自閉症の僕が跳びはねる理由(1) の商品レビュー
本当の優しさというのは、相手の自尊心を傷つけないことだと思うのです。 自分が辛いのは我慢できます。しかし、自分がいることで周りを不幸にしていることには、僕たちは耐えられないのです。 障害のある無しにかかわらず人は努力しなければいけないし、努力の結果幸せになれることが分かった...
本当の優しさというのは、相手の自尊心を傷つけないことだと思うのです。 自分が辛いのは我慢できます。しかし、自分がいることで周りを不幸にしていることには、僕たちは耐えられないのです。 障害のある無しにかかわらず人は努力しなければいけないし、努力の結果幸せになれることが分かったからです。 自分を好きになれるなら、普通でも自閉症でもどちらでもいいのです。 (上記 抜粋) 突き刺さりました。
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友人に勧められて読みました。言葉に表せないほどの気づきと衝撃がありました。今も根強く残る偏見と思い込みが少しずつ減っていくことを望んでおります。
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保育士をしていて、自閉症のことは学生の時に学んだし、現場で働いている時も関わる機会が多かったので普通の人よりも知っているつもりだったが、新たな発見だらけだった。本当はどう思っているのか、どう接してほしいのか心の中で考えていることを知ることができてよかった。
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新卒で自閉症の施設に就職しましたが、なかなか心の中がわからなくてはてなはてなの毎日だった様に思います。みんながみんな、作者の様な心の中ではなく、ほんの一例なのだとは思いますが 私が思ってるよりも日常に困惑していたんだなと思いました。そして、他者への思いやりも持っているということに...
新卒で自閉症の施設に就職しましたが、なかなか心の中がわからなくてはてなはてなの毎日だった様に思います。みんながみんな、作者の様な心の中ではなく、ほんの一例なのだとは思いますが 私が思ってるよりも日常に困惑していたんだなと思いました。そして、他者への思いやりも持っているということに驚きを感じました。 私が働いていた時代は、人それぞれのレベルに合わせた視覚的な構造化で自閉症の方の日常をわかりやすくしていました。しかし逆に変更があった際に困惑してしまうとの事で当たり前と思ってしていた事はそうではない場合も、多々あったのだな、と思いました。大人になってからの著書も読んでみたいです。
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本当の優しさは、相手の自尊心を傷つけないこと、とあって、なるほどなぁと納得した。ただ単に柔らかく接するのが良いわけじゃないことにはっとした。 自閉症の人と実際に関わったことはなくて、なんとなくのイメージや特徴は聞いたことがあったけれど、初めてしっかりと知ることができた。人と話した...
本当の優しさは、相手の自尊心を傷つけないこと、とあって、なるほどなぁと納得した。ただ単に柔らかく接するのが良いわけじゃないことにはっとした。 自閉症の人と実際に関わったことはなくて、なんとなくのイメージや特徴は聞いたことがあったけれど、初めてしっかりと知ることができた。人と話したい、伝いたい、こうしたい、と内には様々な感情があるのに、言葉を出そうとすると消えてしまう、言葉が伝えられないことが印象的だった。話したいのに話せないこと、話そうとしても逆のことを話してしまうことは寂しいだろうなと思った。
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新人保健師です。衝撃的でした。 私たちと同じような思いがあるのに、それをアウトプットできない。自分の意思とは関係なく身体が動いてしまう。その度に嫌悪感を抱き、自分がどうなってしまうのかという不安を常に持ちながら生きていることを知りました。少しでも、1人でも多く、彼らと心を通いあわ...
新人保健師です。衝撃的でした。 私たちと同じような思いがあるのに、それをアウトプットできない。自分の意思とは関係なく身体が動いてしまう。その度に嫌悪感を抱き、自分がどうなってしまうのかという不安を常に持ちながら生きていることを知りました。少しでも、1人でも多く、彼らと心を通いあわせるために寄り添い続けることが大事だと思いました。
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私は自閉症の事を全く知らなかったのだなと改めて感じました。症状に違いはあると思いますが、感じる事や思う事、私たちと同じで、それを伝える方法が不器用なだけだと感じました。自閉症の方がこのように考えている事に正直驚きました。私は自閉症という症状に対し本当に無知でした。本人も自分の思っ...
