明日の食卓 の商品レビュー
同じ名前の男の子を育てる3人の母親の話。 些細なことで家庭が崩壊し、その怒りが子供へと… 虐待の一歩手前で止まってはいるようだけど、他人からしたら虐待と思ってしまう。 それぞれが悩みを抱え、子供の面倒を見て行くのは本当に大変だ。 周りに相談できる人がいないと虐待は消えない。 ...
同じ名前の男の子を育てる3人の母親の話。 些細なことで家庭が崩壊し、その怒りが子供へと… 虐待の一歩手前で止まってはいるようだけど、他人からしたら虐待と思ってしまう。 それぞれが悩みを抱え、子供の面倒を見て行くのは本当に大変だ。 周りに相談できる人がいないと虐待は消えない。 子育ては、楽しい反面、大変なことも多い。 亡くなったイシバシユウくんが、この3人の誰かの子なのか?とドキドキした。
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「ゆう」という名の4人の男児の話がかわりばんこに出てくる。それぞれに別につながりはない。 児童虐待いけないよねとか、とはいえ母親業は大変だよね、と思うけれど、それ以上の著者の訴えたいこととかあったのだろうか、読み取れなかった。 それにしても、母子家庭の勇くんの何と健気なことよ。恵...
「ゆう」という名の4人の男児の話がかわりばんこに出てくる。それぞれに別につながりはない。 児童虐待いけないよねとか、とはいえ母親業は大変だよね、と思うけれど、それ以上の著者の訴えたいこととかあったのだろうか、読み取れなかった。 それにしても、母子家庭の勇くんの何と健気なことよ。恵まれたおうちで育った優くんの何とにくたらしく恐ろしいことよ。
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同じ名前の子どもを持つ3人のお母さん。それぞれいろんな問題を抱えていて読んでいてかわいそうになってきました。子育ては難しい。3人とも新しいスタートがうまく行きますように。
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イシバシ ユウ 9才 小学3年生 男の子がいる3家族。一人っ子の優、小学1年生の弟 巧巳がいる悠宇、母子家庭で一人っ子の勇。名字は、同じ石橋。育った環境も家族構成も全く違う3人。素直で頭のいい優が次第にみせはじめる、本音と友だちや家族に対する態度、母親ならどうしてこうなってしまっ...
イシバシ ユウ 9才 小学3年生 男の子がいる3家族。一人っ子の優、小学1年生の弟 巧巳がいる悠宇、母子家庭で一人っ子の勇。名字は、同じ石橋。育った環境も家族構成も全く違う3人。素直で頭のいい優が次第にみせはじめる、本音と友だちや家族に対する態度、母親ならどうしてこうなってしまったんだろう、どこで間違えてしまったんだろうと自分をせめてしまうだろうなぁー。ストレートすぎる感情むきだしの言葉と態度に戸惑う母親、父親の威厳をふりかざすが見透かされて、向き合うことを避ける父親。悠宇のところも弟とのちょっとした事から始まる兄弟喧嘩、遊んだら遊びっぱなし、片付けても片付けてもちらかるリビング、休むことのできない家事、家事、家事。父親は無職に近い状態になり、我、関せず、自分の事のみ。少しはなにかやってあげたらって読んでいて心底、思ってしまう。その点、母子家庭の勇のところは、お金がないがとにかくまるごと愛して、愛して、出来ない事は出来ないなりに精一杯頑張って毎日を送っている。この親子の幸せな所は、まわりに手を差し伸べてくれる人がいた事、勇の担任の先生がよく見ていてくれた事、ほんの少しの事だけどそれだけでどんなに救われるか。カップラーメンを作る時に不注意で、火傷をしてしまい、病院に連れて行くが虐待の疑いをかけられてしまう母親。母子家庭というフィルターを通してみてはいないか、でも、もしかしたらと思う事で、一歩踏み入る事で救える事もある、なかなか線引きが難しい。別の同性同名の石橋祐君、9才が母親に殺されるという事件が起こる。悠宇の母親は、一つ間違えればそれは自分だったかもしれないと思う。子どもと口論になって突発的な犯行だと伝えるが、日常の中のちょっとした事の積み重ねで誰にでもおこる事、日頃から抑え込んでいた不満が一度、爆発したら、どうにも止まらなくなってしまう激しい感情、寝顔を見て天使と思っても日常は、とてもとても一筋縄とはいかない、子育ては、親育てというが親が育つ前にすでにボロボロになってしまってはいないか?子どもを取り巻く悲しい事件がおこるたびに可哀想だなぁーという事ですませてはいけない。何かが、ほんの少しの優しさがそこここにあったら、と、希望があれば追いつめられている母親が深呼吸できるはず。
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読みすすめるごとに状況が変化していき、 子どもを想う気持ちは変わらないはずなのに 何か歯車が合わなくなったかのように 子どもに手をあげたりする場面があったり だんだん読むのも苦しくなっていきました。 虐待がダメなことなんてわかってるし 子どもを可愛く大切に思ってるのも変わらなく...
