朝が来るまでそばにいる の商品レビュー
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「体がなくなったって、私はあなたの奥さんだから」 火葬したはずの妻が家にいた。生前と同じように 振る舞う彼女との本当の別れが来る前に、俺は 果たせなかった新婚旅行に向かった…。 幻想から再生へと続く連作短編集。
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怒りでどうにかなりそうな日が生きてるとあるけど、それをこじらせると救いようがなくなる。 この本はそれの一歩手前、怒りよりも優しさが少し多く垣間見れた。私も優しさだけは絶対人に伝えていこうと思う。
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彩瀬さんは死んだことないはずなのにこれだけのイメージ。すごいわあ。 若いころなら「ふ~ん」で終わってたかもだけど、晩年に近ずくお年頃の私には強烈なものがあった。死んでからも哀しみたくないなあとか、やっぱり生きてる時間は大切にしなけりゃなあとか、清廉に生きたいなあとか・・ だから怖...
彩瀬さんは死んだことないはずなのにこれだけのイメージ。すごいわあ。 若いころなら「ふ~ん」で終わってたかもだけど、晩年に近ずくお年頃の私には強烈なものがあった。死んでからも哀しみたくないなあとか、やっぱり生きてる時間は大切にしなけりゃなあとか、清廉に生きたいなあとか・・ だから怖いという事なく心かみしめて読んだような気がする。
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読むほどに包まれるねっとりとした湿った空気。息苦しくなって手を伸ばした先、私に掴めるのはなんだろう。むしゃむしゃと頭から食べたいなにかなのか、手で掬ってもこぼれていくなにかだろうか。眼を背け、見ないようにしていた自分の一部を切り取って差し出されて、それでも背筋に走るのは冷たさより...
読むほどに包まれるねっとりとした湿った空気。息苦しくなって手を伸ばした先、私に掴めるのはなんだろう。むしゃむしゃと頭から食べたいなにかなのか、手で掬ってもこぼれていくなにかだろうか。眼を背け、見ないようにしていた自分の一部を切り取って差し出されて、それでも背筋に走るのは冷たさよりもあたたかさ。好みは「眼が開くとき」「かいぶつの名前」
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ホラー短編集。あの世の者が出す食べ物は食べてはいけない…引き込まれてしまう。どうして愛すべき人をあちら側に連れて行こうとするかな…と思慮の浅い私などは思ってしまう。トシのせいか、温かい話が好きだから、こういう内容は頭がうけつけない(笑) どういう事か誰か説明してーってなっちゃう。...
ホラー短編集。あの世の者が出す食べ物は食べてはいけない…引き込まれてしまう。どうして愛すべき人をあちら側に連れて行こうとするかな…と思慮の浅い私などは思ってしまう。トシのせいか、温かい話が好きだから、こういう内容は頭がうけつけない(笑) どういう事か誰か説明してーってなっちゃう。気持ち悪いの先の作者の思惑をきちんと読み込めるには どういう読書すればいいんだろーって思った。
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これはまたくちなしとは違った不気味さがある六つの物語でした。ぞくっとする。 個人的には眼が開くとき、が好きです。
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人の生と死と「食べる」が描かれているホラーファンタジーっぽい短編集。 「眼が開くとき」の描写がとても良かった。 幼い頃から美しいものの1番美しく見える構図が思い浮かぶカメラマンの瑠璃が小学校の時の美しい、食べたいと思った転校生、暁に再び出逢い暁を売り出していくお話。
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他の彩瀬作品に比べて(比較対象が少ないが)、より身体性のグロテスクな部分が強調されている気がする。それでも短編なので読者が踏ん張る時間も短くて済み、この手の作品にしては読みやすいのではないだろうか。生々しい描写にこちらもえぐられていく感じはするけど、最後には救いが待っているところ...
他の彩瀬作品に比べて(比較対象が少ないが)、より身体性のグロテスクな部分が強調されている気がする。それでも短編なので読者が踏ん張る時間も短くて済み、この手の作品にしては読みやすいのではないだろうか。生々しい描写にこちらもえぐられていく感じはするけど、最後には救いが待っているところが彩瀬作品の魅力であると改めて感じた。 夜寝る前に一編ずつ読んでいたのだけど、読むのに不思議な体力が使われてぐっすり寝れたような気がした...笑
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怖かった本。 胸の中のなんともいえないネガティブな思いが、物理的な形をもって現れる様がなんとも不気味で、読みづらかった。 彩瀬まるさんの作品の中ではダークな雰囲気。
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