眼球堂の殺人 の商品レビュー
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水位トリックや神の視点(238pなど露骨)には早い段階で気付いたのに、「眼球」堂であることとして一番重要な「回転」に気付けなかったのが悔しい。特異な館の構造が存分に活用されており、噂にたがわぬ面白さだった。
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【あらすじ】 放浪の数学者探偵、降臨! "堂"シリーズ文庫刊行開始! 新たな理系&館ミステリ。シリーズ第一作 神の書、"The Book(ザ・ブック)"を探し求める者、放浪の数学者・十和田只人(とわだただひと)がジャーナリスト・陸奥藍子(むつあいこ)と訪れたのは、狂気の天才建築学者・驫木煬(とどろきよう)の巨大にして奇怪な邸宅"眼球堂"だった。二人と共に招かれた各界の天才たちを次々と事件と謎が見舞う。密室、館、メフィスト賞受賞作にして「堂」シリーズ第一作となった傑作本格ミステリ! 【感想】 彼に勧められて読んだ本。分厚くて難しそうだなあって思ったけれど、第一印象は森博嗣と綾辻行人をミックスした感じだなと思った。数学者である十和田とそのおっかけをする藍子、そしてその数学の専門的な知識がどんどんと並べ立てられていくところから森博嗣的要素を感じられた。そして、眼球堂のダイナミックかつ巧妙に建てられた不可思議な建築物、そしてほこに住む変人な主から綾辻行人的要素を感じられた。そして、そこで起きる殺人事件。最初の事件はあまりにも衝撃的すぎた。そしてどんどん増えていく謎。その後何となく予想していた展開に進んでいったものの、それからどう進んでいくかは全くわからず、ただただ読み進めていくしかなかった。十和田と藍子のコンビはいいなと思った。でも最後、事件のトリックと犯人がわかった時、トリックはもうすごいとしか言いようがなかった。犯人はわたしはずっとわからなかったので、そうだったのか…とため息をついた。そしてエピローグ。これには十和田先生の洞察力に尊敬の念を抱いた。まず神が男の人だという先入観が間違っていた。藍子があの天才建築家の子どもだった…?そしてこの事件を操っていた張本人だった?最後にこれほどのビッグサプライズが来るとは思わなかった。でも、これからどうなるか、どんな事件が起こるのか、それに二人がどう関わっていくのかが、すごく楽しみだ。
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本格系を何か読みたいなと思っていたときに出会った。 奇怪な建築物、集められた天才たち、クローズドサークル、不可能と思える事件の数々、そして真相、真相と、途中からページを捲る手が止まらなくなった。面白い。読み終わった後冷静に考えると違和感あるような、ないような。 シリーズのようなので次の作品も読みたいな。
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荒唐無稽なトリックだが、それも本格ミステリと言える。 トリックの一部は察しがついたが、やはり全部を見切るのは難しい。最後のどんでん返しも気づけなかった。 最後のどんでん返しは、やや禁じ手な気もするが、それもミステリの一つの手法とも言える。 久しぶりに気持ちいいくらいのミステリらしい本を読んだ。
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おもしろかった。小説ならではのダイナミックなトリックで良いと思う。昔読んだ森博嗣の小説を思い出した。
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王道館ミステリ。トリック自体はなかなかおもしろかったけど、違和感を感じる点も多々あり。第一の事件の死体が結局○○だったってのは…私は嫌ですねえ^^;
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綾辻行人さんの館シリーズを彷彿とさせる作品。 リアリティよりこうした驚かせてくれるトリックはやっぱり好きだな。 探偵役の数学者・十和田と助手役のルポライター・陸奥とのやり取りがグズグズしているのは如何なのか…、やたらと学者らしい専門用語満載なのはわざとなんだろうな…などと思いなが...
綾辻行人さんの館シリーズを彷彿とさせる作品。 リアリティよりこうした驚かせてくれるトリックはやっぱり好きだな。 探偵役の数学者・十和田と助手役のルポライター・陸奥とのやり取りがグズグズしているのは如何なのか…、やたらと学者らしい専門用語満載なのはわざとなんだろうな…などと思いながら読み進めると、最後にそう来るとは。 シリーズ作品という先入観があったので予想してもみなかった。 だが当初はシリーズ化する予定はなかったらしいので、だったらこういう結末もありなのか。 それにしても読み終えると、この作家さん、綾辻さんがお好きなのかな、と改めて感じる。 第二作は一体どんな設定なのか、別の意味で興味が湧く。
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あらすじと帯の森さんの言葉に惹かれて購入。 面白かった。分厚いのにすいすい読めました。 眼球堂という奇怪で完全なるクローズド・サークル。 建物の図面や説明もあって、体験してみたい、入ってみたいと思いました。が、あんな建物に閉じ込められたら狂いそう。 そんな眼球堂で次々と襲われる天...
あらすじと帯の森さんの言葉に惹かれて購入。 面白かった。分厚いのにすいすい読めました。 眼球堂という奇怪で完全なるクローズド・サークル。 建物の図面や説明もあって、体験してみたい、入ってみたいと思いました。が、あんな建物に閉じ込められたら狂いそう。 そんな眼球堂で次々と襲われる天才たち。 トリックに驚き、その裏の真相にやられました。 引っ掛かりは作中に何度もあったのに! なぜ気づかなかった!なぜ気づかなかった!! 楽しい悔しさをありがとうございました。
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2016/12/18 2日で読んじゃった(笑)面白かった やっぱり密室とか建築物(館ものとはいわないよ)はありえないからこそ面白い 読者への挑戦?もあって嬉しい 塔が下がるのだと思ってました(小並感) あやーうまい、絶妙に晒されたヒントと隠された真実
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理数系なのか?密室連続殺人トリック。建物自体に大掛かりすぎる仕掛け…現実離れしすぎててイマイチだった。平たい文章で誰にでも読みやすいが奥行きが感じられないし、身近な恐怖として登場する人物描写もなくて人間味が薄い、イマイチ好きにはなれない。
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