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小説 君の名は。 の商品レビュー

3.9

390件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2016/09/03

映画版がとても素敵だったので、小説版も購入し読んでみました。恋愛なんて始めてみればもっと複雑で面倒なものなんだろうけれど、新海誠はそれを子供のころに読んだ童話のように透明で純粋で綺麗なものであったことを思い出させてくれる。気難しく考えなくともそのことが伝わるからこそ多くの人が惹か...

映画版がとても素敵だったので、小説版も購入し読んでみました。恋愛なんて始めてみればもっと複雑で面倒なものなんだろうけれど、新海誠はそれを子供のころに読んだ童話のように透明で純粋で綺麗なものであったことを思い出させてくれる。気難しく考えなくともそのことが伝わるからこそ多くの人が惹かれ、劇場に足を運ぶんじゃないかと思いましたまる

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2016/09/02

人は、大切なものを忘れていく。 だが、それに抗おうとすることで、生を獲得していく。 川村元気のこの一節は、原作読まずしてなんのことやらさっぱり、と思うかもしれない。 だけど、はっと気づくんだ。 この本を読み終わった時の感情は、まさにこれで。 だから言える。 素晴らしいと。

Posted byブクログ

2016/09/12

なにかとても大切なことを覚えていなければいけないはずなのに、そのことは分かるのに、それがなんなのかが分からない・・・渇望感、せつなさ、苦しさ。背景にずっと流れるその感情と、きらきらした青春の描写が絡まり合う感じ。 瀧と三葉の時間がずれていることが判明したあとの流れがすこし分かりに...

なにかとても大切なことを覚えていなければいけないはずなのに、そのことは分かるのに、それがなんなのかが分からない・・・渇望感、せつなさ、苦しさ。背景にずっと流れるその感情と、きらきらした青春の描写が絡まり合う感じ。 瀧と三葉の時間がずれていることが判明したあとの流れがすこし分かりにくかった。 不確実なものを追いかけていく瀧くんの懸命な様子に胸が熱くなる。走り続ける少年少女、その疾走感が息苦しくて眩しい。 内容のメッセージはあまり感じられず、さまざまな読後感が駆け抜けていくようなお話。

Posted byブクログ

2016/09/01

ある日、見知らぬ人が自分だけを見て、 自分だけに名前を告げたら。 驚くだろうか、気味が悪いと思うだろうか。 もしも、意味のあることだと気づいたら。 やっぱり、知りたいと思うだろう。何故?と。 魂の奥底の記憶は定かでも確かでもないけれど、 間違いなく呼び起こされる。 強くで優...

ある日、見知らぬ人が自分だけを見て、 自分だけに名前を告げたら。 驚くだろうか、気味が悪いと思うだろうか。 もしも、意味のあることだと気づいたら。 やっぱり、知りたいと思うだろう。何故?と。 魂の奥底の記憶は定かでも確かでもないけれど、 間違いなく呼び起こされる。 強くで優しい結びは時を越えて今になる。 黄昏、たそかれ・・あなたは誰?

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2016/09/01

■まだ会ったことのない君を、探している。 山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わ...

■まだ会ったことのない君を、探している。 山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくが――。出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。長編アニメーション『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。

Posted byブクログ

2016/09/01

ときどきある「二人の体が入れ替わってさあ大変…」 みたいなノリはちょこっとで、だんだんシリアスな展開になっていくんですねえ 最後はもう純愛って感じでよかったです。 映像もたいそうきれいだと評判なので、映画も見に行こうかなと思います。

Posted byブクログ

2016/09/19

先に映画観賞。“確認”のため小説も読んでみた。時空を行き交う主人公2人の“位置関係”はよく分かったが、細部の疑問解消には至らず。あくまで映像化前提のストーリーなので映画だけでも十分です。

Posted byブクログ

2016/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『転校生』であったり 『クロノスジョウンターの伝説』であったり 『未来(あした)の思い出』であったり 『秒速5センチメートル』であったり 色々思い出される作品はあるけれども、 距離だけではない、どうしようもないすれ違い、 記憶という制限と変えることのできない時間を、 徐々に育んでいく、お互いを思う強い気持ち、 二人が交差した奇跡と縁(運命)の力にひかれて、 ラストまで一気に読み進める(持っていかれる)。 胸の疼きはどちらも同じだろうけど、 『秒速5センチメートル』が感傷的で 甘くない青春・成長、喪失・再生の リアルなゴールテープを切る物語であるとしたら、 本作品は、もどかしい青春、心を刺す絶対の喪失は 用意されているけど、突き動かす若き行動力、 ファンタジーの世界の希望を加え、 これからのスタートラインを迎える希望がある。

Posted byブクログ

2016/08/29

映画も気になっていたが、こちらを先に読んだのは失敗だったかも。 これは映像でこそ映える作品だと思う。 ストーリーは「ほしのこえ」を思わせる。 入れ替わりネタとのことで、ギャグ調で押すのかと思ったら、なかなかにシリアスな展開になっていったので、そこがまた新海さんらしいものになって...

映画も気になっていたが、こちらを先に読んだのは失敗だったかも。 これは映像でこそ映える作品だと思う。 ストーリーは「ほしのこえ」を思わせる。 入れ替わりネタとのことで、ギャグ調で押すのかと思ったら、なかなかにシリアスな展開になっていったので、そこがまた新海さんらしいものになっていた。 ファンタジーな話なので、細かいところは「そういうもんだ」と思って流せるが、どなたかも書かれていた通り、三葉のお父さんの説得シーンがないのが残念だった。 映画はその点ちゃんと描いているのかな? それと、三葉と瀧が惹かれあった場面とか理由とか、その辺もっとエピソードなりなんなり欲しかった。 やはりこれも映像で補完できるのだろうなぁ。

Posted byブクログ

2016/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

男女入れ替わりのコメディは今時さして珍しくなく、「まぁよくある設定だけど、まぁまぁ面白いかな」くらいの気で読んでいました。途中、三葉と周りの人たちが“全滅”するまでは! それ以降は怒濤の一気読み。 どうするの?どうなるの?の連続で、ページめくりを止められず。 結果としては映画「バタフライエフェクト」を思わせる、悪い結末じゃないけど、どこか切ない印象でしたが…がぜん映画の方が気になってきたので、そちらで想像の空白部分を補いたいと思います。

Posted byブクログ