1,800円以上の注文で送料無料

観察力を磨く名画読解 の商品レビュー

4.2

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/05/19

読むだけで、目が新しくなる。 観察、分析、伝達、応用、の4部にわけて、観察するとは何か、を抽象的な理論と具体的な事例を交えて解説する。 観察力が高いと、ホテルの石鹸が廃棄されていることに気づける。その気づきが発展途上国の衛生面を向上させることにつながる。観察力が低いと、客観的事...

読むだけで、目が新しくなる。 観察、分析、伝達、応用、の4部にわけて、観察するとは何か、を抽象的な理論と具体的な事例を交えて解説する。 観察力が高いと、ホテルの石鹸が廃棄されていることに気づける。その気づきが発展途上国の衛生面を向上させることにつながる。観察力が低いと、客観的事実ではなく主観的な意見に基づいて行動してしまい、最悪の場合罪のない人を傷つけてしまうケースに発展することもある。 見えないものが見えるようになるだけでなく、見た事実を伝える時の言葉選び、観察力を日常にどう応用していけば良いか、も本書で構成されているのが個人的に好きな部分。 アートにはあまり興味がなかったがこの本は楽しめたし、この本を通して美術館に訪れたいという思いが強くなった。

Posted byブクログ

2022/12/04

名画の見方ではなく、先入観によらずものごとをよく見ること、観察のやり方を学ぶために、題材としてアート作品を選んでいるというのが面白いです。

Posted byブクログ

2022/10/12

"見る"がテーマの本。 読み進めると、普段どれだけ世界が見えていなかったかを痛感させられます。 無意識下で行われる"見る"という行為。 丁寧に紐解かれることでこの行為の持つ圧倒的なポテンシャルに気付かされる。 読む前と後で世界の見え方が18...

"見る"がテーマの本。 読み進めると、普段どれだけ世界が見えていなかったかを痛感させられます。 無意識下で行われる"見る"という行為。 丁寧に紐解かれることでこの行為の持つ圧倒的なポテンシャルに気付かされる。 読む前と後で世界の見え方が180度変わります。

Posted byブクログ

2022/10/07

アートを観ることを通して観察力や注意力を向上させるという本。実際にFBIその他の研修もやっていて効果があるのが窺えるし、自分自身も見てるようで見ていないことが多々あるのを実感。 まずは観察。人が気づかないことに気づけるか。フィルターを意識し、憶測はせずに見たものを見たままに認識す...

アートを観ることを通して観察力や注意力を向上させるという本。実際にFBIその他の研修もやっていて効果があるのが窺えるし、自分自身も見てるようで見ていないことが多々あるのを実感。 まずは観察。人が気づかないことに気づけるか。フィルターを意識し、憶測はせずに見たものを見たままに認識する。 次に分析。現場へ行き、五感を活用し、他者の意見に耳を傾ける。 そして伝達。見たものをそのまま描写するのは実は難しい。意識的に客観的な表現に徹し、思ったことではなく見たことを言葉にする。聞き手のことを考える。 また美術館に行った時に見方も変わってくるかなと思う。

Posted byブクログ

2022/06/18

【星:4.5】 観察力の磨き方をテーマにした本は巷にもあり、この本に書かれている観察力の内容などは他の本と同じようなものである(現実と自分の感想を分けろ、など)。 ただユニークなのは、その同じような内容を「名画鑑賞」という具体例を通してとてもイメージしやすく説明している点である...

【星:4.5】 観察力の磨き方をテーマにした本は巷にもあり、この本に書かれている観察力の内容などは他の本と同じようなものである(現実と自分の感想を分けろ、など)。 ただユニークなのは、その同じような内容を「名画鑑賞」という具体例を通してとてもイメージしやすく説明している点であると思う。 自分が欲していた内容であったということもありとても興味深く読むことができた。

Posted byブクログ

2022/06/01

広い意味での自己啓発本。認知バイアスと観察を意識化し、ものごとに対処することを学ぶ。名画読解は、あくまで手段。加えて観察するには挿絵は小さい。

Posted byブクログ

2022/02/05

\観察力が確かに磨かれる一冊/ 名画の知識を高めるというより、名画を観察する中でメソッドを学ぶ本。 事実と意見を分ける、というのはなんとなく知っていたけど、観察→分析→伝達と順に学ぶ中で本質的にそれを理解できたように思う。 なぜそれが起きたのかに捉われすぎず、今ある情報に集中...

\観察力が確かに磨かれる一冊/ 名画の知識を高めるというより、名画を観察する中でメソッドを学ぶ本。 事実と意見を分ける、というのはなんとなく知っていたけど、観察→分析→伝達と順に学ぶ中で本質的にそれを理解できたように思う。 なぜそれが起きたのかに捉われすぎず、今ある情報に集中して最善を尽くす等、大事な考え方を学ぶことができた。

Posted byブクログ

2021/09/15

アートについての本やと思ってたら、それよりも考え方の本やし、心理学的でもあるな。 仕事に使えそうな考え方が書いてあったり、外国で起こった出来事とか事件について知れて、それを観察力と絡めてるのがおもしろい。 現実世界での困難には、難解なアートを見た時と同じように対処する。 この視点...

アートについての本やと思ってたら、それよりも考え方の本やし、心理学的でもあるな。 仕事に使えそうな考え方が書いてあったり、外国で起こった出来事とか事件について知れて、それを観察力と絡めてるのがおもしろい。 現実世界での困難には、難解なアートを見た時と同じように対処する。 この視点で自分の仕事に取り組んでみると、それだけで今までと見える世界が違う気がした。仕事でお客さんからのクレームの電話を受けることが多いけれど、その際に、まず事実をじっくり聞き、情報を客観的に理解する。そして相手に伝わりやすいように優先順位を付けて具体的に話す。主観を交えるのではなく、事実だけに注目することが大切と学んだ。

Posted byブクログ

2021/09/03

学術的ではないけども,観察次第でその後の結果が変わってくるということがよく分かる。面白かったからまたいずれ読む! 『知覚力を磨く』はこの本のダイジェスト版のように感じます。

Posted byブクログ

2021/07/24

​絵画を題材に、眼の前に観えることをありのままに捉える重要性を説く。事実と、意見だけでなく、バイアスも切り分けることは難しいながらも、示唆に富む。

Posted byブクログ