恋するハンバーグ の商品レビュー
佃の食堂兼居酒屋「はじめ食堂」を舞台にしたヒューマンドラマ。『食堂のおばちゃん』シリーズ2作目で、本作は6話からなる。 物語は1作目の時代から遡った昭和40年。東京・佃で洋食屋としてスタートしたはじめ食堂の5年間を描く。 * * * * * はじめ食...
佃の食堂兼居酒屋「はじめ食堂」を舞台にしたヒューマンドラマ。『食堂のおばちゃん』シリーズ2作目で、本作は6話からなる。 物語は1作目の時代から遡った昭和40年。東京・佃で洋食屋としてスタートしたはじめ食堂の5年間を描く。 * * * * * はじめ食堂の船出って、こんなふうだったのか。帝都ホテルで副料理長まで務めた孝蔵が迷いのない船長ぶりで店を繁盛させたと、なんとなく思っていました。 でも実は一子の存在が大きかったのですね。 一流シェフとしての腕と矜持を持つ孝蔵と下町の人々をつなぐ一子の舵取りなくして、食堂が地元・佃に根づくことはできなかったでしょう。 まさに名航海士・一子。夫婦の二人三脚が物語の最大の魅力になっていました。 また、山口さんの作品のウリともいえる料理の描写の巧みさは相変わらず見事で、飲み食いの好きな身には楽しいことこの上ありません。 そして今回は、6つの話の節目節目に高度経済成長期の日本の文化的社会的な出来事が挿入され、物語にリアリティを持たせているのも好もしかったです。 それにしても、ベシャメルソースで煮込んだロールキャベツ、食べてみたいなあ。
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食堂のおばちゃんシリーズの2作目。 前作の姑が主役。佃の岸恵子こと一子と夫の孝蔵が営む洋食屋時代の話。 戦後の復興や出来事、流行がその時代を連想させてくれる。当時の日本人は今より教養はなかったかもしらないけど人情に溢れ、上品だったんだな〜と感じる。 右肩上がりのいい時代。 こんな...
食堂のおばちゃんシリーズの2作目。 前作の姑が主役。佃の岸恵子こと一子と夫の孝蔵が営む洋食屋時代の話。 戦後の復興や出来事、流行がその時代を連想させてくれる。当時の日本人は今より教養はなかったかもしらないけど人情に溢れ、上品だったんだな〜と感じる。 右肩上がりのいい時代。 こんな洋食屋の常連になりたい。
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食堂のおばちゃん2人のうち、姑さんの方が若い頃のお話。とても心温まるお話で単独でも楽しめるけれど、ここのエピソードが前後の作品と繋がっていくので、シリーズで読んでいくとより深い楽しみ方ができる。
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シリーズ一作目が良かったので、二作目も読んでみました。 一作目の主人公の若い頃のお話。 若い登場人物の心の葛藤と成長が良かったです。
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一子が夫と2人で洋食屋を切り盛りしていた頃のお話。 今までの話と時代が異なっていたので、新鮮な気持ちで読めた。 次回は二三が夫とお店をしている頃の話を読みたい。
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食堂のおばちゃんシリーズ2作目。 1作目「食堂のおばちゃん」では高齢の姑だった一子が孝蔵と結婚して洋食屋を開いた昭和時代の前日譚。 今回も暖かい人情もののエピソード。 無銭飲食の少年に情けをかける孝蔵さん良い男!(高倉健を想像した) 1作目には書かれてなかった洋食屋時代の長い歴...
食堂のおばちゃんシリーズ2作目。 1作目「食堂のおばちゃん」では高齢の姑だった一子が孝蔵と結婚して洋食屋を開いた昭和時代の前日譚。 今回も暖かい人情もののエピソード。 無銭飲食の少年に情けをかける孝蔵さん良い男!(高倉健を想像した) 1作目には書かれてなかった洋食屋時代の長い歴史の中にも、色んなお客さんとの物語があったんだろうなと想像させる。 料理の描写は少なめでしたが今作も巻末にレシピ付き。 とても素敵な人柄のおばちゃんの食堂がありよく行っていたのですが、体調の為お店を閉められてしまってすごく寂しい…。料理も大好きだったけど、おばちゃんに会いたくて行ってた部分も大きかったなーと食堂のおばちゃんを思い出しながら読んでました。
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101食べ物の短編連作はよくあるけど、うまく繋がっていて、レシピの薀蓄に走らなかったことが小説として読みやすくなってる。ハッピーエンドだけれど、ストーリーが一本あって良かったです。
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『食堂のおばちゃん』シリーズ。 一子と二三が営む『はじめ食堂』よりも前、『はじめ食堂』の始まりの物語。 まだ一子が若く、孝蔵さんと洋食屋さんを始めた頃のお話。 前作でちらっと孝蔵さんの男前噂は読んでいたものの、なるほど納得な男前です^^ 素敵なご夫婦のその後の運命を思うとやるせない気持ちになります(涙) 人に歴史あり。 2作目にして昔の話を持ってくるのは早いような気がしてたのですけど、今後の『食堂のおばちゃん』シリーズへの思い入れはぐっと深くなったと思います♪ ハンバーグ、我が家は炒め玉ねぎオンリーなんだけど半々にしたら美味しいのかなぁ♪ レシピがついてるのこの本の嬉しいところです^^
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昭和のテレビドラマにありそうな ほっこりとした昭和初期の洋食屋さんの話。 [図書館・初読・6月24日読了]
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昭和のはじめ食堂の孝蔵と一子。 帝都ホテルの料理人だった孝蔵が、下町の洋食レストランの料理にたどり着くまで。 はじめ食堂に拾ってもらった亮介と孝蔵と一子の一人息子高との兄弟のような関係。 従業員の英次カップルの独立に漬け込んだ甘い罠を見破った一子たち。 孝蔵と帝都ホテルで一緒だった涌井の活躍と応援。 棋士のお人好しじいさんが愛したコンソメスープが呼び寄せた家族の愛。 孝蔵の娘だと水商売の女が店に嫌がらせにやってきたことに動揺した一子と孝蔵の行動。 温かな、昭和の雰囲気と、いい夫婦。
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