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我ら荒野の七重奏 の商品レビュー

3.9

38件のお客様レビュー

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2023/03/26

普通に楽しく読めた。 いつもは通勤電車の中以外では小説は読まないのだが、この本は休日一日で読み終えた事からも、読みやすい話だったんだなぁと。 この話の前の本も出てるんですね。しかも、ドラマにもなっていたなんて。 ホント自分の知らないところで世界は動いているんだなぁと感心です。

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2023/02/19

シンプルに笑って泣ける小説だった。部活青春物かと思い一重奏から七重奏まで仲間が増えて…なんて想像してたら……そっちか!!とツッコミたくなる展開。面白いけど。ブルドーザーやらグリズリーやらに例えられる山田さんのキャラが痛快すぎる。彼女の活躍が読める作品が過去に2作もあったなんて嬉し...

シンプルに笑って泣ける小説だった。部活青春物かと思い一重奏から七重奏まで仲間が増えて…なんて想像してたら……そっちか!!とツッコミたくなる展開。面白いけど。ブルドーザーやらグリズリーやらに例えられる山田さんのキャラが痛快すぎる。彼女の活躍が読める作品が過去に2作もあったなんて嬉しい事。こちらも読まねば!!

Posted byブクログ

2024/05/27

 主人公は出版社の名物編集長にして一児の母でもある陽子。多忙なこともあり回りくどいことを嫌う。そしてパワフルでこうと決めたら猪突猛進。だからついた渾名が「ミセス・ブルドーザー」。  今回、陽子がぶっ壊す旧弊とは ⁉                * * * * *  陽子が今回...

 主人公は出版社の名物編集長にして一児の母でもある陽子。多忙なこともあり回りくどいことを嫌う。そしてパワフルでこうと決めたら猪突猛進。だからついた渾名が「ミセス・ブルドーザー」。  今回、陽子がぶっ壊す旧弊とは ⁉                * * * * *  陽子が今回その辣腕を振るうのが、息子の陽介が中学校で所属する吹奏楽部の親の会。いかにも非効率で前例やしがらみに振り回されてそうな組織です。  陽子はいかにして悪弊をぶち壊し、風通しのよい組織へと作り変えるのか。期待しながら読んでいけました。  それに所々で、親の会で唯一と言っていい公平で気遣いの人・京子の視点での描写が挿入されています。他者(第2の主役?)の目から見た陽子を挟むことによって物語に客観性を持たせたのも良かったと思いました。  脇役もいい。  仇役であるエガテリーナのウザさも絶妙だし、何よりゴルビー老人の隠し玉設定が見事でした。  このゴルビー。目立たないながら、ここというときに際立つその存在感。そして最後に明かされる老人の真価。参りました。  全体的にはコミカルでエンタメ風の作りなのですが、第6章「六重奏」で描かれる陽子のプロファイリングスキル。  きちんと作者のミステリー分野の才も垣間見せてくれていて嬉しくなります。  また、7章(とエピローグ )で構成されていますが、各章題が「独奏」~「七重奏」とつけられているのも洒落ていて好もしいと思いました。  実は続編であることを知らずに借りたのだけれど、十分楽しめました。早速、明日にも前作を借りて来ようと思う次第です。

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2021/04/06

軽度のモンスターペアレンツたちのコメディ小説。ほのぼの楽しめた。シリーズ一作目も読んだはずだが内容はすっかり忘れていた。それでも問題なし。

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2020/11/16

「七人の敵がいる」の続編。 今日も陽子は大暴れ(笑) 前作では小学校のPTAで大暴れした陽子。今作は中学校の吹奏楽部の親の会で大暴れです。 小学校のPTAでは、思った事をズバズバ言い過ぎて白い目で見られ失敗してきたので、その経験を元に 「口は災いの元」「沈黙は金」「物も言い様」...

「七人の敵がいる」の続編。 今日も陽子は大暴れ(笑) 前作では小学校のPTAで大暴れした陽子。今作は中学校の吹奏楽部の親の会で大暴れです。 小学校のPTAでは、思った事をズバズバ言い過ぎて白い目で見られ失敗してきたので、その経験を元に 「口は災いの元」「沈黙は金」「物も言い様」を胸に行動しようと思っていたのに、やっぱり言っちゃうし、やっちゃいます。 どの親も我が子を少しでも良いポジションにつかせてあげたい。でもそれを表に出しちゃうとぶつかり合います。まったくどうしたもんかなぁとは思うけど、それは子どもへの愛情があるが故なんですよね。陽子を含め、社会ではそれなりに立派な大人の行動を取っていても、子どものこととなるとブレーキが利かなくなっておかしな行動を取ってしまう‥‥親って難儀な生き物ですね。

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2020/10/17

こんな本、誰が読むのか...(笑) 子どもが吹部にいる親だけだろう。 いや、とても面白かったし、描写がかなりリアルで大変勉強になった。けど、これから我が身に起こる出来事そのものだと思うと、読了してげっそりです(笑) 「オジサンオバサンたちにも、かつてこんな日があった~子供は親...

