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心が折れる職場 の商品レビュー

3.4

40件のお客様レビュー

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2017/05/18

新聞広告でタイトルに惹かれて図書館で借りた。さらっと読める。199頁に書かれてる内容はなるほどと思った。 以下メモ。 ●自然と「飲みに行こう」と声をかけ合える職場は普段から気兼ねないコミュニケーションがある。 ●会話から「いま、このような問題を抱える部下はどんな気持ちなのか」と...

新聞広告でタイトルに惹かれて図書館で借りた。さらっと読める。199頁に書かれてる内容はなるほどと思った。 以下メモ。 ●自然と「飲みに行こう」と声をかけ合える職場は普段から気兼ねないコミュニケーションがある。 ●会話から「いま、このような問題を抱える部下はどんな気持ちなのか」と相手の心情に思いを馳せるこのでコミュニケーションは成立する。 ●親身に指導する上司が空気を悪化させる。 ●「頭のいい人」が揃ってる職場ほどメンタル面での問題が多くなる傾向がある。 ●ひとりでトラブル対処にあたる職業は要注意。 ●心が折れてしまう大きな原因のひとつに「自分の頑張りを見てもらえていない」と感じてしまうこと。 ●「自分は問題解決能力が高い、仕事ができる」と自己認識している上司が、悩みがある仕事上の問題を抱えている部下と話す際に、まず手をつけるのが「情報収集」。部下がどのような状況にあるのか、担当している業務には誰がどのように関わっているのか、業務で起こりうる問題とは何か。徹底した情報収集をしたうえで、部下が抱える個別の問題について「適切な解決策」を見つけ、それを実施するよう部下に「アドバイス」します。それはまるで能力がそれほど高くないコンサルタントのような所作。 ●部下とのコミュニケーションは、対企業のコンサルティングとは違う。 ●質問して答えてもらうというのも、下手なコンサルテーションに近くなってしまい、そこで受け取れる「情報」は必ずしも部下が話したい内容ではないかもしれない。 ●サークルは「今を楽しむ」傾向があるのに対し、部活動は「目的に対して今がある」という違いがある。 ●他人と比べずに過去と比べる。 ●メンターは「新入社員が困ったことを相談できるマッチングシステム」ではなく、「メンター」という役割を果たすことでその人が大きく成長できるためのシステム。実施する企業が勘違いして「メンター制度は新入社員のためだけにやるもの」と思ってしまい、メンターになる側に自らの成長を意識させるということを行わないため、効果が表れないことが起きる。 ●自分と立場が違う人にいかに自分の想いを伝えるか、相手に語ってもらうか、どういう人と関わっていくか、ということをメンターとして学ぶことで、自身がマネジメントする立場になった時に、大きく役に立つ。 ●苦手なことをやらねばならず不調になった、のではなく、根本的な理由があり潜在的には意識しているが上司には絶対言えないことがある。それをきちんと認識していなかったためにきちんと向き合うことができなかったという本人のきっかけがある。 ●「職場適応を考え、本人の情熱、仕事の内容、人間関係を把握するようにする」「いかに支援していくかのサポート体制をどう機能させるか」「本人自身の努力やストレス耐性を高める心がけ」この3つを合わせて60点くらいできれば良いと考える。それぞれが100点満点だったとしてそれぞれで20点くらいで良い。 ●目の前の人をどれだけ尊重できるのか。しっかりその人の気持ちと向き合おうとしているのか。上司が部下と対峙したときに、その部下を産み育ててくれたご両親や配偶者や子供など家族を感じられるか。

Posted byブクログ

2017/05/01

人と対峙するとき、その人個人の背景に家族があることを思い描けるか。それが出来れば、ときに相手に厳し過ぎたり、相手が不快に思うような…などなど、さまざまな過剰な言動を抑制することができると理解しました。

Posted byブクログ

2017/04/23

タイトルに惹かれて買いました。 心が折れる職場で働いてます。 メンタルヘルスについてもっと知識を深める必要があると思った。 会社の上層部は皆収益向上策ばかり追求し、社員の心をないがしろにしている。人に興味がなさすぎる。人のやる気を高めることが、結局は彼らの追い求めている収益を向上...

