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恋するハンバーグ の商品レビュー

3.8

47件のお客様レビュー

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2024/04/16

大人気の食堂のおばちゃんシリーズの過去の物語。元帝国ホテルの副料理長孝蔵と妻一子が下町で街の洋食店を開業。 地元に愛される洋食店となった店とお客さんとのエピソードが短編の連作となっている。 読みやすくてあったかいエピソードが詰まっていて楽しく読めた。

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2024/02/18

「食堂のおばちゃん」シリーズ第2弾であるが、今回は先代の孝蔵と一子の話。高はまだ子供で二三も出て来ない。帝都ホテルの総料理長を後輩の涌井直行に譲って佃はじめ食堂を営む孝蔵。帝都ホテルの味に拘り傲りもあったが、ご飯に合う洋食に目覚め成功する。弟子の栄次や亮介が独立するが、孝蔵や一子...

「食堂のおばちゃん」シリーズ第2弾であるが、今回は先代の孝蔵と一子の話。高はまだ子供で二三も出て来ない。帝都ホテルの総料理長を後輩の涌井直行に譲って佃はじめ食堂を営む孝蔵。帝都ホテルの味に拘り傲りもあったが、ご飯に合う洋食に目覚め成功する。弟子の栄次や亮介が独立するが、孝蔵や一子の人柄がこの二人の独立を後押しする。ちょっとした事件やトラブルが起こるが、孝蔵の人情味が解決に導く。涌井が孝蔵のことを「兄さん」と呼ぶ職人の師弟関係はいいもんだなと思った。医師の佐伯直が来店している時に限って心筋梗塞患者が出る。

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2024/01/27
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食堂のおばちゃん 恋するハンバーグ 山口恵以子 食堂のおばちゃんシリーズ② ∞----------------------∞ 佃のはじめ食堂ができるとこから。 戦後まもなくの頃の話で、一夫妻は私の祖父母より少し若いくらいなんだけど、やっぱり都会の人だな、うちのじいちゃんばあちゃんとエラい違うわ。 時事ネタも入ってるけど、全然古臭く感じない。心臓外科女医とか出てくるからか、そもそも料理がオシャレだからか、現代の話のように読めた。 孝蔵さんは男前だし、一子さんはそれはそれは美しい方のようで、もちろん見た目だけじゃなく心意気も良い。 厨房の見習いの人たちの関係性も微笑ましくて、応援せずにはいられない。 2024/01/27 読了(図書館)

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2023/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

“食堂のおばちゃん”が良かったので、早速続編を手に取った。 今回は一子が若かりし頃のお話。 人情溢れる昭和を、感じることの出来た1冊でした。 涌井さんが思い悩んでる時代があったんだなーっと… あと、亮介の違う料理の道へ進むことになったことにじーんときた。 今回もお料理の描写&末巻のレシピ良かった。 ハンバーグににんにくや生姜のみじん切り入れるの気になった。あと、ロールキャベツをホワイトスースで煮たのも気になる!

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2023/11/15

「食堂のおばちゃん」の続編。 はじめ食堂の先代のお話。 令和の今読んだこともあり、そこまでプライベートに踏み込むのはちょっと…と思ってしまった。 でも昭和の時代はこんな風に関わることが当たり前だったのかなとも思う。

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2023/06/22

高度成長期の東京、はじめ食堂のはじめ物語です。先日亡くなった平岩弓枝さんの昭和ドラマのような懐かしさ! 若き日の孝蔵さん一子さん夫婦が作る素敵な料理、素晴らしいですね!

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2023/02/27

食堂のおばちゃんへ続く話らしい。 下町のいい人がたくさん出てくるお話。 家族や世間からのしがらみが多い時代ではあるが、人との繋がりがしっかりあり、それは羨ましくもある。 人情味あふれる、昭和の下町ストーリーは個人的に好きなので、とても楽しく読めた。 戦後の生まれていない時代の話な...

食堂のおばちゃんへ続く話らしい。 下町のいい人がたくさん出てくるお話。 家族や世間からのしがらみが多い時代ではあるが、人との繋がりがしっかりあり、それは羨ましくもある。 人情味あふれる、昭和の下町ストーリーは個人的に好きなので、とても楽しく読めた。 戦後の生まれていない時代の話なのに、懐かしさを感じるのは「昭和」の不思議だと思う。

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2023/02/10
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はじめ食堂シリーズの2作目。 前回の話はうる覚えやけど、お母さんの若い頃の話。 相変わらずどの料理も美味しそうで素敵〜 こんな素敵なご飯屋さん、近所にあればいいのに〜

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2022/12/16

下町の人情話としてもモチロン面白いけれど、大鵬が負けたりウルトラマンが流行ったり郵便番号の制度ができたりする戦後の日本の様子が一般の人目線で描かれているのが興味深かった。 over70歳くらいの人が読むと懐かしいのかな。

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2024/04/08

 佃の食堂兼居酒屋「はじめ食堂」を舞台にしたヒューマンドラマ。『食堂のおばちゃん』シリーズ2作目で、本作は6話からなる。 物語は1作目の時代から遡った昭和40年に、東京・佃で洋食屋としてスタートしたはじめ食堂の5年間を描く。       * * * * *  はじめ食堂...

 佃の食堂兼居酒屋「はじめ食堂」を舞台にしたヒューマンドラマ。『食堂のおばちゃん』シリーズ2作目で、本作は6話からなる。 物語は1作目の時代から遡った昭和40年に、東京・佃で洋食屋としてスタートしたはじめ食堂の5年間を描く。       * * * * *  はじめ食堂の船出って、こんなふうだったのか。帝都ホテルで副料理長まで務めた孝蔵が迷いのない船長ぶりで店を繁盛させたと、なんとなく思っていました。  でも実は一子の存在が大きかったのですね。  一流シェフとしての腕と矜持を持つ孝蔵と下町の人々をつなぐ一子の舵取りなくして、食堂が地元・佃に根づくことはできなかったでしょう。   まさに名航海士・一子。夫婦の二人三脚が物語の最大の魅力になっていました。  また、山口さんの作品のウリともいえる料理の描写の巧みさは相変わらず見事で、飲み食いの好きな身には楽しいことこの上ありません。  そして今回は、6つの話の節目節目に高度経済成長期の日本の文化的社会的な出来事が挿入され、物語にリアリティを持たせているのも好もしかったです。  それにしても、ベシャメルソースで煮込んだロールキャベツ、食べてみたいなあ。

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