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猫と幽霊と日曜日の革命 の商品レビュー

3.8

35件のお客様レビュー

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2024/03/21

河野裕がうらやましい。 再読で、なお私の感性を殴りつけてくるような文章を読ませてくる。 この表現が書きたかった、そのフレーズであふれている。

Posted byブクログ

2024/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

サクラダリセット1で記載していますが、シリーズを通しての感想です。 総括 お話として面白いと感じるが、万人に理解できるかと言われればそうではない作品。読者を選ぶ作品ではあると思う。能力系の話が好きな私にとっては、最良作。 言葉の使われ方に注目して読んで欲しいと感じる。主人公の少年が誰かを説得する場面が多く描かれているが、そこの言葉の選び方、普通の高校生ではない。人生n周目?というくらい。一巻一巻に好きなフレーズがあり、出会って良かった作品だと思っている。 お好きな言葉を探してみてください。 選んだ理由 覚えてないけど、超能力系だからだと思う。 あらすじ 記憶保持の少年と世界をリセットする少女の、 世界を少しでも幸せにする話 良かった点 超能力系といえばそうであると言える内容であった。わたしの好みに沿っている。 ミステリーの亜種。起こってしまった現象をどうすれば幸せな結論になるかを考えて、リセットを繰り返す。謎解きではないが、一種のミステリーだと考える。 言葉の選び方が好き。もとはスニーカー文庫であり、KADOKAWAの文庫になるに当たって、言葉を少し変えたらしい(あとがきの情報)。 スニーカー文庫と比較しながらまた読んでいきたいと思った。 また、比喩的な表現が多い。そこが面白く、考えさせられる内容である。直接的な話ではなく、間接的に説明することで、ハッとし、考えてしまう。作中の言葉を借りるなら、伝言である。 悪かった点 春綺に対して、苛立ちが起こる。そうはならんやろっていう思い込みをしてしまう。反省。 好きなフレーズ 隣にいる人が笑うことを、幸せと呼ぶんだ これは5巻に出てくるフレーズであるが、私にとっての幸せの定義である。隣にいる人という言葉で、1人じゃないこと、笑顔になると言う言葉で、楽しみ、喜びを表現していると思っている。 作中のある老人の言葉であるがゆえに、簡潔かつ重みがある。

Posted byブクログ

2023/10/23

正に河野さんという内容だった。彼の作品はどこまでも優しくて暖かさを感じる。それでいて、登場人物が皆どこか歪んでいながらも強く生きているのを感じる。、

Posted byブクログ

2023/02/25

河野裕さんの作品が大好きで、やっと読めた。 やっぱりとても良かった。能力の種類はもちろん、その使い方も、面白かった。

Posted byブクログ

2023/01/29

特殊設定ものはミステリ業界において今となってはなくてはならない枠組みになった。 ラノベ風の作品も、特殊設定を盛り込んで(ファンタジー系を多いからなのかもしれないが)その限定された条件下で事態を終息させていく。 本作では時間を遡る能力や記憶を保持し続けることのできる能力など、様島な...

特殊設定ものはミステリ業界において今となってはなくてはならない枠組みになった。 ラノベ風の作品も、特殊設定を盛り込んで(ファンタジー系を多いからなのかもしれないが)その限定された条件下で事態を終息させていく。 本作では時間を遡る能力や記憶を保持し続けることのできる能力など、様島な特殊能力を持った土地に暮らす若者たちの活躍が描かれる。 映画化もされた人気シリーズだ。

Posted byブクログ

2023/01/04

世界中のすべての断言には、嘘か、信仰か、感情が混じっている。(195ページ) . 悲しみの感度が良好だということは、つまりそれだけ優しいということだ。人の優しさには、無条件で肯定されるだけの価値がある。(302ページ)

Posted byブクログ

2022/12/29

リセットと言うだけで。 セーブ地点と使うタイミングを間違えなければ、とても有効的な能力なのでは。 同じ日常を再び生きているようで、全てが完璧に再現されているとは言い切れなさそうだよな。

Posted byブクログ

2022/10/08

いろんな能力が錯綜して、細切れなシーンについていけかった。 タイトルに猫とあるからもう少し猫のシーンがあるのかと期待してしまった。

Posted byブクログ

2021/03/21

伏線が綺麗に回収されていって清々しい。 階段島シリーズでも感じたが、河野先生の作品は、絶対に現実でありえないフィクションの設定なのに、実際に現実で起きている感覚になる不思議。

Posted byブクログ

2020/10/02

 最初この表紙を見た時このタイトルは、どういう事?って思ったが読んでいくうちに謎が解けていった。  伏線がいくつかあり、まさかの展開も多々あったので読んでいても飽きなかった。  主人公が過去に起こしてしまった過ちに責任感、後悔し続け、世界を幸せにする事だけに能力を使う事に決めた。...

 最初この表紙を見た時このタイトルは、どういう事?って思ったが読んでいくうちに謎が解けていった。  伏線がいくつかあり、まさかの展開も多々あったので読んでいても飽きなかった。  主人公が過去に起こしてしまった過ちに責任感、後悔し続け、世界を幸せにする事だけに能力を使う事に決めた。   ミステリー要素、恋愛要素もありとても楽しめた作品だった。

Posted byブクログ