フラダン の商品レビュー
ただの 高校生恋愛スポコン話だけではなく、原発、震災、復興 兼ね合わせての 少し重たくなりがちなストーリーだったのですが、色々なキャラクターの高校生男女目線で とても 興味深く 読みやすかったです。
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読む本が無くなってしまい、しょうがないな以前読んだ本を又読むかと、本棚をガサゴソ。司馬遼太郎の「酔って候」を持って出勤しようとすると、玄関で妻に取り上げられ、これを読んでみてと手渡された「フラダン」 男子が多い工業系高校。水泳部だった主人公が、周りに合わず部をやめると、女の子か...
読む本が無くなってしまい、しょうがないな以前読んだ本を又読むかと、本棚をガサゴソ。司馬遼太郎の「酔って候」を持って出勤しようとすると、玄関で妻に取り上げられ、これを読んでみてと手渡された「フラダン」 男子が多い工業系高校。水泳部だった主人公が、周りに合わず部をやめると、女の子から猛烈アタックを受け入ることになった「フラダンス部」福島原発の事も織り交ぜ高校青春物。 こういう系は、面白いかもだけどそんなに好まないんだよなと思いながら読むが、良かったな。起→団結→混乱→ハッピーエンドとまあ想像付く流れでベタだけど良かった。 福島の原発事故、進まない復旧作業、少し地域が違うだけでも抱く有・劣等感。を感じながらも、学生の時こういう熱い経験することの良さ、学生の爽やかさなど。 1日で読んでしまい、帰ってから妻に「良かったよ」と伝えると、「そう?なんかフラガールとウォーターボーイズを足して2で割って、原発のスパイストッピングしました的話で、こう言うのが高校生向け推薦図書で如何なものかと思う」と。むむむ、良かったって言ってなかったか?何故勧めた。。。
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2017/7/10 913.6||フル (3階日本の小説類) 女子率100%のフラダンス愛好会に集められた4人の男子高校生。その目的は男女混合によるフラガールズ甲子園出場だった! 震災から5年後の福島を舞台に描く笑顔と涙の青春ストーリー。 福島では、震災から6年たった今でも...
2017/7/10 913.6||フル (3階日本の小説類) 女子率100%のフラダンス愛好会に集められた4人の男子高校生。その目的は男女混合によるフラガールズ甲子園出場だった! 震災から5年後の福島を舞台に描く笑顔と涙の青春ストーリー。 福島では、震災から6年たった今でも、 他人に言えない大きなものを背負っている!!
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福島の工業高校を舞台に、フラダンス愛好会に入った男子を語り手にした青春もの。 このごろの地方を舞台にした若者主人公の本って、なぜ登場人物に標準語を喋らせるのか。方言は魅力的だし、その土地の雰囲気も、住む人々の人柄も描き出せる素材なのに。 読んでいくと、フラダンス愛好会のメンバー...
福島の工業高校を舞台に、フラダンス愛好会に入った男子を語り手にした青春もの。 このごろの地方を舞台にした若者主人公の本って、なぜ登場人物に標準語を喋らせるのか。方言は魅力的だし、その土地の雰囲気も、住む人々の人柄も描き出せる素材なのに。 読んでいくと、フラダンス愛好会のメンバーに、実は東京にいたことのある人物がいて、その仕掛けを隠すために、全員に標準語を喋らせたのかもしれないが、そんなの、地方の人間に言わせれば、隠しようがないことなのに。生粋の土地の言葉を話す人間には、よそから来た人の喋りはすぐわかるから。 高校生男子が4人もフラダンス愛好会に入るのは、やっぱり不自然。女子も、同じ学校の男子の前で、上半身ココナッツのブラだけの姿は見せたくないと思うよ。プロならともかく、高校生が学校の名前を出してやるのにココナッツのブラってあるのか…とそこが気になってしまった。 登場人物も漫画っぽいし、高専ならともかく工業高校の雰囲気ってこうではないでしょ(行ってないからイメージですが)、いくら復興が遅れてるからって慰問に来た高校生に直接あたる老人がいるのか、など、読みながら批判する心を抑えられなかった。 しかし、まあ、登場人物の被災具合や背景などとキャラクターをを巧みに組み合わせて、フラダンスという今や福島の文化となっているが一般的に若者にはなじみのないものを前面に出し、きちんといい話にまとめている。(その分復興に関する問題提起は弱い) あまり本を読まない真面目な子にはいいかもしれない。 中学の部の『ホイッパーウィル川の伝説』より、よほど読みやすいし書きやすい。こっちを中学の部にしたらよかったのに。 しかし、中高生に読ませたい本のライバルはラノベだと思う。ラノベより面白いか、感動するか、ためになるか、目を覚まさせてくれるかを考えて、作家は書いてほしいと思わずにはいられない。まだ、ラノベに負けてると思う。
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フラダンス、青春、原発事故。最後はジーンときた。題材が違っても古市さんが書いたものだなあって。 高校生向けの課題図書になったようですね。
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穣(ゆたか)は、高校2年になると、水泳部をやめ帰宅部になった。 その時、同級生の詩織から「ねえ、フラ愛好会に入らない?」と声をかけられた。 〈フラなんて、女の腰振りダンスじゃないか〉ところが、転入生の宙彦(おきひこ)に連れられ会員になってしまった。 『フラダン』を読み、震災のこ...
