心が折れる職場 の商品レビュー
心が折れてしまう事例を、豊富なカウンセリングの経験を交えながら紹介。対策方法や職場環境の改善に繋がる助言を丁寧に述べています。 90分のメンタルヘルス研修ではあまり効果がなく、目新しい内容を盛り込んだ1日や2日かけての研修を取り入れるべき。表面的な内容の研修でなく、踏み込ん...
心が折れてしまう事例を、豊富なカウンセリングの経験を交えながら紹介。対策方法や職場環境の改善に繋がる助言を丁寧に述べています。 90分のメンタルヘルス研修ではあまり効果がなく、目新しい内容を盛り込んだ1日や2日かけての研修を取り入れるべき。表面的な内容の研修でなく、踏み込んだ内容や知らないことを取り上げることで多種多様な質問が活発に出て、活気あふれる研修になる、については説得力がありました。 「本人が成長ややりがいを感じる仕事ではなく、やらされ仕事である」「職場に人をほめる風土や習慣がない」この2点が揃うと本人がどれだけ頑張ってもレジリエンスは低下し、心が折れやすい状況へと近づいていきます。
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「心が折れる職場」の解決本ですが、どう向き合うのかどう解決するのか という思いがあまり伝わってこず、ちょっと物足りなかった。 気になった言葉は ・異動や担当替えが多い会社は、心が折れやすい ・SEの方々がメンタル面で問題を抱える際に、原因となるのは仕事の内容面であることが圧倒...
「心が折れる職場」の解決本ですが、どう向き合うのかどう解決するのか という思いがあまり伝わってこず、ちょっと物足りなかった。 気になった言葉は ・異動や担当替えが多い会社は、心が折れやすい ・SEの方々がメンタル面で問題を抱える際に、原因となるのは仕事の内容面であることが圧倒的に多い。 業務上でのスキル不足からもたらされるストレスやプレッシャーが原因というケースが非常に多い。 ・心が折れてしまう原因の1つには、「自分の頑張りを見てもらえていない」と感じてしまうこと。 ・メンタル不調者が続出するのは、上司の叱責それ自体ではなく、プロセスを認めてあげる「フォローアップ」が足りない。 ・どうすれば相手の話をしっかり聞くことができるか。 ・仕事の実力もあって、なおかつ部下の面倒見がよく、しっかりと守れる上司は、スピード出席はなかなかできませんが、、コツコツと着実にポジションを上げていきます。 ・部下のサポートには4つの基本。①情報面、②情緒面、③道具的、④評価面 ・運動系の部活をしてこなかった人、趣味のない人は、不調になりやすい ・職場の満足度が高い人は、プライベートでの満足度も高い ・「自分はどんなふうに仕事をしたいのか」というキャリアアンカーを大切にする(内発的なモチベーション) 構成は以下です。 はじめに 1章 飲み会が少ない職場は危ない 2章 「アドバイス上手」な上司が部下の心を折る 3章 なぜ運動部を経験していないと、心が折れやすいのか 4章 90分のメンタヘルス研修で不調者が増える理由 5章 心が折れない職場とは? おわりに
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昔の体育会系の名残や客観的記述は多いものの、メンタルヘルス講習の項については納得できました。わたしの会社もなんだかんだ「毎年90分やってるからいいでしょ」っていう雰囲気はあります。すらすらと読めました。ただ、買おうとまではいかない本です。
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★★★★★ ある職場を思い浮かべながら読む。「心が折れる職場」は、そのまま以前読んだ同著者の「心を折る上司」と重なる。そういう上司は、部下のことを本気で思ってやっていたりすることもあるので質が悪い(子育てでも同じことがありそうだ)。相手がどう感じているかという視点を欠いている。外...
