猿の見る夢 の商品レビュー
物語で主人公でなくてもどこかに共感する人がいるものだけど、これはただの一人もいなかった しょーもな 「バラカ」はよかったのになあ タイトルも表紙も合わない気がする ラストもねー、ピシッと終わってほしかった でも最後まで読んでしまったよ ≪ エゴばかり 教えてくれて 猿の夢 ≫
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- ネタバレ
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表紙は鴨居玲の道化師、素敵なんだけど。 ゲスの極みオヤジ、だなこりゃ。しかもオチなし。 と言いつつ、金と女とプライドと、欲まみれの主人公がどんどん深みにハマっていくのに下世話な興味をくすぐられ。桐野の筆に乗せられて最後まで読んでしまった。あー面白かった。
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定年前の会社役員のダメダメぶりを描く社会的風刺小説。 優柔不断で、自己中で、感情的で、刹那的でも社会的地位を持つダメダメおやじの崩壊物語で、救いようがありません。 長峰=猿なのでしょうが、自分は薄井=猿で自己崩壊していったと解釈しました。
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定年前のおじさんが主人公。愛人や綺麗な秘書にしっぽを振り、相手がつれない態度をとるとすぐに拗ねて関係を断とうとする。あっちにふらふら、こっちにふらふら。自分さえよければいいという態度が不幸を呼び寄せる。なんてしょーもない話!
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うぁ…だめだ、こりゃ。 ダメンズ好みの私でさえ救いようがないと思えるほどだめだめだ。 そんな主人公、薄井さん。 まぁ周りの女性陣も褒められたもんじゃないけどさ(笑) 薄井さんはあれもこれも欲しがって、なのに自分では特に何の行動も起こさず、女性陣への防戦一方。 その場しのぎの言い逃...
うぁ…だめだ、こりゃ。 ダメンズ好みの私でさえ救いようがないと思えるほどだめだめだ。 そんな主人公、薄井さん。 まぁ周りの女性陣も褒められたもんじゃないけどさ(笑) 薄井さんはあれもこれも欲しがって、なのに自分では特に何の行動も起こさず、女性陣への防戦一方。 その場しのぎの言い逃れして楽観視して、泥沼へずぶずぶずぶ…。 あかん(笑) 欲しがりのくせ、優柔不断。 お話のラストはこの主人公に似つかわしいなぁ。
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薄井正明、59歳。目下の悩みは社内での生き残り。そんな彼の前に、妻が呼び寄せたという謎の占い師・長峰が現れる。この女が指し示すのは、栄達の道か、それとも破滅の一歩か…。 登場人物がみな自己チューで全く共感できない者ばかり。それでも話の展開だけで何とか読ませるのだから桐野夏生らし...
薄井正明、59歳。目下の悩みは社内での生き残り。そんな彼の前に、妻が呼び寄せたという謎の占い師・長峰が現れる。この女が指し示すのは、栄達の道か、それとも破滅の一歩か…。 登場人物がみな自己チューで全く共感できない者ばかり。それでも話の展開だけで何とか読ませるのだから桐野夏生らしいといえばらしいけれど、貴重な読書時間を無駄に費やした感も。 (C)
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身勝手な60前男の煩悩を、滑稽に不気味に、でも愛しく描いた桐野ワールド!一気読みしました。 本のタイトルも章のタイトルも、面白い。 結末は、「泣きっ面に蜂」ってところかな?
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とにかく人生いきあたりばったりで、自分の欲望に(だけ)忠実な薄井オジサンにイラっとするという楽しみがある本。
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面白かったですよ~、一気読み。 ただ最後がね・・・スッキリしないな。 長峰さんって人、一体何者なのだったのか?
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うちの父もこういう感じなのかなーとなんとなく重なって、楽しめ?た。 愛人に送るあまあまメールとか、 家族と妻がいてこその愛人、とかとかとかw 父はここまでひどくありませんがw 長峰さんの夢のお告げ気になるー 最後とても中途半端、しりきれとんぼで終わってしまったのが残念。
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