やり抜く力 GRIT の商品レビュー
GRITと呼ばれる、やり抜く力について考察された本。一時期、継続、やり切ること、モチベーション等について結構色んな本を読んでいたので、既知の情報もあったが、改めて「やり抜く力とはなんぞや?」、「どうやってその力を伸ばす?」といった疑問に対して分かりやすくまとめられていてよかった。...
GRITと呼ばれる、やり抜く力について考察された本。一時期、継続、やり切ること、モチベーション等について結構色んな本を読んでいたので、既知の情報もあったが、改めて「やり抜く力とはなんぞや?」、「どうやってその力を伸ばす?」といった疑問に対して分かりやすくまとめられていてよかった。何より30になると色んな差がつく頃だけど、何がその差を産んでいるんだろうと考えた時に、非常に腹落ち感があった。寿命が100歳超えるようになると言われている昨今、才能だけで生き抜くには厳しい時代。逆に才能なくてもGRITがあれば挽回可能ということは非常に痛快な時代である P70 「達成」を得るには「努力」が2回影響する。才能×努力=スキル、スキル×努力=達成 P91 ところが、夢を実現するための中位や下位の目標を具体的に設定することができない。そのため、目標がピラミッド形の構造になっていない。最上位の目標がぽつんと浮かんでいるだけで、それを支える中位や下位の目標がまったくないのだ。 P233 楽観主義者も悲観主義者も同じようにつらいできごとを経験するが、受け止め方が異なるのだ。楽観主義者は自分の苦しみは一時的で特定の原因があると考えるが、悲観主義者は自分の苦しみを変えようがない原因のせいにして、自分にはどうすることもできないと考えてしまう P243 「成長思考」「やり抜く力」を伸ばす表現。「よくがんばったね!すばらしい」「今回はうまくいかなかったね。一緒に今回の方法を見直して、どうやったらもっとうまくいくか考えてみよう」「よくできたね!もう少しうまくできたかもしれないと思うところはあるかな?」「これは難しいね。すぐにできなくても気にしなくていいよ」「もうちょっと頑張ってみようか。一緒にがんばれば必ずできるから」 P353 コーチのひとりが「時間前行動」がなぜ重要なのか、その理由を教えてくれた。「相手に対する敬意の表れだからです。ささいなことでも、最善を尽くすのが大事だと考えているんです」
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天才というのは才能だと思われていたもの「やり遂げる」という点に着目して成功するということを研究した本。 頭ではわかっているけれども、実際に科学的や立証されたものとして捉えると改めてなるほどなと思う本だった。 パート1の第3章一流の人がしている当たり前のこと、にある達成の方式は単純だが「才能」×「努力」=スキル 「スキル」×「努力」=達成という図式にして表しているのはわかりやすかった。何事にも才能だけでも、スキルだけでもダメだということ。でも、その必須である努力も闇雲に進めるのではなく「究極の目標」に向かってやるべきことをやるというと。わかっているようで実は意識していない部分を本書はクリアーにした思う。具体的にやり抜く力をつける方法には、内側から(自ら)と外側(外部)からの説明があるが、最も重要なのは「情熱を持って好きなものの目的を持つこと」だと思う。
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成績優秀や運動能力抜群、体力トップよりも最後までやり抜く力があると辛いことにも耐えられる!当たり前のようにも思えるけど、後天的に変えられるって事だよね。子ども時代にね!
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昨年のTEDでも取り上げられた流行りモノを一足遅れで(笑)ビジネス、アカデミア、アスリートどの世界もトップパフォーマーの成功は才能よりもGrit(やり抜く力)の要素が強いらしい。本書はそのやり抜く力は何であるか、それを自発的に伸ばす方法、外から育成する方法について、自らの研究結果...