読みすすめるごとに状況が変化していき、 子どもを想う気持ちは変わらないはずなのに 何か歯車が合わなくなったかのように 子どもに手をあげたりする場面があったり だんだん読むのも苦しくなっていきました。 虐待がダメなことなんてわかってるし 子どもを可愛く大切に思ってるのも変わらなくても 親と子ども、それぞれ違う人間で、 考えてることがわからなかったり 意思疎通が難しいときもあります。 自分の環境や気持ちが良くない時だったり タイミング悪く嫌なことが重なり 思わず暴力になってしまうのもわかる気がします。 わかるからこそ、読み進めていると 自分もこうなる可能性がある、と感じ 読むのが途中からだんだんしんどくなりました。 ハッピーエンド、とはいかないですが 結末は予想とは違いました。 気をつけよう、と思って気をつけるにも一人では限界があるように思います。 誰か支えてくれる人、助けてくれる人を見つけておくことが大切だな、と思いました。
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ピギャア!!ヒリヒリ...!!心が神経痛になってしまった。虐待・ダメ・絶対!!だけど、こんな状況に追い込まれて、それでも「私は絶対に子供に手を上げません」と誓える人はどれくらいいるんだろうか。9歳のイシバシユウ君という子供がいる3家族の物語。幸せそうだった3家族。なのに少しづつ歯...
ピギャア!!ヒリヒリ...!!心が神経痛になってしまった。虐待・ダメ・絶対!!だけど、こんな状況に追い込まれて、それでも「私は絶対に子供に手を上げません」と誓える人はどれくらいいるんだろうか。9歳のイシバシユウ君という子供がいる3家族の物語。幸せそうだった3家族。なのに少しづつ歯車が狂っていく様子に戦慄。私自身に子供がいないがそれでも映像が目に浮かぶくらいのリアリティが凄い。それにしても優等生のイシバシ家が怖すぎ。本当に今後大丈夫だろうか。大阪のイシバシ家は唯一少し安心して読めた。結構衝撃作だった。
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最初はあんまり好みじゃないなぁ…って思ったけど、徐々に面白くなって気がついたら夢中で読んで読了!! 同じ男の子を持つ親としてすごく怖かった。 自分の子供はまだ年長で、まだ幼く、ある程度親のコントロールの効く年齢だけど、きっとすぐだ。 同じ状況になった時、同じように子供を信じて...