タイトルに惹かれて買いました。 心が折れる職場で働いてます。 メンタルヘルスについてもっと知識を深める必要があると思った。 会社の上層部は皆収益向上策ばかり追求し、社員の心をないがしろにしている。人に興味がなさすぎる。人のやる気を高めることが、結局は彼らの追い求めている収益を向上させる鍵になるというのに。 ボリュームの関係か割愛されている部分もあったが、厚くなってもいいから本書内で知りたかった。

Posted byブクログ

2017/03/15

あるあると思うのはいいのか悪いのか…。モチベーションが持てるかどうか、自分が(自分たちが)どこを目指しているのかをきちんと認識しているのかが大事なのかな。 読みやすいので、さらっと終わらせてしまった。もう一度しっかり読み直して考えをまとめたい。

Posted byブクログ

2017/02/15

産業カウンセラーが会社側からの視点で書いている。また、医者でもないのに健康面への無責任な言及が多い。という点には気をつけるべきだろう。この本の通りにやると解決どころか裁判沙汰にまで発展する可能性もあるという事は留意しておいた方がいい。 ただし、ラストの「部下の家族の前でも同じ事が...

産業カウンセラーが会社側からの視点で書いている。また、医者でもないのに健康面への無責任な言及が多い。という点には気をつけるべきだろう。この本の通りにやると解決どころか裁判沙汰にまで発展する可能性もあるという事は留意しておいた方がいい。 ただし、ラストの「部下の家族の前でも同じ事が言えますか?」というアドバイスは非常に重要で、常に授業参観されている気持ちで指導しているなら問題は起き難いとは思う。「他人と比べず、過去と比べる」というのも大切な視点。

Posted byブクログ

2017/02/09

うーん。一理あることは書かれてる部分もあるんだろうけど,最初から最後まで「業務に起因する精神疾患の原因は長時間労働ではない・私の講座を受けないと駄目です」と言われてる気しかしない残念な本だった。さすが日経。

Posted byブクログ

2017/01/28

自分の職場も「心の折れる」職場になりつつある、もうなっている、と感じて読んでみた。上司として部下にどのように接するのが良いのか悩んでいる人にも役に立つ内容。どんな企業、組織でも、働いているのは感情のある人間であって、利益・業績を上げるための機械ではない、ということを理解しておかな...

自分の職場も「心の折れる」職場になりつつある、もうなっている、と感じて読んでみた。上司として部下にどのように接するのが良いのか悩んでいる人にも役に立つ内容。どんな企業、組織でも、働いているのは感情のある人間であって、利益・業績を上げるための機械ではない、ということを理解しておかなければならない、ということか。普通に人としての会話があって、悩みがあれば相談できる職場環境、人間関係があれば、今話題の長時間労働とは関係なく心の折れる職場にはなりにくいようです。

Posted byブクログ

2017/01/24

原因は、上司もしくは先輩が多数じゃないのかな。 どんなに良い会社でも、合わない人についたらだめでしょ。

Posted byブクログ

2017/01/09

■メンタル不調者が多い会社ほど「(ここ1~2か月の間に)「涙を流したことがある」という人の割合が少ない。 ・論理的な業務遂行を求められる企業ほどその傾向が顕著 ・「涙を流す=感情を表す=大人げない」という感覚が意識の底にある ■長時間労働の場合,不調になるかならないかを分けるのは...

