奥さん、自分の家に帰って見ると自分は死んだことになっていて、あろうことか心中したことになっていた! 何故!自分でも全く身に覚えがない… という話。他はいずれもネコ目線で見た人間との関わり方。新井素子さんの話のネコはちょっと天然の女性作家に飼われていて、村山由佳さんの話のネコは懲りずに次々と恋をしちゃう女に飼われている。あれ?ご自身のこと(笑)と勘ぐってしまう。 ネコを題材にしているので、いずれも読みやすく、大きな感動はないけど暇つぶしには最適。 唯一好きになれなかったのは山内マリコさんの作品。この方初読みですが…他の本を読んでみたいとは思えない。

Posted byブクログ

2024/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夏目漱石没後100年記念出版の短編小説集。猫が何を考えて人間を見てるのか興味がある猫好きに是非読んで貰いたい一冊です。 中でも私のお気に入りは、(妾は、猫で御座います)。とても丁寧な口調でよく喋る猫のキャラクターが好感持てます。また、人間の可愛いという言葉にはバイアスがかかっていて客観的ではない、という猫目線の考察が面白いです。猫主体の感覚では世界の見方が違って見えてきて新鮮です。 お互い別のことを考えていても、世界は回るんだな。うまくいくものだ。と納得する作品。人間が猫の言葉を理解できなくて良かったとも思います。知らない方が幸せな事もある…というのは正にこの事でしょう。しかし、猫の誇り高い生き方は読んでいて気持ちが良い様に感じました。

Posted byブクログ

2024/08/16

図書館本。猫好き8人作家のアンソロジー。夏目漱石の吾輩は猫の現代版。新井素子と原田マハが読みやすかった。

Posted byブクログ

2024/08/08

猫視点で描かれるアンソロジー。 どの作品もほっこりした内容で、猫はこんなこと考えているかも?といった視点が伺える。 長さ的にもちょうどよく、いろんな味わいを楽しめる。 とりわけ、猫好きにはお勧めの一冊。

Posted byブクログ

2024/07/25

殺人事件モノばかり読んでいて少々疲れたのでたまには趣向を変えてと思い手にした本。 ワガママで気まぐれでプライドが高くて気高い猫に関する短編8篇。 それぞれの猫愛が詰まった一冊。 ってか、こんなんズルいわ、、、

Posted byブクログ

2024/07/22

猫好きの、猫好きによる、猫好きのためのアンソロジー。だから仕方ないのかもしれませんが、猫は神で、人間はアホ、と言う自虐が過ぎて、ちょっとゲンナリしました… そりゃ私も猫大好きですけど。残念。

Posted byブクログ

2024/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

8名の作家による猫アンソロジー。各篇とも夏目漱石の「吾輩は猫である」に倣って猫の視点による一人称作品。 ―― https://bookmeter.com/reviews/117951410

Posted byブクログ

2024/05/25

いつか、猫になった日 赤川次郎 妾は、猫で御座います 新井素子 ココアとスミレ 石田衣良 吾輩は猫であるけれど 萩原浩 惻隠 恩田陸 飛梅 原田マハ 猫の神さま 村山由佳 彼女との、最初の一年 山内マリコ

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2024/04/30

多分初めて?アンソロジーというものを読んだ。 テーマは"猫"。 最近猫人気が凄まじいと思う気がするのは、私の気のせいだろうか。かくいう私は子供の頃から犬を飼っていたせいか大の犬好き、犬推し過激派である。 猫を可愛いと思わないわけではないけれど、あのなんともお高...

多分初めて?アンソロジーというものを読んだ。 テーマは"猫"。 最近猫人気が凄まじいと思う気がするのは、私の気のせいだろうか。かくいう私は子供の頃から犬を飼っていたせいか大の犬好き、犬推し過激派である。 猫を可愛いと思わないわけではないけれど、あのなんともお高くとまった感じが少し苦手で、やっぱり人懐っこく寄ってきてくれる犬の方が好きだ。 そんな私なので、昨今の空前の猫ブームは少し寂しい。一昔前は、もう少し犬と猫というものが平等だった気がするのだ。 2月22日を猫の日とするなら1月11日だって犬の日としてもいいじゃないか…話が大きく逸れたが、とにかくこの本は、8人の人気作家が猫目線の短編を描いたアンソロジーである。どうやら夏目漱石の没後150年&生後100年を記念したものらしい。 日本における猫ブームは最近のものだと思っていたけど、よく考えればこの国で一番有名とも言える作家の代表作が、『吾輩は猫である』という猫が主人公の小説なのだ。そう考えると、日本って元々猫好きな国だったのか…?とも思えてくる。 肝心の読んでみての感想は… やはりイマイチハマらず、というのが正直なところだった。なんかいろいろ猫の習性(猫飼っている人ならあるあるなのか?)を猫目線で面白おかしく書いていたりするんだけど、やっぱり猫を飼ったことがないからピンとこない話が多かった。そんな私でも面白く読めたのが、原田マハさん、村山由佳さん、山内マリコさんのお話。 原田マハさんは元々好きな作家さんなので納得だが、村山由佳さん、山内マリコさんの作品に関しては全く読んだことがなく、新しい出会いだった。 こういう思いがけない出会いがあるのが、アンソロジーの魅力なのかもしれない。 村山由佳さん、山内マリコさんの作品でおすすめのものがある方、ぜひ教えてください。

Posted byブクログ

2024/04/21

「猫は人間より崇高な生き物である」というような観念が複数の話に織り込まれていて、なんとも愛猫家らしいな、と思った。 猫を好きな人、飼っている人には是非読んで欲しい短編集。

Posted byブクログ