みかづき の商品レビュー
塾をテーマに進んでいくが、子供の教育や家族の関わり方などたくさんのトピックが詰め込まれており、朝ドラを見ているようでとても面白かったし感動した。 長いけどするする読める。 私も満月を目指して頑張っていきたい。
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本当は星六くらいつけたい。 いやぁ、よかった。大当たりや。まじで。 教育者必読って帯振りたい。 経営者も必読かも。 塾の開設、文部省との戦い、家族の葛藤、新たな教育現場の創設、その中でのまた具体的な戦い、、、って感じで、戦いと葛藤をもう繰り返しに繰り返してる、まさに満ちることのな...
本当は星六くらいつけたい。 いやぁ、よかった。大当たりや。まじで。 教育者必読って帯振りたい。 経営者も必読かも。 塾の開設、文部省との戦い、家族の葛藤、新たな教育現場の創設、その中でのまた具体的な戦い、、、って感じで、戦いと葛藤をもう繰り返しに繰り返してる、まさに満ちることのない「みかづき」。。。 こんな、こんな素晴らしすぎるタイトル回収あるか!?って感じ。 大河ドラマにしてほしいわ。朝ドラとか。 最後の最後で、吾郎の自伝でしたってなった時ああーーーってなったもんね。まあでも、正確には自伝ではないから、少しかすっているって感じかもだけど、すごい。 これ、おすすめしたいなぁ。最後のシーンもすっごく良かったし、なんか教育の良さ、課題、葛藤を濃縮しました!みたいな本。 最高でした。
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面白かったし、考えさせられた。 ゆとり教育の真っ只中で子供を育てて、この物語の時代背景が身近に感じられた。 学習塾を立ち上げ3世代にわたり教育界に携わる。 理想の教育を追求するが、学校教育の限界、貧困家庭の教育、個々の個性や才能からの考え方の違いなど、様々な問題に立ち向かっていく。 読みごたえのある本だった。
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三世代に渡って様々に教育に携わり奮闘する物語。私自身何年も塾に通ったが、今では当たり前となった塾の始まりはとても興味深く面白かった。前例の少ない小さな学習塾から始まり、受験とともに塾業界の競争も熾烈化したり、学校教育との相互理解や、全く新しい塾の登場や、学校の授業の補習行う学習支...
三世代に渡って様々に教育に携わり奮闘する物語。私自身何年も塾に通ったが、今では当たり前となった塾の始まりはとても興味深く面白かった。前例の少ない小さな学習塾から始まり、受験とともに塾業界の競争も熾烈化したり、学校教育との相互理解や、全く新しい塾の登場や、学校の授業の補習行う学習支援塾など多様な思いが交錯する。狭い世界で生きる子どもたちにとって教育者の存在とその影響は大きく、人生を形づくる側面もある。改めて教育とは稀有な仕事だと思った。作中では悪意が存在せず、より良い教育機会を与えることに一生懸命で、現実でもこのような教育者が活躍できる社会であって欲しいと思った。最後の吾郎のスピーチで作品が綺麗に纏められていて繰り返して読んだ。この本で読書感想文を書きたくなった。
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教育に携わる親子3代の物語。 最初はそのボリュームに圧倒されたものの、読み進めるとスルスルと読めました。 千明の苛烈な性格に気圧されながら、けれどその心に抱えた悩みや、伝わっていないけれど相手を思いやった行動などから徐々に親しみを感じられるように。 最後の章でタイトルの意味が回...
教育に携わる親子3代の物語。 最初はそのボリュームに圧倒されたものの、読み進めるとスルスルと読めました。 千明の苛烈な性格に気圧されながら、けれどその心に抱えた悩みや、伝わっていないけれど相手を思いやった行動などから徐々に親しみを感じられるように。 最後の章でタイトルの意味が回収され、スッキリとした読後感。
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題材など何も分からないまま、なんとなく、ふと目に止まりました。 こんなに分厚い大長編を選んだ自分に戸惑いましたが、読んでびっくり。ページを巡る手が止まりませんでした。 テーマは、昭和〜平成にかけての「教育」。 学校教育が太陽ならば、塾は月のような存在。 塾を立ち上げた夫婦にはじ...