■メンタル不調者が多い会社ほど「(ここ1~2か月の間に)「涙を流したことがある」という人の割合が少ない。 ・論理的な業務遂行を求められる企業ほどその傾向が顕著 ・「涙を流す=感情を表す=大人げない」という感覚が意識の底にある ■長時間労働の場合,不調になるかならないかを分けるのは「仕事そのものを楽しいと思っているかどうか」が重要な要素になる。 ■没頭して時間が素早く過ぎ去ることを心理学用語で「フロー」という。 ・フローの状態であれば長時間にわたって働いても心理面ではさほど苦痛とは思わない ■「やらされている状態」ではなく積極的に仕事に関与していることを「ワークエンゲージメント」という。 ・その対極にあるのが「燃え尽き」を指す「バーンアウト」 ■なぜ異動で公務員は不調になり銀行員はなりにくいのか。 ・公務員は仕事の専門性が深まらす「自分の仕事はそもそも何だろう」と本質的な悩みを抱えてしまうケースが起こる ・金融機関は異動で支店が変わっても同じ体系の仕事が継続していくケースが珍しくない ■SEがメンタル面で不調を抱える際に原因となるのは仕事の内容面であることが圧倒的に多い。 ・業務上求められる技術水準にまで達していないことからもたらされるストレスやプレッシャーによるケースが多い ■優位な立場にいる人の信念や人間観,具体的には仕事の進め方などが部下のメンタル不調の直接的な原因になっていしまうことが往々にして起こり得る。 ・会社全体ではなくある特定の部署や職場において或いは特定のマネジャーの部下にメンタル不調が集中して発生してしまうというケースは現実としてある ■叱るところは叱る,同時に認めるところは認めると両方セットで伝えていくのだが大事である。 ■「頑張ったね」が心の負担を軽減させる ■部下のサポートには「4つの基本」が必要になる。 ①情報面のサポート ・知識や情報収集をベースにコンサルテーション的に解決法を示す ②情緒面のサポート ・共感したり努力に気付いてあげたり見守ったりし,これを本人に伝えることで精神的な支えになる働き ③道具的なサポート ・いよいよ大変になった時の場面での「直接的な手助け」 ④評価面のサポート ・業績の結果のみならず,しっかりプロセスを含めてフィードバックを伝えていく ■自己承認と他者承認の二つが重要 ■「自分はどういうふうに仕事をしたいのか」これを「キャリアアンカー」という。 ■職場適応には二つの側面がある ①仕事の状の側面 ・当人がやりたい仕事であるかどうか,その仕事に喜びや楽しさ,やりがいを見出せるかどうか,つまり内発的なモチベーションに合致した仕事かどうかという部分が大きい ・働き方が合っているかどうか ②人間関係の側面 ・うまく溶け込み,よいチームを築けるかどうか ■急激に太るというのはメンタル不調の隠れたサインであるケースがある。 ・ストレスを受けると副腎皮質刺激ホルモンが分泌され,その結果,成長ホルモンの放出を抑制して,ノンレム睡眠とレム睡眠が減少し,この睡眠障害により意欲低下につながる ・ストレスにより「お腹が一杯」というサインを出すレプチンの活性が低下して食欲を増進するグレリンも脳内に増えていき結果的に体重が増加してしまう ■健康に影響を及ぼすのは免疫系,自律神経系,内分泌系の3つ。 ・簡単にアプローチできるのは自律神経系 ・副交感神経を高めるため,家に帰ったら仕事のことは考えないという意識付を行う ・バタンキューの生活にする

Posted byブクログ

2017/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2017年、1冊目です。 とても共感できる内容でした。表面的なメンタルヘルス対策を否定されています。 上司がまず先に、自己開示行わないと部下は心を開かず、信頼関係は生まれない。 一方的に部下のメンタル不調原因を聞き出そうとしても、心の扉は開かれない。 確かにそうだと感じます。相手のことに耳を傾けますと一方的に宣言しても、 なかなか本音は出てこないですね。 それに、自己開示すること自体が、自分自身の成長につながるとことは、 ”ジョハリの窓”理論からも裏付けられています。 また、管理職に知識付与的な面だけのメンタルヘルス研修をするほど、 心が折れる部下が増えるとも指摘しています。画一的でデリカシーの欠けた 対処方法に走ってしまうということです。 私は、かつてお世話になった上司から、「人の上司になるということは、その人の人生に影響を及ぼすことになる。その気概を持って務めなさい」と言われました。 そこまで、関わりを持ちたくないと思う人も最近は、上司側にも部下側にも増えていると思いますが、この言葉は、決して忘れてはならないものだと思っています。 おわり 同じ著者の「劣化するシニア社員」という本が気になる。

Posted byブクログ