やり抜く力 GRIT の商品レビュー
p.346 第一のコアバリューは「我々は弱音を吐かない」であり、それに対応してアイルランドの劇作家、ジョージ・バーナード・ショーの文章が引用されている。 「人生の真の喜びは、自分自身の行動によって幸せをもたらすことである。つねに病気や不満の種に怒ってばかりいる、身勝手な愚か者に成...
p.346 第一のコアバリューは「我々は弱音を吐かない」であり、それに対応してアイルランドの劇作家、ジョージ・バーナード・ショーの文章が引用されている。 「人生の真の喜びは、自分自身の行動によって幸せをもたらすことである。つねに病気や不満の種に怒ってばかりいる、身勝手な愚か者に成り下がり、世の中は自分を幸せにしてくれない、などと嘆くことではない。」 p.370 しかし、「天才」とは「自分の全存在をかけて、たゆまぬ努力によって卓越性を究めること」と定義するなら、私の父は天才だ。私も、コーツも天才だ。そしてあなたにも同じ覚悟があれば、あなたも天才なのだ。
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『マシュマロテスト』でやり抜く力も大事だよ!というのがわかったけれど、今度はやり抜く力特化の本が出たので読んだ。なるほど、私は辛い思いをしたから仕事を頑張れたわけか、などと納得。
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20170409 やり抜く力。意識した事は無いが、興味がある事は、最後まで続ける。それが仕事なら良いが一つでも有れば人生も楽しめるという内容と理解。年齢も関係無いという点も良い。
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GRITに関する説明 日本語では「やりぬく力」と訳される。 短距離ではなく、マラソンに例えられ、長期的な目標に向けた「情熱」と「粘り強さ」 大きな成功を収めた人たちの共通点。 ・並外れて粘り強く、努力家 ・自分が何を求めているのかを理解している ただ漠然と長く続ければいいということではなく、いかにすれば成長するのかを常に考えることが大切。スポーツであればプロの真似をしたり、自分の動き方をしっかり分析するなど。 P70 「達成」を得るには「努力」が2回影響する。才能×努力=スキル、スキル×努力=達成 やり抜く力を伸ばす方法 1、自分自身で内側から伸ばす 興味を掘り下げる 今の自分のスキルを上回る目標を設定してクリアする習慣をつける 自分の取り組んでいることが大きな目的とつながっていることを意識する 2、外側から伸ばす 周りの人々が個人のやり抜く力を伸ばす重要な役割をになう (p240) 成長思考の人は固定思考の人に比べてやり抜く力が強い。 成長思考:人間は変われる、成長できる、と信じている人。一生懸命努力すれば自分の能力をもっと伸ばすことは可能。 固定思考:人はスキルを習得することはできるが、スキルを習得するための能力、すなわち才能は鍛えて伸ばせるものんではないと考える人 成長思考、やり抜く力をのばす表現 ・よくがんばったね、素晴らしい x才能があるね、すばらしい ・今回はうまくいかなかったね。一緒に今回の方法を見直して、どうやったらもっとうまくいくか考えてみよう。 xまぁ、挑戦しただけえらいよ ・よくできたね、もう少しうまくできたかもしれないと思うところはあるかな? xよくできたね。君はすごい才能を持っている ・これは難しいね。すぐにできなくても気にしなくていいよ xこれは難しいね。できなくても気にしなくていいよ ・もうちょっとがんばってみようか。一緒にがんばれば必ずできるから。 xこれは君には向いてないのかもしれない。でもいいじゃないか。君にはほかにできることがあるよ。 (p366) 人は誰でも限界に直面する(才能だけではなく、機会の面でも)実際には、思っている以上に、自分で勝手に無理だと思いこんでいる場合が多い。 何かをやって失敗すると、これが自分の能力の限界なのだと思ってしまう。 あるいは、ほんの少しやっただけで諦めてしまい、他のことに手を出す。 どちらのケースも、もう少し粘り強く頑張ればできたかもしれない。 「やり抜く力」が強いということは、一歩ずつでも前に進むこと。 「やり抜く力」が強いということは、興味のある重要な目標に、粘り強く取り組むこと。 「やり抜く力」が強いということは、厳しい練習を毎日、何年間も続けること。 「やり抜く力」が強いということは、七回転んだら八回起き上がること。 ただ、最後に筆者も注意しているのが、なにかをやめることが最善である場合も、固執してやめられなくなってしまうこと。選択と集中をして、時間を有効に使うことが大事になる。
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才能>情熱×努力であり、やり抜く力こそが結果を出す最大の要因である。本書でも触れられているが、情熱をそそげるもの、つまり好きなことほどやり抜くことができる。やり抜くとは何か、それは努力を続けて結果がでること、その結果をさらに高めようとする姿勢であることであり、それらを達成す...
才能>情熱×努力であり、やり抜く力こそが結果を出す最大の要因である。本書でも触れられているが、情熱をそそげるもの、つまり好きなことほどやり抜くことができる。やり抜くとは何か、それは努力を続けて結果がでること、その結果をさらに高めようとする姿勢であることであり、それらを達成するまであきらめないことである。 『はじめの一歩』に「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし! 成功した者は皆すべからく努力しておる!!」というセリフがあるが、まさにこの言葉を思い出した。 本書は、教育においてどのようにやり抜く力を育てるかに焦点が置かれているが、本書の後半で出てくる2つの家族、チームの事例のように、1人でなく家族や恋人、友人、チームメイトなどの支えによって、やり抜く力を育てる土壌は整えられる。 天賦の才に恵まれた一部の天才に、「情熱」と「正しい努力」をした一般人が勝る可能性がある。 会社の人材マネジメントなどにもこの「やり抜く力」は応用できるのではないだろうか。
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読み物としてとても面白かったんだけど、読者が興味があるのはやり抜く力をどう伸ばすかということと思うので、その辺りの記述がもう少し多ければもっと良かった。 家族の決まりごとの項目でしかそのことに関しては触れられていなかったと思うので。
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定期的に読み返したい内容です。 粘り強さや情熱が大切というのは、理解しているつもりでしたが、それが、なぜ大切なのか。今持ち合わせていないと感じるのであればどうすればよいのかを明確に教えてくれます。 (大人ではなく、やり抜く力の強い子供を育てるという目線が多いですが…) ///...
