自閉症の僕が跳びはねる理由(1) の商品レビュー
スペクトラムなので、ASDの方全員がそうではないと思うけれど、心の内に触れられた気がした。 人は、外言語が全てではないということを改めて感じた。
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この本を読んだきっかけは、同じ職場の同僚に勧められて読みました。 自閉症の子供達と関わる仕事をしており、なんでこういう行動をするのだろう?そんな疑問をいつも思っていました。この本はただの一例ではありますが、とても勉強になります。 必ずしもそうではないとは思うけど、ああ言った行動は...
この本を読んだきっかけは、同じ職場の同僚に勧められて読みました。 自閉症の子供達と関わる仕事をしており、なんでこういう行動をするのだろう?そんな疑問をいつも思っていました。この本はただの一例ではありますが、とても勉強になります。 必ずしもそうではないとは思うけど、ああ言った行動はこういう考えがあってあるんだ。と、勉強になりました。 最後の短編小説「そばにいるから」は、自閉症であるが故に伝えられない気持ちをとても上手く表現している小説であり、とても分かりやすいです。
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自閉症の方の気持ちを垣間見れた気がした。 自閉症の方が、モヤモヤと感じているであろう事を、一所懸命表現されていた。 自分が分からない世界を垣間見れた良い作品。
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本の成り立ち等で賛否両論あるようだが、ご本人や取り巻く環境を通して参考になるものがあるかと思い手に取った。 記憶が時系列のような軸ではなく点として存在している感覚、奇妙に見えてもせざるを得ない繰り返しの意味、自分のせいで誰かが困っているのは辛いという気持ち、挨拶が上手くできない理...
本の成り立ち等で賛否両論あるようだが、ご本人や取り巻く環境を通して参考になるものがあるかと思い手に取った。 記憶が時系列のような軸ではなく点として存在している感覚、奇妙に見えてもせざるを得ない繰り返しの意味、自分のせいで誰かが困っているのは辛いという気持ち、挨拶が上手くできない理由。 とても分かりやすく説明されており、読む価値があった。
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良本です。 私たちの知らない世界があります。 自閉症の子は困った子じゃないんです。 困ってる子なんです。 以前テレビ番組で、自閉症の子をカットしてる床屋さんの社長さんが仰ってました。 まさにです。 自閉症の知的重度息子が居ます。 興味本位で手にとりましたが、言葉を発せない彼...
良本です。 私たちの知らない世界があります。 自閉症の子は困った子じゃないんです。 困ってる子なんです。 以前テレビ番組で、自閉症の子をカットしてる床屋さんの社長さんが仰ってました。 まさにです。 自閉症の知的重度息子が居ます。 興味本位で手にとりましたが、言葉を発せない彼らの見てる世界が言語化されてます。思い当たるところも多々あり。 ご家族に自閉症の方がいらっしゃったら手に取るべき一冊かと。
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自閉症者の意見や見解を聞けたような気がする一冊。 繰り返す、大泣きする 飛び跳ねる、飛び出す 当事者の意見がとてもささった。
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愛する人たちへの想い,自然に対する畏敬の念。自閉スペクトラム(ASD)の中でも,重度の自閉症(おそらくは古典的自閉症)である当人の手が文字盤の支えとともに紡いでくれた「言葉」の数々は,定型発達者(自分が本当にそうなのかはわからないけど,そうであると思われる)の中では,日頃からAS...