最初はあんまり好みじゃないなぁ…って思ったけど、徐々に面白くなって気がついたら夢中で読んで読了!! 同じ男の子を持つ親としてすごく怖かった。 自分の子供はまだ年長で、まだ幼く、ある程度親のコントロールの効く年齢だけど、きっとすぐだ。 同じ状況になった時、同じように子供を信じてあげられるだろうか、声掛けできるだろうか… ただただ不安。。。 それにしても…3家庭の子供が同学年で同じ名前だなんて…最後の方まで気がつかなかった。 虐待の記事が出てからは、どの家庭なんだろう…ってドキドキした。 読み終わった後、後味は少し悪かったけど面白かった。
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映画公開の番宣を見て読んでみようと思った。 苗字は同じ、漢字は違うが同じユウという子供をもつ3人の母親。 表面上は幸せそうな家族でも、沢山の苦悩がある。 自分はどうだったろうか?と自分の子育てを振り返りながら読んだ。 ここまではないが小学生の時はちょっとした事でも学校から連絡が来...
映画公開の番宣を見て読んでみようと思った。 苗字は同じ、漢字は違うが同じユウという子供をもつ3人の母親。 表面上は幸せそうな家族でも、沢山の苦悩がある。 自分はどうだったろうか?と自分の子育てを振り返りながら読んだ。 ここまではないが小学生の時はちょっとした事でも学校から連絡が来たっけ。 ままならない葛藤でカッとなる事はとてもわかる。 3家族の中でもまだシングルマザーの親子には明るさが救われる。 どうなるのかとハラハラして読んだが、意外なユウ君の話になって、なるほどと。 文章の運び方が上手だな。初めて読んだ作家さん。他にもいろいろ読んでみたい。
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かなり重いんだけど面白く読了。 ”イシバシユウ”同じ年で同じ名前を持つ母親とそれらを取り巻く三者三様の境遇。 留美子:フリーのライターで夫のカメラマンは仕事が激変し、寄るとけんかばかりしているふたりの男の子を育て家事に掃除に喧嘩の仲裁にと日々追われている。この境遇に置かれたら気が狂うかも。まさに怪獣たち’と使えない夫に精神をすり減らしていく。 加奈:大阪で仕事を掛け持ちし、ひとり息子を育てるシングルマザー。弟に通帳持ち逃げされたり、息子はいわれないお金を盗んだ容疑をかけられたりと苦労も多いけど、息子もいい子で貧乏ながら幸せに暮らしている。 あすみ:セレブで習い事もしているけど、同じ敷地に住む義母は認知症、夫は浮気、息子は頭はいいけど性格が歪んでるサイコパス。 最初に恐ろしい虐待のシーンが語られているんだけど、一体誰が?とう疑問、加奈の可能性は低く、あすみか留美子かと思ってたら、ついに留美子かとおもいきや、家族構成が似てた別人のイシバシユウの母親だった。 良かった。この三人じゃなくてと思ったのが正直な感想。 読んでいて辛かった、特に留美子ね。 悲惨なのはあすみだけど、こんな状況下ではもしかしたらある得るのかもしれないと十分に思わせてくれた。
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ブクログ紹介 冒頭から虐待のかおりにうわわわ…とおののくのだけど、 3組それぞれにヤバめな家族が出てくる中に自分と重なる要素もそれなりに見つけちゃうわけで、 子どもを殺めちゃうほどの衝動って、意外と身近にあるものなのかもね、と思う。 日常生活のなかでどうにも思うようにならなくてキーってなることなんかよくある。のらりくらりそれをかわしてるだけなんだけど、もうどうにでもなれ、とか怒りが頂点に達してそれを外に出したくて止められないとき。自分でもやっちゃうかも…と思ったら、虐待なんて日常と隣り合わせにあるようなもん。 この本のだんな・元だんなたちは、まぁそろいもそろってポンコツのクズみたいなもので、母たちの怒りやストレスのボルテージをあげるための存在。 精子出すだけで父親きどりなんだったら、ほんとにいらないんだよ。 お坊っちゃんの息子は、猫かぶっていたのがバレたら、人の痛みがわからない救いようのないクソガキンチョになっちゃうし。 兄弟喧嘩の絶えない
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