金曜日の本屋さん の商品レビュー
【収録作品】読みたい本なんか見つからない/マーロウにはまだ早すぎる/僕のモモ、君のモモ/野原町綺譚 ストーリーよりも、この本屋さん自体に惹かれる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
そんなに誰かの視線ばかり気にしていたら、自分の視線がなくなっちゃうよ。人間はみんな違うんだから、変人で当たり前、空気読めなくて上等って開き直っちゃえば。。。 この言葉、今の自分にぴったり過ぎてフッと心が軽くなった。 こんな本屋さんがあったら間違いなく通うだろうな。
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「そんなに誰かの視線ばかり気にしていたら、自分の視線がなくなっちゃうよ。人間はみんな違うんだから、空気読めなくて上等、ってひらきなおっちゃえば?」 (P.93)
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ちょっと気になるタイトルだったので。 連作短編集。けれどこの本だけでは、きれいには解決せず。 まあ、なんとなくわかるような謎ではあるけれど。出てくる本は「白鳥なんか歌えない」「長いお別れ」「モモ」「家守綺譚」 チャンドラーは清水訳一択ですね、私は。
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この本屋さんに行ってみたい! というよりこの本屋さんで働きたい!って思った一冊。 本屋さんって一回働いてみたい場所だなぁ。
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なぜか2巻から読んでしまった さらさらと読める本だった 徐々に金曜堂のメンバーになっていくバイトくん。
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北関東の小さな駅の中にある本屋は“読みたい本が見つかる本屋"らしい…にひかれて読んでみた。 特別な力があるわけじゃなくて、本に特別な愛情があり、ある事情から在庫がたくさんある本屋さんだったんだけど。 駅の本屋さん・秘密基地(みたいなもの?)・小さな謎解きと私の好きなもの...
北関東の小さな駅の中にある本屋は“読みたい本が見つかる本屋"らしい…にひかれて読んでみた。 特別な力があるわけじゃなくて、本に特別な愛情があり、ある事情から在庫がたくさんある本屋さんだったんだけど。 駅の本屋さん・秘密基地(みたいなもの?)・小さな謎解きと私の好きなものが詰まったお話。
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本屋も駅も、駅中も地下も秘密基地(!)も大好きです。 「どうせ三年に上がることなく休学するから…」などと寂しそうだった大学生の倉井史弥くんでしたが… SNSではなく生で語り合える仲間、一緒に働ける人たちに出会えて良かった。 明るい倉井くんになれました。 キャラの印象もハッキリし...
本屋も駅も、駅中も地下も秘密基地(!)も大好きです。 「どうせ三年に上がることなく休学するから…」などと寂しそうだった大学生の倉井史弥くんでしたが… SNSではなく生で語り合える仲間、一緒に働ける人たちに出会えて良かった。 明るい倉井くんになれました。 キャラの印象もハッキリしているし、カフェのメニューにも内容が反映されるほど、本大好きな人たち。 本当に居心地がよさそうな空間。 最後の章は少し異質な感じでしたが、「金曜堂」の誕生の背景も具体的に分かったし、続編も楽しみです。 第一話 「読みたい本なんか見つからない」 『白鳥の歌なんか聞えない』庄司薫 病床の父が、むかし史弥に貸した本を返して欲しいという。 白鳥は死ぬ前にそれはそれは美しい歌を歌うって話だけど… 第二話 「マーロウにはまだ早すぎる」 『長いお別れ』レイモンド・チャンドラー 史弥が捕らえようとした万引き客(?)と、キャンパスで気まずい再会! 彼女から、ある人物を見張るよう依頼されるが… 第三話 「僕のモモ、君のモモ」 『モモ』ミヒャエル・エンデ 〈金曜堂〉の喫茶部で、時々ピラフを食べている美少年の正体は? 「僕と友達に、なってください!」 第四話 「野原町綺譚」 『家守綺譚》梨木果歩 今でも辺鄙な野原町の郷土史には、河童も出たし、黒いうわさもあった。
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最近、本屋・書店・書店員ものの小説が多いが、本作はどちらかとういうと文学寄り。 庄司薫『白鳥の歌なんか聞えない』 レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』 ミヒャエル・エンデ『モモ』 梨木香歩『家守綺譚』 など。 読みたいものが見つかる本屋さん。 いいな。
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ある日、「北関東の小さな駅の中にある本屋は“読みたい本が見つかる本屋"らしい」という ネット上の噂を目にした大学生の倉井史弥。 病床の父に以前借りた本を返すように言われたが、じつは失くしてしまっていた。 藁にもすがる思いで、噂の駅ナカ書店〈金曜堂〉を訪ねる彼を出迎えたの...
ある日、「北関東の小さな駅の中にある本屋は“読みたい本が見つかる本屋"らしい」という ネット上の噂を目にした大学生の倉井史弥。 病床の父に以前借りた本を返すように言われたが、じつは失くしてしまっていた。 藁にもすがる思いで、噂の駅ナカ書店〈金曜堂〉を訪ねる彼を出迎えたのは、 底抜けに明るい笑顔の女店長・南槇乃。倉井は南に一目惚れして――。 少し前に読んだ 村山早紀さんの「桜風堂ものがたり」と似た雰囲気で 小さな本屋で働く話なんたけど、 私はこちらの名取さんの方が読みやすくて好きだったな♪ のんびりと時が過ぎるように楽しく読めました。
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