穣(ゆたか)は、高校2年になると、水泳部をやめ帰宅部になった。 その時、同級生の詩織から「ねえ、フラ愛好会に入らない?」と声をかけられた。 〈フラなんて、女の腰振りダンスじゃないか〉ところが、転入生の宙彦(おきひこ)に連れられ会員になってしまった。 『フラダン』を読み、震災のこと、福島のことを、未災地に住むひとりとして、もっと知りたいと思いました。 高校生など、若い人たちが『フラダン』を読み、 なにを思ったか、どんな風に感じたか、たくさん話してほしいですね。
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青春ストーリーとは一言で片付けられない作品でした。避難先でのいじめが問題視されるなか、逆もあるのか…と胸が痛くなる所も。末端にいる人は誰も悪くないのに、一番傷ついて、しかも、頑張らなきゃいけない。その事が切なくて涙がこぼれました。フラダンスをする男子=フラダン。フラの奥深さを少し...
青春ストーリーとは一言で片付けられない作品でした。避難先でのいじめが問題視されるなか、逆もあるのか…と胸が痛くなる所も。末端にいる人は誰も悪くないのに、一番傷ついて、しかも、頑張らなきゃいけない。その事が切なくて涙がこぼれました。フラダンスをする男子=フラダン。フラの奥深さを少し知れました。勝手に「弱い」「可哀想」と決めつけて仲間に入れて「あげる」とか私はまっぴらごめん。強くあれ、と思います。若いからこそ。つるむのは強さじゃないけど仲間は強さだよ…そんなことを娘にも伝えられたらと思います。
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古内さん初読みです。福島にある工業高校のフラダンス愛好会の高校生たちのお話し。彼らがとても個性的で、彼らの行動にくすりと笑ったり、時に鼻の奥をツンとさせたり、ヤングアダルトものを読むのは久しぶりでしたが、とても楽しい読書になりました。震災後の福島が舞台なので、原発事故のこと、『復...
古内さん初読みです。福島にある工業高校のフラダンス愛好会の高校生たちのお話し。彼らがとても個性的で、彼らの行動にくすりと笑ったり、時に鼻の奥をツンとさせたり、ヤングアダルトものを読むのは久しぶりでしたが、とても楽しい読書になりました。震災後の福島が舞台なので、原発事故のこと、『復興』という言葉がともすれば独り歩きしていること、昨今ニュースで見聞きして悲しくなった『原発いじめ』のことなんかが頭に浮かんで、考えさせられた。ところで、宙彦がちびまるこちゃんの花輪くんみたいだと思ったのは私だけ?
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市立図書館で新刊のコーナーにあって、目にとまりました。 2時間で読めました。 最後はうるっときました。 それぞれのキャラクターがいいですね。 背景も、それぞれ。 健一くんの恋が続きますように。
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恥ずかしながら、原発で働いてる方も辛い思いをしている等、考えてもみませんでした。ましてやその家族など……。 同じ日本の出来事だと思っていた地震も、やはり当事者の方達にしかわからない苦しみがあるのだと、想像では追いつけない現実があるのだと思い知らされました。 だけど悲しいだけで...
恥ずかしながら、原発で働いてる方も辛い思いをしている等、考えてもみませんでした。ましてやその家族など……。 同じ日本の出来事だと思っていた地震も、やはり当事者の方達にしかわからない苦しみがあるのだと、想像では追いつけない現実があるのだと思い知らされました。 だけど悲しいだけでなく、辛さを乗り越えていく登場人物達に感動します。 爽やかで優しいお話です。
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