1,800円以上の注文で送料無料

バビロン(Ⅱ) の商品レビュー

4.1

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/01/23

戦慄の第二章 禁断の映像化! 曲世愛(まがせあい)は、言う 「私、悪人なんです」 悪にも意味がある 正義が悪に飲み込まれる第二章 タイトルをアニメからお借りしてくると 第五話 告白 曲世愛の中学時代の担当医の恐るべき告白 第六話 作戦 各党代表者による公開討論会のテレビ放映 ...

戦慄の第二章 禁断の映像化! 曲世愛(まがせあい)は、言う 「私、悪人なんです」 悪にも意味がある 正義が悪に飲み込まれる第二章 タイトルをアニメからお借りしてくると 第五話 告白 曲世愛の中学時代の担当医の恐るべき告白 第六話 作戦 各党代表者による公開討論会のテレビ放映 第七話 最悪 討論会で封じ込めるはずの新域長に 逆転を許し そして曲世愛の登場で ほぼ全滅 討論会の形状で 自殺法について 自殺そのものについて その是非を問うけれども 曲世愛の凄まじい悪意に全て消滅してしまう 「自殺法」について考察させるために “新域”構想という政策が作中に使われる 関東の一部地域での新しい行政区画 新たな国家の試験運用の検証を目的としている その新域で「自殺法」を設定宣言するところから 問題提起となる 全く関係ないけど 某自動車メーカーさんが 造成中の実験都市がいよいよ入居が始まるらしい ほとんど全ての情報を管理していくらしいけど どんな運営になるのかとても興味がある さてと 第三章へ

Posted byブクログ

2024/06/09

狂わされていく人々。 どういう人間なのか自分で理解しているからこそ、多くの人間を簡単に虜にすることが可能だったのだろうな。 切り札として用意することは出来たが、素性を調べる時間が少しでも多くあれば変わってたかも。

Posted byブクログ

2024/05/26

最初は1よりは少し失速したかなと思ったが 途中から曲世愛が出てきてからは1のワクワクが戻ってきた。 まさかこの自殺法に自分ももう虜になってしまっているのか… 2は本当に死とはなにか… 自殺とはなにか…正義とは、悪とは… いろいろも考えさせられた作品だった。

Posted byブクログ

2024/03/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

序盤は、法律のことだったり難しい話が続いていたのでぼーっと読んでて、愛ちゃんのこと忘れてたら、可哀想な精神科医の叔父登場。愛ちゃんの中学時代の話、もう異常すぎる。愛ちゃん催眠術師かと思ってたら、根っからのサキュバス体質だったのね。そんなのチートじゃん。「悪いことだわ、、」って憂いながら、人を気持ちよく自殺に追い込む愛ちゃん。怖い。素敵。好き。 九字院さん亡くなってしまって残念。愛ちゃんと九字院さんの絡み見たかったな。 最後は正﨑さんと一緒に「まがせぇーーー」ってなったわ。もう勇者正﨑はボロボロよ。次回、魔王愛ちゃんとの戦いが楽しみ。

Posted byブクログ

2024/02/13

純粋悪。 この言葉が似合うキャラクターは曲世愛の他には、ばいきんまんくらいじゃないか。 高い思考力はあっても思想はない。悪を為すこと自体が目的で、理解も共感も出来ない。それで特にアニメは評価が真っ二つに分かれてたと思う。 でも、理解出来ないものに理解を示すことがフィクション...

純粋悪。 この言葉が似合うキャラクターは曲世愛の他には、ばいきんまんくらいじゃないか。 高い思考力はあっても思想はない。悪を為すこと自体が目的で、理解も共感も出来ない。それで特にアニメは評価が真っ二つに分かれてたと思う。 でも、理解出来ないものに理解を示すことがフィクションへの取り組み方だと捉えれば、私はこの作品が自分自身に与えた影響は大きいと思っている。

Posted byブクログ

2023/10/05

本書を読み終わって、放心状態のまま感想を書いていたのですが、マウス操作を誤って全て消去されてしまって、さらに放心状態が重なっています。かなりの長文を書いていただけに、思わず声を出してしまいました。夜の10時を過ぎていますが、別室でまだ仕事をしていたカミさんにも「どうした?」と驚か...

本書を読み終わって、放心状態のまま感想を書いていたのですが、マウス操作を誤って全て消去されてしまって、さらに放心状態が重なっています。かなりの長文を書いていただけに、思わず声を出してしまいました。夜の10時を過ぎていますが、別室でまだ仕事をしていたカミさんにも「どうした?」と驚かれ、迷惑をかけてしまいました。 本書は、「死」についてと、「正義とは何か」と「悪とは何か」についてをテーマにした小説です。こんなテーマで小説を書きなさいと言われても、本書のような作品には到底及ばない自信があります。私の想像を大きく超えた物語を突きつけられました。 本書で展開される出来事は、冷静に考えると荒唐無稽と言えるほどあり得ないようなものですが、本当にそんな出来事が起こりそうな現実感を与えているのは著者の力量のなせる技だと思います。 登場人物たちを好きにならずにいられない、会話や、仕草が描写され、感情移入してしまいます。そんな信頼関係を読者と作っておきながら、ラストに至る展開はもう、心かき乱されます。傷に塩、鞭の連打、全身が痛風の発作、のような衝撃を受けて放心状態になってしまうということです。 なるべく、ネタバレにならないように本書の魅力を語ったつもりですが、訳がわからないですよね。 平山夢明さんの作品と同様、取扱注意の作品です。 そして、忘れられない作品にもなりましたし、大好きな作品にもなりました。

Posted byブクログ

2023/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

正統派検察ドラマかと思われたⅠのスタートから一転、 「自殺法」という架空の法律をもとにした思考実験のようなストーリーに 選挙のやり方なども面白く、死の是非や政治とは何かを問いながら進む展開は面白く、また読みやすくて良い 本筋であるサスペンスも超能力モノと割り切ればこちらも面白く、Ⅱまできても敵側の得体が知れない不気味さが残っているのが魅力的です ただ公開討論のシーンは老獪に描かれていた政治家先生たちがあっけなさすぎて物足りず 次巻は善悪とは何か?を問うストーリーになるのかな?

Posted byブクログ

2022/11/12

マジョリティの価値観に対する反証実験を物語で行っているように感じた つまり、重要なのは筋でなく語られている内容 エンターテイメント性を持たせながら上手に語っていたと感じた

Posted byブクログ

2022/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ここまで完膚なきまでに味方を失ってこれからどうやって解決?へ進むのか。悪について考えた結果正崎さんはどこにたどり着くのか、次を読むのが怖いです。 好きな人物がことごとく死んでしまったのでもう正崎さんくらい呆然です。正崎さんは死なないでほしい。そして出来れば考えを変えないでほしいです。

Posted byブクログ

2022/01/16

たとえいつか答えにたどり着いたとしても、そこで考えるのをやめないことだ。正義とはなにかを掴んだと思った後も、正義とは何かを、ずっと、永遠に問い続けることだ。 しんどい・・・アニメもほんましんどかったけど、文章でもほんまにきつい。陽麻、アニメオリジナルで原作にはでてこんことを祈っ...

たとえいつか答えにたどり着いたとしても、そこで考えるのをやめないことだ。正義とはなにかを掴んだと思った後も、正義とは何かを、ずっと、永遠に問い続けることだ。 しんどい・・・アニメもほんましんどかったけど、文章でもほんまにきつい。陽麻、アニメオリジナルで原作にはでてこんことを祈ったけど、ほんなんけにはいかんかったか・・・きつい

Posted byブクログ