こんな本、誰が読むのか...(笑) 子どもが吹部にいる親だけだろう。 いや、とても面白かったし、描写がかなりリアルで大変勉強になった。けど、これから我が身に起こる出来事そのものだと思うと、読了してげっそりです(笑) 「オジサンオバサンたちにも、かつてこんな日があった~子供は親の分身ではありえない。親とは違う道を行き、親が見ていないものを見ている。だが、かつて確実に、同じようなことも数多あった。けれど我が事じゃないから、ままならないし、歯がゆくも苛立たしい。そして我が事以上に誇らしく、この上なくまばゆい。」(p290)

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2020/10/08

前作の「七人の敵がいる」を読んでいませんでしたが、問題なく楽しめました。 吹奏楽部たるものへの理解が深まりましたし、興味深い内容でした。 テンポの良い文章で、主人公と同じ中学生の息子を持つ親として、要所要所で涙ぐんだり、涙を流したりと、楽しませていただきました。

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2019/02/22

おもしろかったー、とためらいなく言えてしまうのは、今のところ私には関わりのないことだからなのかなぁ。実体験として知っていたら、また違う感想を持つのかも。 PTAを取り上げた前作のときも同じようなことを思ったけど、子供の時には見えなかった親の苦労って、ほんとにいろいろあるんだな・・...

おもしろかったー、とためらいなく言えてしまうのは、今のところ私には関わりのないことだからなのかなぁ。実体験として知っていたら、また違う感想を持つのかも。 PTAを取り上げた前作のときも同じようなことを思ったけど、子供の時には見えなかった親の苦労って、ほんとにいろいろあるんだな・・・。 今作でも、今度は部活の親の会でひとり気を吐くミセス・ブルドーザー、陽子。仕事はとてもできるし頼られているふうであるのに、陽介のこととなると事前に調べたり根回ししたりということをすっ飛ばして目の前のことしか見えなくなるという、完璧じゃない性格が好ましい。突っ込んだ結果自分に非や誤りがあることもしばしば。自覚もしていて、懸命に抑えようとするところもいい。現実に隣にいたらどうかというのはさておいて、キャラクターとしては好きだなぁと思う。 陽介の挫折や成長とまったく同じように、親もまた学び、変わっていくものなのだということがよくわかる。きっと著者本人の経験も織り込まれているのだろう。 ゴルビーおじいちゃんのような脇役にも活躍の場があってなんだか嬉しかった。

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2018/12/25

「七人の敵がいる」の続編 そう言えばあとがきで知ったけど、陽子さんって「レインレイン・ボウ」にも出てたのね 今度また読んでみようかな 今回は中学校の吹奏楽部の保護者の会 まぁ、PTAの役員もやってますけどね その描写はなし 吹部とかオケの物語はいくつかあるけど、その親が主人公っ...

「七人の敵がいる」の続編 そう言えばあとがきで知ったけど、陽子さんって「レインレイン・ボウ」にも出てたのね 今度また読んでみようかな 今回は中学校の吹奏楽部の保護者の会 まぁ、PTAの役員もやってますけどね その描写はなし 吹部とかオケの物語はいくつかあるけど、その親が主人公ってのは珍しい 小中学校の部活って、顧問の先生と保護者に多大なご協力を要求するよね 吹奏楽なんてそりゃぁ大変でしょうなぁ 陽介くんの楽器はファゴット わざと地味なパートにしたな~ のだめでもファゴットとバソンのバトルが描かれてたけど、どうしても地味だよな 響けユーフォニアニアムではユーフォと、フィクションのトレンドは低音パートが意外と注目されてるのか? ま、有名パートのフィクションはもっと多いだろうけどね 今回もイジメについてのエピソードがある そんなもの、以前の対策に輪をかけて初期の段階でえげつなくまっとうな方法で鎮火 こんなとき「だけ」は陽子さんが味方で100%よかったって思える 本人が親に言えたのが一番大きいけど、イジメって初期対応って大事だよなぁ 加害者側は少しのリスクしか負わないのに、被害者は人生の中で多大な被害を受けると言うのは腹立たしいことで なので、イジメの程度にもよるけど、加害者が相応の罰を受けるような体制にしないとイジメはなくならないと思うよ あと、コンクールの忘れ物対応 陽子さんの力技はなかなかおもしろかった 従来の役員さん達の対応方法は某お母さん方の団体を思い出した それに対して陽子さんはおやじ的な感じで、個人的には身をもって経験しているのでさらに面白かった 終わり方からして高校編に繋げられなくもないけど、続編ある? まぁ、加納さんのお体が一番大事なんですけどね

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2018/09/30

現在 中学生の長女の PTA役員をしています。この小説のような激しさはないけど、やはりいろいろとあります^^; ミセスブルドーザー陽子と その仲間(⁈)たちとのやりとりにクスクス笑いながら読み終えました。会話の面白さに、参考になる〰っと心にメモ(笑) 前作、まだ読んでいませんでし...

現在 中学生の長女の PTA役員をしています。この小説のような激しさはないけど、やはりいろいろとあります^^; ミセスブルドーザー陽子と その仲間(⁈)たちとのやりとりにクスクス笑いながら読み終えました。会話の面白さに、参考になる〰っと心にメモ(笑) 前作、まだ読んでいませんでした。かならず読もうっと‼︎

Posted byブクログ