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鈍感な世界に生きる敏感な人たち の商品レビュー

3.8

76件のお客様レビュー

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2024/09/06

自分はHSPではないけど、当事者の著者の言葉によってその気持ちがよく分かる。 当事者でないカウンセラーはこんな誤った治療をする。なんていう事例もある。 また、多くの当事者の方の声が収録されていて参考になる。 HSPではない人のことを「鈍感な人」と表現する点も面白い。

Posted byブクログ

2024/08/13

最近HSP(Highly Sensitive Person)という言葉を知り、自分の気質にとても近いものを感じ、興味を持って手に取った。 本書にも書かれている通り、世の中では往々にして、エネルギッシュで、社交的で、打たれ強いことがそうでないことに比べてよりよい(ポジティブである)...

最近HSP(Highly Sensitive Person)という言葉を知り、自分の気質にとても近いものを感じ、興味を持って手に取った。 本書にも書かれている通り、世の中では往々にして、エネルギッシュで、社交的で、打たれ強いことがそうでないことに比べてよりよい(ポジティブである)とされている。 確かに、そうでない人は損をしやすい。けれど、それは決して短所ではない。そう気づかせてくれた。 例えば、社交的な場や友人との交流が決して嫌なわけではないのに、そうした場に長く留まれないこと。 それは、自分のエネルギーの無さ、他者への許容範囲の狭さや不寛容、余計な気遣いからくるものだと今まで思ってきた。 けれど、刺激に敏感であるために他の人より早くキャパオーバーになってしまう、それは良いことでも悪いことでも変わらないということが、とても腑に落ちた。 良いことでも悪いことでも、というところが重要だ。 友人といることがストレスになるからキャパオーバーになる訳ではないのだ。 その分、他の人から見たら些細なことでも、より深い喜びや感動を得られやすいということでもある。 他にも、(関係のよくない)家族と向き合うのに時間がかかることや、一人でいる時間や空間が必要なこと、他の人のように他者や仕事や趣味に全てを注ぎ込むことができないことを、必ずしも自分の弱さからくるものだと自分を責めたり、後めたく思う必要はないということを教えてもらった。 簡単な自己診断テストもついている。 診断してその結果どうということはないのだけれど、自分を知るという意味では、こういうものはとてもいい。 この本は、ある種の生きづらさを抱えた人にとって、それが自分だけではないと知り、ネガティブなものとして受けとめなくてもよいことを知るための本と言える。 3章・4章は、一応他人や自分と「うまく付き合うには」という章題で書かれてはいるが、何かはっきりとした、特効薬的な対処法というよりは、こうしてみて上手くいった人もいますよ、こんな方法もありますよ、とやんわりと提示される程度だし、そのように受けとめた方がよい。逆にいうと、ハウツーのようなものをメインで期待する人には物足りないということになる。 最後の方に、「自分自身と和解する」という章がある。この章が最後の方にきているということが、とても重要だと思う。 自分をHSPではないかと感じる人は、往々にして自分自身をポジティブに受けとめられないことが多いであろうから。 それは、最初に書いたような世の中の共通認識のようなものに日々苦しめられているからでもあり、またHSPという性質上、自分と周囲(環境)とがうまくいかないときに、周囲ではなく自分を責めやすい傾向にあるからでもあるだろう。 本書を読みながら自分自身を見つめ直し、それを「直す」のではなく「自分が周囲にとってある意味厄介者であることを受け入れる」。 それは、よくある自己啓発本のような、小さな自分を乗り越えろ的な全否定とも、他人は他人で自分は自分的な全肯定とも違う、もっと繊細なメッセージのように感じる。 それが「和解」という言葉に(もちろんこれは訳だが)込められているような気がする。 レビューブログ https://preciousdays20xx.blog.fc2.com/blog-entry-533.html

Posted byブクログ

2024/07/18

自分は人より少し繊細な部分や感じやすい部分があるなと感じていて、共感できる部分もあった。 自分はHSPの気質が少しあるのかも?と思ったら少し心が軽くなった。   「怒りが表面に現れることで、その下にあるものすべてが隠れてしまいます。すべてが怒りで充ち満ちてしまい、ほかのものが...

自分は人より少し繊細な部分や感じやすい部分があるなと感じていて、共感できる部分もあった。 自分はHSPの気質が少しあるのかも?と思ったら少し心が軽くなった。   「怒りが表面に現れることで、その下にあるものすべてが隠れてしまいます。すべてが怒りで充ち満ちてしまい、ほかのものが見えなくなるのです。」 この言葉は心に刺さった。

Posted byブクログ

2024/04/27

HSPを自覚しながらも、なんだか都合の良い免罪符を得るみたいでこの手の本は避けてた。 のに、装丁に惹かれて思わず手にとってしまった。 この一年自分なりにメンタルハックしてた内容が書かれていて背中を押された気分。 自分の限界を知り、HSPを強みに転換していこう。

Posted byブクログ

2024/04/13

4人以上の人付き合いが苦手、大勢のいる空間が苦手、1人で過ごすのが大好き、人から言われた言葉がずっと残ってる、すぐに言い返せない、すぐ疲れる、、自分自身生きづらいなぁこんな自分やだなぁと思うことが多く、もしかしたらHSP気質あるのかな?と思うようになり、手に取った取った本。 思い...