昨年のTEDでも取り上げられた流行りモノを一足遅れで(笑)ビジネス、アカデミア、アスリートどの世界もトップパフォーマーの成功は才能よりもGrit(やり抜く力)の要素が強いらしい。本書はそのやり抜く力は何であるか、それを自発的に伸ばす方法、外から育成する方法について、自らの研究結果や経験、知見をまじえて自伝的に語っています。ともすると、成功体験をダシに使った単なる精神論や根性論になりがちな内容ですが、心理学の研究や実験などでの裏付けを多く提示しており、感覚的にも説得力ある説明がなされています。ただ、いかんせん自伝的要素が強く、研究成果も道半ばな感がありますので、これから色々な分野での適用例が待たれます。使えるネタは満載です。
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まず、やり抜く力は伸ばせる。 伸ばす方法には2つあって、一つは「内側から伸ばす」。 つまり「興味を掘り下げる」「自分のスキルを上回る目標を設定してそれをクリアする練習を習慣化する」などがある。 2つ目は「外側から伸ばす」。 つまり親や周囲の人が重要な役目を果たす。 楽な方法は、集...
まず、やり抜く力は伸ばせる。 伸ばす方法には2つあって、一つは「内側から伸ばす」。 つまり「興味を掘り下げる」「自分のスキルを上回る目標を設定してそれをクリアする練習を習慣化する」などがある。 2つ目は「外側から伸ばす」。 つまり親や周囲の人が重要な役目を果たす。 楽な方法は、集団に溶け込もうとする人間の欲求を利用して、意識の高い人達と一緒の環境にいることが良い。 子どものころになにかを乗り越えた、うまくできたという経験は、ずっとあとまでに効果をおよぼすと考えられる。 習い事、課外活動は効果的。
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要するに気持ちってことです 本間 読みました。気持ちってことではないです。計画性と希望がキーワードです。 松尾
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会社での指示で読みました。 よい本でした。 人生で一番大切な力。 そうかもしれません。 意外にも当てはまることが多く、まだまだ出来ると前向きになれました。
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成功する人を見て、すごい!うらやましい!と思う反面。才能があったんだ、とか自分たちとは違う。と考えてしまうが、実は「生まれつきの才能」は重要ではなく。「やり抜く力」が重要だったという話。 才能*努力=スキル スキル*努力=達成 意図的な練習 1.ある1点に的を絞ってストレッチ...
成功する人を見て、すごい!うらやましい!と思う反面。才能があったんだ、とか自分たちとは違う。と考えてしまうが、実は「生まれつきの才能」は重要ではなく。「やり抜く力」が重要だったという話。 才能*努力=スキル スキル*努力=達成 意図的な練習 1.ある1点に的を絞ってストレッチ目標(高めの目標)を設定する 2.しっかりと集中して努力を惜しまずにストレッチ目標の達成を目指す 3.改善すべき点が分かった後は、うまくできるまで何度も繰り返し練習する 色々ためになる話が多かった 気に入った言葉 自分を高める努力を怠らない。打ちのめされても絶対に立ち直ってみせる 勝負に強い人は、負けず嫌い 必死に努力する前に、まずは楽しむ事が大事
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書名は似ているが、こちらは心理学の教授による研究の成果という感じのやり抜く力GRITに関する本。 本気になれる高次の目標を自分で設定し、少しずつでも具体的な行動として継続する、練習を重ねることで必ず熟達することを忘れず意図的な練習を一定期間は続ける、失敗に学びを見出す前向きなマインドセット、そして周囲からの厳しくも暖かい支援。熱意が持てるような理想の目標を見出すにも、まずは実際にトライして判断すること。 やり抜く力をつけることができると信じられる。一方で、やり抜く・諦めない一辺倒ではだめで、例えば登山のように、目標にしがみつかずに撤退を決断する勇気が必要になることもある。 バランスをとりながらも、情熱をもって真剣に人生を歩むことが、自分自身の期待に応えることだろうなと感じた。 興味のある人物を知ったら直接会って話を聞く著者の行動力にも感心させられた。 17-26
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やり抜く力が重要なことは良く分かった。 研究途中のため、定性的な話も多い。 研究が進んだ後に期待。
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