★★★★★ ある職場を思い浮かべながら読む。「心が折れる職場」は、そのまま以前読んだ同著者の「心を折る上司」と重なる。そういう上司は、部下のことを本気で思ってやっていたりすることもあるので質が悪い(子育てでも同じことがありそうだ)。相手がどう感じているかという視点を欠いている。外向型上司と内向型部下という組み合わせだと最悪だ。分からなければ聞けばいいじゃないか、(問題が起きてから)なんで聞かなかったんだよ、という思考をしてしまうようだけれど、そもそも質問したり話しかけたりしづらいのだけれど、上司がそれに気づくことはまずない。できの良い上司からすると「なぜできないかが理解できない」というのは、学生オケで、小さいころから楽器をやっていた経験者が、初心者がなぜそれができないのか分からないのと同じだ。スキルが足りないことは本人が分かっていて、なんとかしたいと思っているけど、状況が改善しない。こういう場合、どうしたら不足しているスキルを得られるか上司からのアドバイスが重要になる。
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「飲み会が少ない職場は危ない」とか「学生時代に体育会系の部活をやっていない人はストレスに弱い」だの、筆者の主観が入った持論を展開していて、だったらきちんと調査して証拠を出してほしいなと思いました。 飲み会なんてみんながみんな行きたくて行ってる訳ではないです。飲み会が逆にストレスになることも十分有り得ます。断ればいいじゃんと思うかもしれませんが、断ることですらストレスです。恐らく筆者は飲み会好きな人なのでしょう。 また、体育会系の部活に所属していた経験がある人は多いはずなのに、現代社会でメンタル不調になる人が多いのはどう説明するのでしょうか。本を出すなら統計を取って欲しかったです。 ただ部下のサポートに必要な4つの基本(①情報面のサポート②情緒面のサポート③道具的なサポート④評価面のサポート)に関してはなるほどと思いました。 後輩をサポートする際にはこれらを意識しようと思います。
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またしてもメンタル休職者が出たので購入。 仕事は優秀だがメンバーを不調にさせる課長により これで5年間で4人目。 年若の課長に対して年齢が高いメンタル不調メンバー。 アドバイス上手なスピード出世課長が部下の心を折る というやつでした。 結構当たっているのですが対策が抽象的なの...
またしてもメンタル休職者が出たので購入。 仕事は優秀だがメンバーを不調にさせる課長により これで5年間で4人目。 年若の課長に対して年齢が高いメンタル不調メンバー。 アドバイス上手なスピード出世課長が部下の心を折る というやつでした。 結構当たっているのですが対策が抽象的なので★3つ。
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会社の読書会のテーマ本として購入。 インパクトのあるタイトルで、なんとなく「ネガティブなブラック企業あるある」集かと思ったが、そんなこともなく。 「こんな管理者の言動が、職場の人たちの心を折っている」というニュアンスの本だった。 この手の本を読むと「あー、そりゃそうだろ。当然...
会社の読書会のテーマ本として購入。 インパクトのあるタイトルで、なんとなく「ネガティブなブラック企業あるある」集かと思ったが、そんなこともなく。 「こんな管理者の言動が、職場の人たちの心を折っている」というニュアンスの本だった。 この手の本を読むと「あー、そりゃそうだろ。当然じゃん」と思ったりもするものだが、自分はその禁忌を犯してないかというと実際はそんなこともなかったりする。「それはあなたが考える仕事だ」と言って部下を放置したり、承認することなしに叱責したり、部下からの挨拶を待っていたり、ホウレンソウを徹底するよう強要していたり。 軽い気持ちで読んだものの、職場における自分の動き方・考え方をイチから見直すきっかけとなった。 普通の新書のボリュームだが、非常に読みやすくすんなり読めたのも好印象。
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こころの折れやすい職場は過重労働とはあまり関係ない。 上司のフォローや社員のやりがいなどに左右される。 かなり、反省すべきことが多かった。 これからは、部下に対しての言動をよく考えていきたいと切に思いました。
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上司ってのは大変だなあと思う次第。「上司の才能」ってのも絶対にあって、当然その有無もある。みんながみんなマネジメント業務を極めなきゃいけないって状況はむちゃ無理があると改めて思った。
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