天久鷹央の事件カルテ 幻影の手術室 の商品レビュー
手術室という特殊な空間で起こった事件。犯人は透明人間なのか、今回は患者である鴻ノ池舞なのか、病気なのか?幻影は透明人間のことだけを指し示しているわけではないだろう。 密室なのかそうでないのか、鷹央と小鳥遊が分類をする。事件が起こった方法から入っている。2章の終わりでようやく動機...
手術室という特殊な空間で起こった事件。犯人は透明人間なのか、今回は患者である鴻ノ池舞なのか、病気なのか?幻影は透明人間のことだけを指し示しているわけではないだろう。 密室なのかそうでないのか、鷹央と小鳥遊が分類をする。事件が起こった方法から入っている。2章の終わりでようやく動機に焦点が当たる。機会が揃えば事件は解決すると思いながら読み進める。 そして意外なダイングメッセージで幕を閉じる。 全てを鷹央が暴き、大切なものへの想いが自分の死への恐怖を凌駕することまでも。
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'22年5月28日、読了。Amazon audibleで。 いやぁ、トライしたのはシリーズ六作目ですが…一番面白かったです! 特に、ナルセ刑事に、惚れた!カッコいい!アハハ♪~(´ε` ) いわゆる「本格」ではないかもしれませんが…ミステリー的な醍醐味は、充分味わ...
'22年5月28日、読了。Amazon audibleで。 いやぁ、トライしたのはシリーズ六作目ですが…一番面白かったです! 特に、ナルセ刑事に、惚れた!カッコいい!アハハ♪~(´ε` ) いわゆる「本格」ではないかもしれませんが…ミステリー的な醍醐味は、充分味わえました。 鷹央がシュークリームを頬張るシーン、可愛くて…表紙のイラストの女のコが口にクリームを付けてるシーンを想造して、思わず微笑んでしまいました。なぜかオッサン、オジイ達に可愛がられる鷹央、納得!知念さんのキャラ設定の上手さに、脱帽! そろそろ、知念さんの他の作品に、いってみようか…。
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ー 「忘れてなんかいない。けど、いくら悲惨な事件でも、そこにある"謎"が魅力的なことには違いないだろ。 "謎" を解くことを楽しもうが楽しむまいが、解決すれば結局同じことだ。 大切なのは結果で、過程じゃない」 素直に納得はできないものの、...
ー 「忘れてなんかいない。けど、いくら悲惨な事件でも、そこにある"謎"が魅力的なことには違いないだろ。 "謎" を解くことを楽しもうが楽しむまいが、解決すれば結局同じことだ。 大切なのは結果で、過程じゃない」 素直に納得はできないものの、僕は反論しなかった。超人的な頭脳を持つ反面、他人の気持ちを推し量る能力に劣っている鷹央は、“論理”という眼鏡を通して世界を見ている。彼女の目に映る世界は、僕が見ている世界とは異なったものなのだろう。 ー 長編2作目も面白かった。 医学的な知識がないと解けない謎なんだけど、ヒントはフェアなので、いろいろなヒントを一生懸命調べて考えれば、解けるのかもしれない。
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いつも明るい鴻ノ池舞の新たな一面が見られた巻。 被疑者となった舞の疑いを晴らすべく奮闘する統括診断部の2人がカッコいい。 鷹央先生の、ダイイングメッセージの解釈に感動した。
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このシリーズやっぱり長編の方が面白い。 今回の事件、殺された先生の今際の行動や想いがめちゃ切ない。から犯人が余計憎い 2022.4.3 52
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優秀な麻酔科医の死。最初、主人公のような感じで読んでいたのに。そこから犯人探しが始まるが、予想と違った。そこが、この本の面白さ。あと一回はこのシリーズを読むことにしているが、さて次の犯人は誰か?
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このシリーズは飽きたかな?と思ったけど、短編集ではないのと、このお話は最後まで真実想像できず、急いで読み進めてしまった。楽しかった。
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ダイイングメッセージについてのタカオの解説に納得。死後のことに興味ないから犯人を告げるなんてない、大事な人を思い出す。本当にそう思う。 シリーズが進むに連れ、タカオの人間味が溢れてきてますます魅力を感じます。
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鴻ノ池が容疑者として疑われる話 状況証拠から鴻ノ池が犯人と考えてしまうが被害者の死に方から確信が得られない状況 鷹央先生の先読みを駆使して犯人を騙し事件を解決した 事件カルテは推理カルテと違い、1つの殺人事件を解いていく物語だと理解した
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医療ミステリー。トリックのほとんどは医学的なことが絡んでいて、うーん、なかなか難しいねえ。解き明かされて、ああそうですかという感じだが、物語としては面白い。語り手は小鳥遊優だが、やはりこのシリーズを特徴づけているのは天才女医の天久鷹央で、その独断ぶりに似合わない幼さも魅力だし、部...
医療ミステリー。トリックのほとんどは医学的なことが絡んでいて、うーん、なかなか難しいねえ。解き明かされて、ああそうですかという感じだが、物語としては面白い。語り手は小鳥遊優だが、やはりこのシリーズを特徴づけているのは天才女医の天久鷹央で、その独断ぶりに似合わない幼さも魅力だし、部下の小鳥遊をこき使うところも面白い。看護師の鴻ノ池舞が小鳥遊をからかうのも面白い。おやおや小鳥遊はやられっぱなしだ。今回の事件は、麻酔技師が透明人間と争った挙句、喉を掻っ切られて死ぬというもの。鴻ノ池舞が容疑者となってしまい、天久と小鳥遊がその容疑を晴らそうとする。
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