4人以上の人付き合いが苦手、大勢のいる空間が苦手、1人で過ごすのが大好き、人から言われた言葉がずっと残ってる、すぐに言い返せない、すぐ疲れる、、自分自身生きづらいなぁこんな自分やだなぁと思うことが多く、もしかしたらHSP気質あるのかな?と思うようになり、手に取った取った本。 思い返せばずっと昔から友達と遊んだあとはめちゃくちゃ疲れてたなぁ。何時までって決めよう 頑張れば人と同じように過ごせるけど、その頑張りはめちゃくちゃ疲れる。自分も周りの人と同じように、同窓会を心から楽しみと思いたいし、4人以上での旅行に参加してみたい。なんですぐに疲れるんだろ?とずっとモヤモヤしてたけど、こーいうことだったのかな、と理解できた。 悪いことばっか目を向けてたけど、 些細なことでも幸せだと思えることや、1人で楽しめること、もっと自分の良いところを見つけてみよう。 フレーズ 他人と一緒にいられない自分に、何年もずっといら立たしく思ってきた人もいるでしょう。きっとそのような人のなかには、心のなかで不満を抱きながらもNOと言えずに神経の負担になる付きあいを自分自身に課してきた人も多くいるはずです。 自分の限界を受け入れたくなかったり、ほかの人と同じように自分もできるはずだと。 ほかの大半の人と同じように、タフでエネルギーに満ちあふれた人間になろうとするのはやめて、その代わりにとても敏感で感受性の強い自分を受け入れ、繊細な自分にぴったり合った人生設計をするのです。

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2024/02/28

昔から抱えてた人と違う、人といると疲れるというのが私だけじゃない、HSPの特性。人といると疲れる時は終わりの時間を決めたり、休憩させてもらったりすればいいんだと分かった。

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2024/02/27

具体的に特徴が記載されていて、大部分にしっくりきた。私にとって大切なのはHSPだって自覚することじゃなくて、客観視できた事だと思う。

Posted byブクログ

2024/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本にあるように、若い頃は自分の過敏さや限界を分らず苦労してきました。 鬱になったりいろいろいろいろしてきて、散々自分と向き合って、自分の性質がわかってきたので、いまは断ることもできるし、大人数のところにはいかないし、1人の時間がなにより大事で周りもそれをわかってくれて(友人に「あの人は、人が増えたらふらっといなくなるから気にしないでいいよ」と周りに説明されてたのには笑いました) マイペースに楽に生きていますが、そうだったなー、こんなことあったなー…とか思いながら読みました。 納得できるところが多い本でした。 内容メモ ・内向的な人はたわいもない雑談には緊張しますが、共通の話題を持つ相手と一対一もしくは少人数で深い会話をする際には喜んで加わります。 ・音や光、いろんなものに敏感 ・自分の価値に懐疑的な人が多い HSPは自分の育った環境で理想的とされる行動規範から逸脱してきました。それゆえに、優秀でいようとする。 自分は退屈で陰鬱な人間。人を楽しませられない。トイレに隠れる。自己批判。ほかの人みたいに私もできなくてはならない。… ・罪悪感と羞恥心に苛まれる。 羞恥心は自分に根本的な欠陥があるという感情であり、特に満たされない子供時代を送った人は、羞恥心が芽生えやすくなります。 ・怒りをうまく放出できない ・HSPの人はたまった不満を解消したいと思ってる人の吐口になりやすく、そのせいでエネルギーを使い果たされる。聞き役になることが多いHSPにとって、相手の言葉に耳を傾けるのであれば自分の言葉も相手にちゃんと聴いてもらうこと。 ・自分自身と和解する。

Posted byブクログ

2023/11/28

私はHSPの対極にいるような人だろうなと思っていたので今後HSPの傾向がある人と関わることが多々あるだろうなと思って勉強として読んでみた。ただ心が弱い、やり切る力ない人のことをHSPって病名みたいに括っているだけだと申し訳ないけど感じてしまった。 私が知りたかったことはHSPの人...

私はHSPの対極にいるような人だろうなと思っていたので今後HSPの傾向がある人と関わることが多々あるだろうなと思って勉強として読んでみた。ただ心が弱い、やり切る力ない人のことをHSPって病名みたいに括っているだけだと申し訳ないけど感じてしまった。 私が知りたかったことはHSPの人とどのようにコミュニケーションを取っていけばいいか知りたかったが具体的な方法の提示はなかった。この本をきっかけに自分でどのようにコミュニケーションを取ればいいのか強く考えるきっかけにはなったが私からしたら気を使わなくてはいけなくてただ面倒くさいなと感じてしまった。 ひどい、薄情だと言われてしまうかもしれないがこれが素直な感想だ。対極の人として思ったことは言わせてもらう。

Posted byブクログ

2023/10/07

最初に自分のHSP度を計る設問がある。これによるとかなりHSP度が高いことになったが、必ずしも共感できることばかりでもなかった。 もちろん、これは敏感度の目安であり、個人差も大きいうえに、これまでの社会経験や環境もおおきく影響するだろう。 ただ、「自分はどうして人と感じ方が違うの...

最初に自分のHSP度を計る設問がある。これによるとかなりHSP度が高いことになったが、必ずしも共感できることばかりでもなかった。 もちろん、これは敏感度の目安であり、個人差も大きいうえに、これまでの社会経験や環境もおおきく影響するだろう。 ただ、「自分はどうして人と感じ方が違うのだろう?」という内向的な質問を持つ時点でかなり”内向型”なので、その延長で本書を読むことは参考になるかもしれない。

Posted byブクログ