題材など何も分からないまま、なんとなく、ふと目に止まりました。 こんなに分厚い大長編を選んだ自分に戸惑いましたが、読んでびっくり。ページを巡る手が止まりませんでした。 テーマは、昭和〜平成にかけての「教育」。 学校教育が太陽ならば、塾は月のような存在。 塾を立ち上げた夫婦にはじまり、3世代にわたって奮闘する家族の物語です。 義父を慕う長女の「せめて脳を受け継ぎたい」という感覚や、母に反発して真逆の選択を取る長女の葛藤、自由奔放に見えて実のところ気の弱い次女。血のつながりのない孫が1番祖父に似るあたりも。 1人1人個性があって絡み合って複雑で、その3世代の物語をきれいにまとめあげた著者に脱帽。 子どもの自主性を大切にする塾のあり方にとどまらず、塾にさえ行けない経済困窮の家庭にもスポットを当て、教育の現場を余すことなく問題提起してくれてとても学びになりました。 そして、小さな一歩の積み重ねがいかに未来を大きく変えるか。 勇気をもって行動するべきだと、終始背中を押してくれるような力強さがありました。 自分が「欠けている」と実感しているからこそ、満ちよう満ちようと研鑽するのではないか。 満月である必要はなく、満月になろうとするその過程に価値があるという「みかづき」への思いが刺さりました。 1人1人が何を思って、何を考え、どう選んで、どう生きるのか。 それぞれ違ってそれぞれ素晴らしいこと。 そのことを改めて感じさせてくれた、胸が熱くなる物語でした。
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テンポ良すぎてあっという間に読了。主人公の吾郎、妻千明による塾経営を中心の物語。結婚、出産、病い、死…いろんなことがあるけど全てプラスの方向に生きていく。いい人の周りにはいい人が集まる。それを再確認させられた一冊です。
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2回目。ボリュームがある小説だが、全てが綺麗に繋がってるだけじゃなく、3世代を中心に過去と現在の児童教育の課題を考えさせられるものだった。 最後まで読むことでこのタイトルの本当の意味がわかり、不完全じゃないものを認め、完全になるように少しずつ努力していくことが大切だと思った。 子...
2回目。ボリュームがある小説だが、全てが綺麗に繋がってるだけじゃなく、3世代を中心に過去と現在の児童教育の課題を考えさせられるものだった。 最後まで読むことでこのタイトルの本当の意味がわかり、不完全じゃないものを認め、完全になるように少しずつ努力していくことが大切だと思った。 子供からおじいちゃんまで皆悩む。しかし、自分で少しで変わろうと思ったら、いい方向に進んだり、社会に貢献できるんじゃないかと思わせてくれる作品。
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図書館にて借りる、第385弾。 (田尻町図書館にて借りる、第68弾。) 467ページの長編小説。 面白い! 流石、本屋大賞ノミネート作品。 本屋大賞にノミネートされてなければ、ノーマークだった。 危ねぇ、見逃すところだったぜ。 教育、塾を舞台にしたお話。 小学生から塾っ...
図書館にて借りる、第385弾。 (田尻町図書館にて借りる、第68弾。) 467ページの長編小説。 面白い! 流石、本屋大賞ノミネート作品。 本屋大賞にノミネートされてなければ、ノーマークだった。 危ねぇ、見逃すところだったぜ。 教育、塾を舞台にしたお話。 小学生から塾っ子だった私は、ほーそうだったのかー、と楽しく読んだ。 登場人物達も魅力的で、素晴らしい。 星は4.5くらいある。 やはり子供には自分で考る力が必要だ。
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学習塾を立ち上げた大島吾郎と千明夫妻と家族の物語。昭和の立ち上げ…千明の熱量。 吾郎の人柄。そして子どもや孫たち。 昭和から少子化の平成の教育の現場の変化。くすっと笑ったりうるっとしたりの大長編。人と人との繋がりなんだなと感じました。
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