応仁の乱 の商品レビュー
畠山家の家督争いに山名宗全が乗じ、足利義視が、一旦将軍職を譲ると約束したのを反故にした義正を敵視し・・・というようなきちんとした読み方にはとても付いていけなかったので、大体こんな雰囲気ね、で満足。当時の世情がよく分かる。人名や地名が難しく読めなくても、諦めずに通読する価値はある...
畠山家の家督争いに山名宗全が乗じ、足利義視が、一旦将軍職を譲ると約束したのを反故にした義正を敵視し・・・というようなきちんとした読み方にはとても付いていけなかったので、大体こんな雰囲気ね、で満足。当時の世情がよく分かる。人名や地名が難しく読めなくても、諦めずに通読する価値はある。三度くらい繰り返し読めば頭に入るのだろうが、二度目の読み返しで挫折した。 応仁の乱は、なぜ起こり、なぜ11年もだらだらと続いたのか:情熱の本箱(180) http://hon-bako.com/bookbox/bookbox_passion/%E6%83%85%E7%86%B1%E6%9C%AC%E7%AE%B1180/[/private]
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応仁の乱の登場人物、時代背景、戦乱が起こるまでの経緯などを丁寧に解説する学術書。昔教科書で習ったような足利義政・義尚と義視の家督を巡る争いに、東西両軍が肩入れして乱が拡大したような単純な図式ではなく、3つの政治勢力のせめぎあいが根本にあることが分かった。 著者はあとがきで第一次世...
応仁の乱の登場人物、時代背景、戦乱が起こるまでの経緯などを丁寧に解説する学術書。昔教科書で習ったような足利義政・義尚と義視の家督を巡る争いに、東西両軍が肩入れして乱が拡大したような単純な図式ではなく、3つの政治勢力のせめぎあいが根本にあることが分かった。 著者はあとがきで第一次世界大戦を例に挙げているが、当事者の利害関係が複雑に絡む場合、戦闘の目的は曖昧になり長期化するのは避けられないのではないか。
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名前だけは知ってても、で、何がどうなったのか全くわからないまま放置してた応仁の乱。新書一冊なのでこれでわかりやす… ダメだ。ややこしいというのはよくわかったが、きちんとノートをとりながら読み直します。(特に、冒頭で興福寺云々から始まって面食らった。勿論、その先を読み続けてなぜ興福寺から始めなければならないのかわかりましたが)
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興福寺別当(で合ってたか…?)2人の日記を中心に、従来の定説とは異なる解釈を試みたもの。「応仁の乱」という言葉は耳にしていたものの、たしかにいつからいつまでかはよく知らない…と思っていたので、これを読んで、いつからいつまでかはよくわからないらしい、ということがわかってすっきり?し...
興福寺別当(で合ってたか…?)2人の日記を中心に、従来の定説とは異なる解釈を試みたもの。「応仁の乱」という言葉は耳にしていたものの、たしかにいつからいつまでかはよく知らない…と思っていたので、これを読んで、いつからいつまでかはよくわからないらしい、ということがわかってすっきり?した。 ちょうどこれを読み終わってから司馬遼太郎の「国盗り物語」を読んで、戦国時代への移り変わりの雰囲気がなんとなくわかったような気がする。
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アメトーークの読書好き芸人の回でカズレーザーが推してたので借りてきた。 とにかく聞き慣れない地名と人名に圧倒されて内容はほとんど頭に入ってこなかった。 ただかなり詳細に且つリアルに描かれており、歴史好きや応仁の乱にある程度知識がある人ならかなり楽しめたんじゃなかろうか。 著者の呉...
アメトーークの読書好き芸人の回でカズレーザーが推してたので借りてきた。 とにかく聞き慣れない地名と人名に圧倒されて内容はほとんど頭に入ってこなかった。 ただかなり詳細に且つリアルに描かれており、歴史好きや応仁の乱にある程度知識がある人ならかなり楽しめたんじゃなかろうか。 著者の呉座氏は70代か80代のおじいちゃんを想像していたのだがまだ30代ということでかなりびっくり。
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基礎知識がなさすぎてなに一つついてけなかった。初心者にとっては易しくないかな。 なんとなく読んでなんとなく理解。 基礎が分かってれば人間模様がよく書かれてて面白くなるんだろうが
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応仁の乱当時の興福寺の権力の大きさはわかったが、当方の理解力が足りないのか、結局何が言いたいのかよくわからなかった。興福寺の僧からみた、応仁の乱という対岸の火事についてということなのか。文章が硬いのも辛い。
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よくわからない史実を丁寧にまとめてある。 確かに応仁の乱で日本は不安定になっていったのかもしれない。 最近、奈良に興味があって興福寺のすごさを改めて感じました
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歴史書としては異例のヒット!とテレビで紹介されていた事と再放送を含め毎週観ている「英雄たちの選択」でも取り上げられていたので読んでみました。 学生時代、「応仁の乱」という名前だけは教科書に載っていたことは覚えていますが内容までは覚えていませんでした。 読み進めても登場人物が多く...
歴史書としては異例のヒット!とテレビで紹介されていた事と再放送を含め毎週観ている「英雄たちの選択」でも取り上げられていたので読んでみました。 学生時代、「応仁の乱」という名前だけは教科書に載っていたことは覚えていますが内容までは覚えていませんでした。 読み進めても登場人物が多く、原因や期間が長すぎるし複雑すぎるしでよくわからなくなりました(笑) 私は歴史好きの域を出ないからわからなかったのかもしれないけれどこれではテレビ番組の題材として弱いし、教科書でも載せづらいだろうな、と思いました。 全体的な流れをぼんやりとしか理解できませんでしたが皆、勝敗ではなく「後に引けない」というところが無駄に戦死者を出し出口戦略を誤ってしまったんですね。 理由や大義名分が弱い戦いは破滅しか起きない。
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難解な応仁の乱を奈良興福寺の記録から読み解いていく。出てくる人物が、貴賤問わずおしなべて目先の益ばかり追い求める小物ばかりで、その小物の判断と行動が積み重なって大乱になったということがよくわかった。Googleマップを見ながら読み解くと、地理関係がわかって更に面白さが倍増する。
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