あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 の商品レビュー
本を読んで初めて号泣しました。 読んでない人は絶対に読んでほしい。 今の生活を当たり前だと思ってしまいがちだけれど、決して当たり前じゃない。自分がどれだけ幸せなのかを実感させられた。
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普通に号泣。これだから戦争は嫌なんだ、、、。 特攻隊の方々の想いを想像すると本当に居た堪れない。 普通に今生きている自分はこの人達に生かされてもらっているんだと改めて感じると共に、未だ戦争が続いている国もあると考えると、どうしようもない感情が込み上げる。 自国でなくても、他国も頼...
普通に号泣。これだから戦争は嫌なんだ、、、。 特攻隊の方々の想いを想像すると本当に居た堪れない。 普通に今生きている自分はこの人達に生かされてもらっているんだと改めて感じると共に、未だ戦争が続いている国もあると考えると、どうしようもない感情が込み上げる。 自国でなくても、他国も頼むから戦争をやめて欲しい。
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今年映画化されて話題になっていたけど、観に行くことができなかったので原作を拝読。 親や学校、すべてにイライラしている中学2年生の百合は、ある日、目を覚ますと戦時中の日本にタイムスリップしていた。そして、特攻隊員の彰に恋をする。 といったあらすじ。 戦時中の当たり前と、現代の...
今年映画化されて話題になっていたけど、観に行くことができなかったので原作を拝読。 親や学校、すべてにイライラしている中学2年生の百合は、ある日、目を覚ますと戦時中の日本にタイムスリップしていた。そして、特攻隊員の彰に恋をする。 といったあらすじ。 戦時中の当たり前と、現代の当たり前に揉まれながら、苦悩していく百合。 現代を生きる私も、到底納得することができない当たり前が、戦時中は常識として捉えられていたこと。みんな仕方ないと諦め、生きていたことを悲しく思うとともに、現代がいかに裕福であるかを思い知らされました。 戦後80年が経とうとしていて、戦時中のことを知る術が少なくなっている今、甘く切ないストーリーとともに、戦争を学べる素晴らしい小説でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2024.4.30 『あの夏の光の中で、君と出会えたから』 46 「もしも日本が今みたいじゃなくて………例えば、戦争してる国だったら………。 子供たちは夢どころじゃない。 生き抜くのに必死で、将来の夢なんて考える暇さえないもん。 好きなスポーツも、勉強も、趣味も、何もかも思うようにはできなくて。 ただ、どうやって食べ物を手に入れるかとか、明日まで命を繋げるかとか、そういうことしか考えられないもん。 だから、当たり前みたいに、夢があるとかないとか言えるのって、本当に幸せなことだと思う」 97 「夢を見られるのも、それを叶えるために必死になれるのも、すごく奇跡的なことなんだよ。 あたしたちは、今の日本に生まれたから、好きなことに熱中することができるんだよ。 昔の人たちは、戦時中に生きた人たちは、自分の夢も希望も全部諦めなくちゃいけなかった。 好きなこともやりたいことも何一つできなくて、ただ生き抜くことだけ考えるしかなかったの。 そして、そんな悲しくてつらい状況を、全部、『仕方ないことだから』って受け入れてたの。 食べ物がないことも、着る服がないことも………大事な人の命が失われることさえも」 p242 当たり前のように学校に通えて、きれいな青空をのんびりと眺めることができる。 お腹いっぱいにご飯が食べられて、たっぷりとお湯を張ったお風呂に入ることができる。クーラーのきいた涼しい部屋でごろごろマンガを読んで、夜遅くまで電気をつけていたって命の危険なんかない。 空襲の恐怖に供えながら浅い眠りについて、いつでも逃げられるように大事な荷物をまとめておく必要もない。 本当に幸せだ、と実感する。 私たちは、日常的に命の危機を感じながら生きたりする必要がない。こんなに満ち足りた生活をしていて、あの頃の私は、いったい何が不満だったんだろう?現代の日本は、本当に幸せだ。
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友人の強い奨めで購入しました。中高生向けの読みやすい作品ですが、どの年代の方にも是非読んでいただきたい。1945年の夏にタイムスリップしてしまい、特攻隊員の彰の恋をする百合。ありえない話ではあるけれど、最初から最後までずっと切ないです。本当に出会えてよかった作品の1つです。
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一昨年、鹿児島の知覧特攻記念館に行きました。写真や手紙に心をわしづかみにされました。その後この本の映画化の話題を知りました。まだ、映画は見ていませんが、その後オリンピック選手の発言で思い出し、原作が気になって読みました。 真面目な女の子ではない子が主人公なのが良かった気がします。...
