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暗い越流 の商品レビュー

3.7

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2019/02/15

女探偵 葉村晶が2話含まれる短編集 プロトタイプかな? お尻で腐乱死体を踏んづけたり、探偵社が閉鎖して古本屋を事務所にする元ネタが見られます 渋いハードボイルド交じりのミステリ本

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2018/10/08

【流れに身を任せると・・・】 ぼーっと読んで行くと、いやいや注意深く読んでいても、奔流濁流、どんでん返しに渦がまく。 どれも好みだ、、、。 葉村シリーズ未読だけど、読んでみようか、、、。

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2018/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大好きな女探偵・葉村晶シリーズ2作品とミステリー短編3作品。 私にとっては大満足の短編集となった。 若竹さんは葉村シリーズしか読んだことがなかったが、シリーズ以外のミステリーも面白い。 全てにおいてオチの付け方に不意を突かれ、読み終わった後の余韻に浸りながら初めから読み直して色々と確認したくなる。 我らが「悪霊が束になって現れてもびくともしない」葉村晶は40歳前後の頃の物語。 相変わらず依頼人や富山店長に振り回されっぱなし。 ボヤキのような呟きも相変わらずで、いちいち冴えていて笑える。 他の若竹作品も追いかけてみたい。

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2018/08/11

凶悪な死刑囚に届いたファンレター。差出人は何者かを調べ始めた「私」だが、その女性は五年前に失踪していた!(表題作)女探偵の葉村晶は、母親の遺骨を運んでほしいという奇妙な依頼を受ける。悪い予感は当たり…。(「蝿男」)先の読めない展開と思いがけない結末―短編ミステリの精華を味わえる全...

凶悪な死刑囚に届いたファンレター。差出人は何者かを調べ始めた「私」だが、その女性は五年前に失踪していた!(表題作)女探偵の葉村晶は、母親の遺骨を運んでほしいという奇妙な依頼を受ける。悪い予感は当たり…。(「蝿男」)先の読めない展開と思いがけない結末―短編ミステリの精華を味わえる全五編を収録。表題作で第66回日本推理作家協会賞短編部門受賞。

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2018/08/10

面白かったー。 短編なのせいかテンポがよく、引き込まれた。 どの話もラストが、ぞわーっとするようなおーと唸るようなラストで狙いすぎてない感じが良かった。

Posted byブクログ

2018/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集。あとがきによれば、「暗い越流」が日本推理作家協会賞を獲ったのをきかっけに単行本になったらしいい。 以下あらすじ 「蠅男」…女探偵葉村晶シリーズ。人里離れた別荘。もとは霊能者が建てた。屋敷に来た人が、気分が悪くなったり、頭痛がしたりするらしい。 「暗い越流」…死刑判決になった男に宛てられたファンレター。差出人は、男の実家の隣に住んでいた女子高生だった。しかも、彼女は5年前から失踪しているという。一見、葉村晶タイプの雑誌リサーチャーが、弁護士と組んで事件を調べているのかと思った、最後の2ページでびっくりして、前の部分を読み返してしまった。 「幸せの家」 「狂酔」…教会の地下にシスターたちを閉じ込めて建てこもる男。彼の語りを通して、児童養護施設で育った少女のことが明らかになる。 「道楽者の金庫」…これも葉村シリーズ。大金持ちが亡くなった。彼は金庫に何かをしまっていたらしい。しかし、その金庫の番号を知っているのは、生前お金持ちが大量に集めていたこけしだけだ。葉村は田舎の別荘までこけしを取りにいく。 葉村作品が2つも読めてうれしい。それ以外の短編も面白かった。

Posted byブクログ

2017/11/12

タイトルを見て、重くてどっしりしたミステリーかと思いきや… 各話、軽く読めるのに読後感がなんともねっとりぞくぞくな短編集でした。こういうのを「イヤミス」というのでしょうか。電車で読むと酔いそうです。

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2017/09/02

最初と最後の作品が、葉村晶のもの。 中の三編はノンシリーズだけど、この並びがまた一つのトリックになっている。 葉村晶のシリーズは全て、家族のあり方が事件のベースにあるのだが、この短編集もまたそうなっている。 だから読後苦い物が残されてしまうのはしょうがないが、なぜか葉村晶が事件...

最初と最後の作品が、葉村晶のもの。 中の三編はノンシリーズだけど、この並びがまた一つのトリックになっている。 葉村晶のシリーズは全て、家族のあり方が事件のベースにあるのだが、この短編集もまたそうなっている。 だから読後苦い物が残されてしまうのはしょうがないが、なぜか葉村晶が事件に巻き込まれると「しょうがないなあ」と苦笑い程度には薄まったりするのは、短編だからなのかもしれない。 何しろ「悪いうさぎ」の読後感ったら、苦いなんてものじゃなかったから。 親が子どもを支配する連鎖が何とも重苦しくて見苦しい表題作。 読んでいて一番つらかった。 幸せになっていいはずの未来を断ち切られても、子どもは文句を言えないのか。 子どもの犠牲の上にある親の安泰って、ここまで極端ではないけれど、実はわりとよくあることなのではないだろうか。 家族っていうのは一体なんなの? 血のつながり? 一緒に暮らしているという、その形? 壊そうと思っても簡単に壊れないくせに、大事に抱え込んでいるといとも簡単に崩れてしまう。 実に厄介な代物。 だけど往々にして人は家族を作ろうとするんだよね。 そこに幸せがあるという前提で。

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2017/08/08

暗いな〜。人間の暗いもの怖いもの、直接的な表現はないけれど、読んだ後に残るね。 葉村シリーズが好きだけれど、そうでないものも、よく考えられてるし、いいまわしとかハードボイルドとか若竹さん独特の世界、楽しめました。

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2017/03/05

初読みの作家さん(たぶん・・・)。短編集。良く練られているミステリだと思う。 あらすじ(背表紙より) 凶悪な死刑囚に届いたファンレター。差出人は何者かを調べ始めた「私」だが、その女性は五年前に失踪していた!(表題作)女探偵の葉村晶は、母親の遺骨を運んでほしいという奇妙な依頼を受け...

初読みの作家さん(たぶん・・・)。短編集。良く練られているミステリだと思う。 あらすじ(背表紙より) 凶悪な死刑囚に届いたファンレター。差出人は何者かを調べ始めた「私」だが、その女性は五年前に失踪していた!(表題作)女探偵の葉村晶は、母親の遺骨を運んでほしいという奇妙な依頼を受ける。悪い予感は当たり…。(「蝿男」)先の読めない展開と思いがけない結末―短編ミステリの精華を味わえる全五編を収録。表題作で第66回日本推理作家協会賞短編部門受賞。

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