愛する人たちへの想い,自然に対する畏敬の念。自閉スペクトラム(ASD)の中でも,重度の自閉症(おそらくは古典的自閉症)である当人の手が文字盤の支えとともに紡いでくれた「言葉」の数々は,定型発達者(自分が本当にそうなのかはわからないけど,そうであると思われる)の中では,日頃からASDに対する関心が平均よりはだいぶ高めな方であると思われる自分でさえも,想像だにしていないものが数多く含まれていて,驚きと狼狽による衝撃を心に及ぼしてくれた。 執筆当時13歳であった著者により紡がれた,瑞々しく素直で,ひたすらに真っ直ぐ突き進んでいこうとするような言葉は,ただただ,同じ人間としての共感と優しさに満ちたものだったと思う。 著者は法則性のあるものや,他にも比較的平易で読むのに苦労しないし,想像力を掻き立ててくれる絵本のようなものが好きだという。 私はどちらかというと記号的で秩序立てられた数列や,答えが決まっている数学よりも,人によって考え方が違っていたり,簡単には答えを出すことができないような,哲学や人の心に興味がある。 そのどちらもが素晴らしいし,否定されるようなものではないということは,誰であっても理解できるはずのことだ。 私もそんな小難しいことばかり知ろうとして何の意味があるのかとか,私はただ面白くいたい,楽しみたいだけで,そんな難しいことをしようと思わない,興味が持てないと言われたら,悲しい気持ちになるし,心が傷付く。 自閉スペクトラムの人たちもきっと同じで,1人が好きなんだとか,いつも決まったお気に入りのものや絵本が好きなのねと,勝手に気持ちを決めつけられては傷付いているのではないかと思う。 成長したい勉強もしたいと繰り返し何度も述べている著者の想いに,私も頭はそんなに良くないんだけど,ただ知りたいし,やりたいし,勉強したくて成長もしたいから,難解な分野に手を伸ばすんだよなーという,共感と気付きをいただけたような気がした。 私たち(定型発達者)も,身近に居てくれる"愛する人たち"が困っていたら哀しいし,自分ではどうすることもできない感情の波や突発的な出来事に遭遇した際には,心が激しく動揺する。 怒りもする。 前に図書館で立ち読みした違う本に,「怒っている人は困っている人だ」と書いてあったのを見て,長年生きてきたくせに,ようやく,「そうだ,それが知りたかったんだ!」と腑に落ちた経験をした。 本作を読んでいて,何度も繰り返される,「側にいて助けてくれたら嬉しいです」「手伝いを必要としているのです」という言葉に,そのフレーズを思い出した。 ※我々の怒りの感情と自閉症の人のその全てとを同一視しようとして考えていたわけではない。念の為。 ただ,私だって,私たち(いわゆる定型発達者)だって,困ったら誰かに尋ねたり,助けを求めたくなることはよくある。 本作の中で著者が述べているように,人間として生まれたからには,みんなと一緒に過ごしていきたいし,他者とともに過ごしていかなければ生きてはいけないのが,人間の本質なのだから,定型発達,非定型の"括り"に拘らず,私たちはみなが違いを認めあい,尊重して,共に寄りかかりあいながらこれからも生きていくのだ。
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とても衝撃を受けた。 名前は知っているけれど、どういう障害かいまいちピンと来なかった自閉症。 「話せない」ことの苦しさがまっすぐ伝わってきて辛いけれど、人間はとても美しくて素晴らしい生き物なんだって実感できました。
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本当の優しさというのは、相手の自尊心を傷つけないことだと思うのです。 自分が辛いのは我慢できます。しかし、自分がいることで周りを不幸にしていることには、僕たちは耐えられないのです。 障害のある無しにかかわらず人は努力しなければいけないし、努力の結果幸せになれることが分かった...
本当の優しさというのは、相手の自尊心を傷つけないことだと思うのです。 自分が辛いのは我慢できます。しかし、自分がいることで周りを不幸にしていることには、僕たちは耐えられないのです。 障害のある無しにかかわらず人は努力しなければいけないし、努力の結果幸せになれることが分かったからです。 自分を好きになれるなら、普通でも自閉症でもどちらでもいいのです。 (上記 抜粋) 突き刺さりました。
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友人に勧められて読みました。言葉に表せないほどの気づきと衝撃がありました。今も根強く残る偏見と思い込みが少しずつ減っていくことを望んでおります。
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