1,800円以上の注文で送料無料

フラダン の商品レビュー

4

41件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/12/24

さわやか! 本好き×フラ好きなのに、なかなか読めなかった…! 笑えるし、泣けるし、最後まで楽しく読めました。

Posted byブクログ

2018/09/19

古内一絵さんは「マカン・マラン」で出会い、好きになった作家さん。他にどんな著書があるのかな、と調べたところ、フラを題材にしたこの作品にたどり着きました。 わたし自身、5年ほど、フラをやっています。 青春っていいなぁ。きらきらしてる。 わたしももっと、フラが好きになりました。

Posted byブクログ

2018/08/15

男子のフラダンスの話と考えると、少し話として弱い気がするけだ、福島が舞台と思うとそれ以上の意味を持つ本になった気がする。 被災した人々のその後のデリケートな部分にも焦点をあて、当事者じゃないとわからない、気付かない心の奥にもさらりと光をあて、青春ストーリー中にきちんと考える場所を...

男子のフラダンスの話と考えると、少し話として弱い気がするけだ、福島が舞台と思うとそれ以上の意味を持つ本になった気がする。 被災した人々のその後のデリケートな部分にも焦点をあて、当事者じゃないとわからない、気付かない心の奥にもさらりと光をあて、青春ストーリー中にきちんと考える場所を作るのはさすがと思った。 健一と浜子がとても良かった。

Posted byブクログ

2018/06/28

被爆差別やあの地震にかかわるすべての差別なんか被害にあった県や海外の人からしたら予想もつかないことだし、目に見えるものでないので表面化しずらいのもあると思う。それを一蹴りするような浜子の笑顔や人となりにぐっときた。 英語の決まり文句で、Better late than neve...

被爆差別やあの地震にかかわるすべての差別なんか被害にあった県や海外の人からしたら予想もつかないことだし、目に見えるものでないので表面化しずらいのもあると思う。それを一蹴りするような浜子の笑顔や人となりにぐっときた。 英語の決まり文句で、Better late than never という言葉通りのことを最後のフラガールズ甲子園で教えてくれた。

Posted byブクログ

2018/05/26

女子中心の部活・フラダンス部に無理やり入部させられた男子高校生。明るく面白おかしく読める中、東日本大震災の被災者たちの明暗によるデリケートな部分も描きこまれて、単なる青春小説ととらえるのはもったいないです。 映像が目に浮かびながら読め、ぜひとも映画化して欲しい作品!! 余談ですが...

女子中心の部活・フラダンス部に無理やり入部させられた男子高校生。明るく面白おかしく読める中、東日本大震災の被災者たちの明暗によるデリケートな部分も描きこまれて、単なる青春小説ととらえるのはもったいないです。 映像が目に浮かびながら読め、ぜひとも映画化して欲しい作品!! 余談ですが、表紙もすごく気に入りいました!

Posted byブクログ

2018/03/05

東日本大震災の数年後、福島の高校生達の気持ちをフラダンスを通して表現したお話。 難しいテーマを若さとハツラツさで表現することでとても読みやすかった。 大人が読むべき一冊。

Posted byブクログ

2018/01/02

以前映画であったフラガール的なものだなと思い、少しとばし読みをしようかなとおもったところに、舞台が福島だったということに気づく。私たちが知らない福島の人たちの思い。変わってしまったもの、変わらないもののなかで、それぞれおかれた環境のなかでひとりひとりが事故に向き合わないとならない...

以前映画であったフラガール的なものだなと思い、少しとばし読みをしようかなとおもったところに、舞台が福島だったということに気づく。私たちが知らない福島の人たちの思い。変わってしまったもの、変わらないもののなかで、それぞれおかれた環境のなかでひとりひとりが事故に向き合わないとならない現実。古内さんの本には、苦しみを包むあったかさが丁寧にポジティブに描かれていて、とてもよい読み心地ですね。

Posted byブクログ

2020/11/21

福島県の工業高校2年の穣は、人間関係から水泳部を辞めたとたん、フラ愛好会会長の詩織から執拗に勧誘される。何度も断るが、シンガポールからのイケメン転校生、宙彦に載せられ、押し切られ、フラダンスの世界に入ることに。「女の腰振りダンス」と見くびっていたところが、その奥深さとかっこよさに...

福島県の工業高校2年の穣は、人間関係から水泳部を辞めたとたん、フラ愛好会会長の詩織から執拗に勧誘される。何度も断るが、シンガポールからのイケメン転校生、宙彦に載せられ、押し切られ、フラダンスの世界に入ることに。「女の腰振りダンス」と見くびっていたところが、その奥深さとかっこよさにハマっていく。慰問公演では失敗するも温かく迎えられ、その評判からスポンサーもつき、本格的な衣装も揃えられた。喜んで、今度は震災後の仮設住宅のフェスティバル会場の舞台へ向かうが、そこにはいつもと違う雰囲気が漂っていた。 高校生男子がフラダンスの世界を知り、フラを通して自分の世界を広げていく物語。 舞台が震災5年後の福島。震災と原発事故とが暗い影を落とす背景の中、高校生たちの青春をユーモアいっぱいに描く。 ******* ユーモアの語彙が非常に豊富で、登場人物もとてもユニーク。読み物として十分楽しめる。 最後の展開はありきたり、かつ、うまくいき過ぎ感もある。でも、それを差し引いてもおもしろい作品。

Posted byブクログ

2017/09/20

フラって奥の深いものなんだということを知り、自分が西洋の撒き散らしたフラの観光イメージしか持っていなかったことを知り、そして、福島が微妙で多様なことも、知る。 いや、福島のことは、地域差があるだろうという程度には想像していたのですが、もっと被害者として団結というかお互いいたわり合...

フラって奥の深いものなんだということを知り、自分が西洋の撒き散らしたフラの観光イメージしか持っていなかったことを知り、そして、福島が微妙で多様なことも、知る。 いや、福島のことは、地域差があるだろうという程度には想像していたのですが、もっと被害者として団結というかお互いいたわり合っているようなイメージを抱いてました。他者を想像するのは難しい、ということ。 もう少し、フラについての記述が読みたかったです。オールブラックスのハカ、あれってフラに近いのかも?

Posted byブクログ

2017/08/05

工業高校のフラダンス同好会を舞台にした物語。震災後、原発問題に揺れる福島の再生と復興に向けてフラダンスの甲子園を開催し、再び活気が戻って欲しいと願う姿や、原発問題に揺れる福島の現状、それらに関してどう思っているのか、部員達の悲しみや復興に対しての思いがひしひしと伝わってくる。同好...

工業高校のフラダンス同好会を舞台にした物語。震災後、原発問題に揺れる福島の再生と復興に向けてフラダンスの甲子園を開催し、再び活気が戻って欲しいと願う姿や、原発問題に揺れる福島の現状、それらに関してどう思っているのか、部員達の悲しみや復興に対しての思いがひしひしと伝わってくる。同好会の部員も最初はギクシャクしていた部分もあったが、震災を経験し、その後の心情や、町の現状を見た思いなどを語ったりするのは考えさせられる。フラダンスの甲子園で見せた力強い踊りが復興に向けての強い思いや街へのエールが伝わり、良かった。

Posted byブクログ