一昨年、鹿児島の知覧特攻記念館に行きました。写真や手紙に心をわしづかみにされました。その後この本の映画化の話題を知りました。まだ、映画は見ていませんが、その後オリンピック選手の発言で思い出し、原作が気になって読みました。 真面目な女の子ではない子が主人公なのが良かった気がします。 特攻記念館にもう一度行きたくなりました。
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これはやられた! 中高生向けのライトノベルと侮ってはいけない! これまた、電車では読んでいけない! 嗚咽が止まりませんでした。 シンプルな展開にもかかわらず、涙が止まりません。 中高生ぜひ読んでもらいたい。 映画も見ましたが、エンディングは映画の方が好きです! 主人公は中学二...
これはやられた! 中高生向けのライトノベルと侮ってはいけない! これまた、電車では読んでいけない! 嗚咽が止まりませんでした。 シンプルな展開にもかかわらず、涙が止まりません。 中高生ぜひ読んでもらいたい。 映画も見ましたが、エンディングは映画の方が好きです! 主人公は中学二年生の百合。 母親とけんかして、防空壕で一夜を過ごし、目を覚ますと、そこは70年前の戦時中の日本! いわゆるタイムスリップ系の話。 彷徨っている最中に、彰に助けられます。 そして、鶴屋食堂のツルさんのもとで住み込みで働くことに。 ツルさんとの戦時下での生活。 自分と母親との関係。 彰のまっすぐな生き様、優しさに惹かれていく百合。 しかし彰は特攻隊員。 なぜ、死にゆくのか? 百合の目の前で広がる戦争の現実、死。 そして、出撃命令が.... といった展開です。 百合が感じる想い、メッセージを彼らにぶつけます。 一方で、特攻隊員たちの想い。特攻の意味、意義、彼らの本当の想い。 それらから作者の想いをひしひしと感じられます。 最後、残された手紙 こりゃだめです..文字が読めません。 靖国神社にある遊就館で展示されている手紙を読んだ時のことを思い出しました。 この手の本を読み終わって、いつも思うこと。 彼らの託した未来を、命を懸けて守った未来を、自分たちは彼らに恥じることなく、生きているのか、創れているのか? とってもお勧め!
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親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中2の百合。母親とケンカをして家を飛び出し、目をさますとそこは70年前、戦時中の日本だった。(e-honより)
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色んな媒体から情報を得ていたけど、泣きました。 ただの恋愛ものではなかった。 戦争とか生きるってことを考えられる。 空をつい見てしまうようになった。
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彰と百合の純愛、どう足掻いてもハッピーエンドにはならない未来。 愛する人を置いて征かなければならない。愛する人の未来を繋ぐために、幸せな世界でこの先もずっと生きていけるように。 もう2度とあなたの温もりに包まれることはない。行かないで。行かないで。分かってる、私が涙を溜めて願...
彰と百合の純愛、どう足掻いてもハッピーエンドにはならない未来。 愛する人を置いて征かなければならない。愛する人の未来を繋ぐために、幸せな世界でこの先もずっと生きていけるように。 もう2度とあなたの温もりに包まれることはない。行かないで。行かないで。分かってる、私が涙を溜めて願ってもあなたはあの丘で一緒に見たあの空に散っていく。 二人の思いを一層強くする
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