定期的に読み返したい内容です。 粘り強さや情熱が大切というのは、理解しているつもりでしたが、それが、なぜ大切なのか。今持ち合わせていないと感じるのであればどうすればよいのかを明確に教えてくれます。 (大人ではなく、やり抜く力の強い子供を育てるという目線が多いですが…) //////////////////// ●持っている能力を充分に発揮するためには、やり抜く力が重要。 ●「やり抜く力」は「情熱」と「粘り強さ」の2つの要素 「情熱」 └自分のもっとも重要な目標に対して、興味を持ち続け、ひたむきに取り組むこと。 「粘り強さ」 └困難や挫折を味わっても諦めずに努力を続けること。 ●私たちの人生のマラソンで何を成し遂げられるかは、 「やり抜く力」…長期的な目標に向けた「情熱」と「粘り強さ」にかかっている。 「才能」にこだわっていると、この単純な真実を見失ってしまう。 ●「やり抜く力」を伸ばすふたつの方法 1)「やり抜く力」を自分自身で内側から伸ばす方法。 └興味を掘り下げる └自分のスキルを上回る目標を設定してはそれをクリアする練習を習慣化する └自分の取り組んでいることが、自分よりも大きな目的とつながっていることを意識する └絶望的な状況でも希望を持つことを学ぶ 2)外側から伸ばす └親、コーチ、教師、上司、メンター、友人など。周りの人々が個人のやり抜く力を伸ばす重要な役割 ●人は誰でも限界に直面する(才能だけではなく、機会の面でも) 実際には、思っている以上に、自分で勝手に無理だと思いこんでいる場合が多い。 何かをやって失敗すると、これが自分の能力の限界なのだと思ってしまう。 あるいは、ほんの少しやっただけで諦めてしまい、他のことに手を出す。 どちらのケースも、もう少し粘り強く頑張ればできたかもしれない。 ● 「やり抜く力」が強いということは、一歩ずつでも前に進むこと。 「やり抜く力」が強いということは、興味のある重要な目標に、粘り強く取り組むこと。 「やり抜く力」が強いということは、厳しい練習を毎日、何年間も続けること。 「やり抜く力」が強いということは、七回転んだら八回起き上がること。 ● やろうと思えばできるような小さなこと、 しかし継続するには非常に難しいことを無数に積上げるには、血の滲むような努力が必要
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才能ではなく、やり抜く力が結果につながるという内容。精神論だけでなく、論文等のデータで分かりやすく説明してある。 ・才能×努力=スキル スキル×努力=達成 努力は二乗で影響する。 ・情熱と粘り強さを持つ人が結果を出す。 ・内側と外側からやり抜く力を育てる。 ・人は圧倒されると才能のせいという言い訳にする。 ・上位の目標(究極的関心、哲学)がなければ、下位の具体的目標を達成できない。 ・具体的目標は何度やってもダメならば別の方法で上位の目標を達成する。 ・25個の仕事の目標のうち、5個に集中し他は目を向けない。 ・環境が変わると自分が変わる。達成するためには適した集団に属する必要がある。 ・漫然と練習するのではなく、意図的な練習を継続する。 ・自分がどんなことを考えるのが好きか? ・明確に定義されたストレッチ目標。完全な集中と努力。速やかで有益なフィードバック。意図的な練習。 ・同じ時間、同じ場所での習慣をつくる。 ・「今、この瞬間」の自分を見ながらチャレンジする。 ・人の役にたっている等、「他者」を目的にする。 ・意義を感じられるように変化を起こす ・脳は筋肉のように鍛えられる。知識や才能は鍛えられる。 ・高い期待と支援を惜しまないのが賢明な育て方 ・まわりの価値観が「自分の信念」に変わる。 ・暗唱で「言葉の力」を自分のものにする。 ・ささいなことでも「最善」を尽くす。 ・天才とは「自分の全存在にかけて、たゆまぬ努力によって卓越性を極めること」
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誰かの優れた成果を目にしたとき,「自分にはあの人より才能がない。」そう考えたことはないだろうか。しかし才能よりも物事の達成に重要なのは「やり抜く力」である,ということを筆者は突き止める。自分の「やり抜く力」を強くする方法,指導者による育て方も論じている。
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ビーストなんちゃらをやり遂げられるとは思わないけど、地味な訓練をひたすら続けられる力みたいに捉えると、案外出来るかもなあとも思った。 グリットを身につけたければ、そういうチームに入りなさいって話が印象に残った。本人の資質もあるけど、環境要因もあるよねって話かと。 グリット自体はあ...
ビーストなんちゃらをやり遂げられるとは思わないけど、地味な訓練をひたすら続けられる力みたいに捉えると、案外出来るかもなあとも思った。 グリットを身につけたければ、そういうチームに入りなさいって話が印象に残った。本人の資質もあるけど、環境要因もあるよねって話かと。 グリット自体はあくまで手段の話なので、目的や目標を定めて、そこに邁進するっていうのが前提として必要かと思います。そのためには、まあ色々やってみる、合わないと思ったらやめて違うことをやってみるの繰り返しが良いみたいです。 自分ももっと色々チャレンジしようかなと思います。
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