私は自閉症の事を全く知らなかったのだなと改めて感じました。症状に違いはあると思いますが、感じる事や思う事、私たちと同じで、それを伝える方法が不器用なだけだと感じました。自閉症の方がこのように考えている事に正直驚きました。私は自閉症という症状に対し本当に無知でした。本人も自分の思っている事と体が違い苦しんでいるという事を知れた事が大きな収穫でした。東田さんの本をもっと読んで、自閉症という症状を知って生きたいと思いました。
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自閉症の本人がその行動の理由を説明している画期的な本。 平易な言葉遣いで、淡々と、症状や、人々の反応に対する想いが書かれていて、じんわり心に響く。 最後のデイヴィッド・ミッチェル氏(自閉症のお子さんをもつ作家)の解説もまた良い。 学生の頃、研究室に自閉症と思われる同級生がいて(...
自閉症の本人がその行動の理由を説明している画期的な本。 平易な言葉遣いで、淡々と、症状や、人々の反応に対する想いが書かれていて、じんわり心に響く。 最後のデイヴィッド・ミッチェル氏(自閉症のお子さんをもつ作家)の解説もまた良い。 学生の頃、研究室に自閉症と思われる同級生がいて(比較的症状は軽い様子だったけれど)どのように接したら良いかわからないことがあったので、あの頃、読みたかったと思う。 著者は会話ができないという。 本書の中で、人の質問に答えたくても、適切な言葉が見つからなかったり、言おうとしたことをすぐに忘れてしまったり、自分の本当の思いとは違う言葉が出てしまうのだと説明されている。 そういう症状がありながらも、著者は、パソコンと文字盤ポインティングで人とコミュニケーションをとることが可能であるそうだ。 本書の感想からは逸れるけれど、そのコミュニケーション方法を、どうやって身につけられたのかが気になる。
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言葉だけがコミュニケーションではない。 私は人より発達障害、自閉症について詳しく知っていると思っていた。 生きづらさを感じた時に、色々調べて勉強したし 学生時代、特別支援学校にボランティアに行ったり学級の子と触れ合ってきたから。 だけどもっと深い話だった。 今作は筆者が13歳...
言葉だけがコミュニケーションではない。 私は人より発達障害、自閉症について詳しく知っていると思っていた。 生きづらさを感じた時に、色々調べて勉強したし 学生時代、特別支援学校にボランティアに行ったり学級の子と触れ合ってきたから。 だけどもっと深い話だった。 今作は筆者が13歳の時に執筆したのだという。 言葉として表現が難しいけれど、文章としてここまで表現が出来ることに愚かながら驚いたし 発言や行動の裏でどのように考えているのか、知らなかったし分からなかった。 理解してるつもりだった自分の愚かさにも呆れた。 外で大声を出す人や変わった行動をする人を理解出来ない人、正直めちゃくちゃいると思う。 偏見の眼差しで見てる人や言葉に出している人、いるよね。 そういう人にこそ読んで欲しい。 本の中に、 自閉症とはきっと文明の支配を受けずに、自然のまま生まれてきた人達なのだと思うのです。 まるで太古の昔からタイムスリップしてきたような人間なのです。 僕たちが存在するおかげで世の中の人たちが、この地球にとって大切な何かを思い出してくれたら、僕達はなんとなく嬉しいのです。(P.138) とあるんだけど彼らがいるからこそ、文明開化で失ったものに気付く… こんな言葉思いつかないし、ハッとした。 健常者は彼らを"障害者"として接したりしてしまう事が多いと思うけれど 実は手段がないだけで健常者と何も変わらないのかもしれない。 相手は一人の人として、接して欲しいのかもしれない。 1度この本は目を通して欲しい。 少しだけ、本当に少しだけだけど自閉症の世界が一瞬見えるから。 これから、関わり方や見え方が変わるそんな1冊。
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ドキュメンタリー映画の紹介で知った本。 自閉症の東田直樹さんが13歳の時に書いた本 13歳!?すごい! 表現がものすごくわかりやすくて 胸にすっと落ちてくる。 毎回、知らない言語で会話している感じとか 同じことを繰り替えす音が気持ちいいいと 飛び跳ねるのは空に飛び立ちたいとか…...
ドキュメンタリー映画の紹介で知った本。 自閉症の東田直樹さんが13歳の時に書いた本 13歳!?すごい! 表現がものすごくわかりやすくて 胸にすっと落ちてくる。 毎回、知らない言語で会話している感じとか 同じことを繰り替えす音が気持ちいいいと 飛び跳ねるのは空に飛び立ちたいとか… そしてページをめくるたびに”自閉症”という名前は知っていてもその中身を全く知らなかったかったということを知る。 言葉だけがコミュニケーションではない。 言葉に頼りすぎている私にとって なんだか本当にハッとさせられた。
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